【戦犯NVDY】エヌビディア爆益決算が招いた皮肉、配当155円届けながら週間最下位に沈んだ、含み損-6.23%の戦場実況 2026年5月23日

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深夜0時を回った。船橋の自室、5月の夜風が窓から忍び込んでくる。4本目のストロングゼロをゆっくり開けながら、スマートフォンでNVIDIAの決算発表を確認していた。売上高816億ドル、前年比85%増。ジェンセン・ファンCEOが「エージェンティックAI時代の到来」を宣言する動画を眺めながら、思わず苦笑いした。

「これだけ良くて、なぜNVDYは沈む」。

証券アナリスト(CMA)として、答えは知っている。「材料出尽くし」という市場のルール。好決算が既に株価に織り込まれていれば、発表後に売りが出る。カバードコールETFとしては上昇余地が元来制限されている。理屈では完全に理解している。しかし、感情が追いつかない夜というものがある。

今週のNVDYは配当155円を届けながら、週間騰落率で全16銘柄中最下位に沈んだ。エヌビディアが爆益を叩き出した週の「戦犯」が、エヌビディア連動型ETFだというのは、本当に業が深い。

含み損は-6.23%。それでもトータルリターンは+2.30%。この矛盾した数字が、カバードコールETFという「人体実験」の本質を、また一週間かけて証明してくれた。

目次

今週の魂の叫び

  1. NVIDIA爆益決算→材料出尽くし→NVDYが戦犯!好決算を出した週に連動ETFが週間最下位とは、カバードコールの業の深さをまた一つ学んだ!
  2. 563Aが+7.29%で高水準維持!円建てNASDAQ100の新型兵器が確かな実力を示した!
  3. 含み損が先週-6.62%→今週-6.23%へ改善!トータルリターンも+1.92%→+2.30%へ!配当の蓄積が確実にポートフォリオを支え続けている!

嵐の一週間:5月19日〜23日の相場環境

今週は、AI革命の「深化」を告げる歴史的な出来事が相次いだ一週間でした。

最大のトピックはNVIDIA(NVDA)の決算(5月20日)です。売上高816億ドル、前年比85%増という「爆発的な数字」を叩き出しました。ジェンセン・ファンCEOは次世代アーキテクチャ「Vera Rubin」の詳細と、AIが「指示を待つツール」から「自律的に動くエージェント」へ進化する「エージェンティックAI時代の到来」を宣言しました。

しかし市場は神経質な動きを見せ、好決算にもかかわらず「材料出尽くし」として発表直後に株価が一時下落。この動きがNVDY(YieldMax NVDA Option Income Strategy ETF)の週間最下位を招いた直接の要因とみられます。

金融政策面では大きな転換点がありました。ケビン・ウォルシュ氏が5月22日にFRB議長に正式就任しました。同週に公開された4月FOMC議事要旨には「必要であれば再利上げも辞さない」という極めてタカ派的な発言が確認され、市場での年内利下げ期待はほぼ完全に消滅しました。

米10年債利回りが一時4.67%付近まで上昇したことで、長期国債系のTLTX・453Aにとっては引き続き厳しい環境が続いています。

明るいニュースも届きました。日経平均が63,339円と史上最高値を更新(週間+3.14%)。ソフトバンクグループがOpenAIのIPO機密申請報道を受けて2日間で30%超急騰し、日本市場全体を牽引しました。この日本株の強さが、東証上場の円建てNASDAQ100 ETFである563Aのパフォーマンス改善(+2.04pp)に寄与したとみられます。

主要指数はS&P500が+0.88%(8週連続続伸)、NASDAQ総合が+0.45%と小幅プラス。ハイテク決算への期待が地合いを支えた一方、金利高が上値を抑えた週でした。為替はドル円が158.74〜159.35円のレンジで推移し、今週の適用レートは159.154円です。

配当着弾記録:6発の補給物資

着弾日ティッカー受取額(ドル)受取額(円)魂の叫び
2026/05/15ULTY0.88ドル139円究極の利回りが先陣を切った!元本溶解が続く中でも、配当だけは届け続ける執念の補給物資!
2026/05/18NVDY0.98ドル155円エヌビディア爆益の週に、しっかり155円を届ける義理堅さよ!戦犯の汚名も配当は返上できぬ!
2026/05/19NVYY0.94ドル149円-27%超の奈落に沈みながら、それでも補給物資は届く!週次着弾の執念が、今週も炸裂した!
2026/05/19TQQY0.67ドル106円3倍レバレッジの死神が今週も穏やかに106円を届ける!深紅の損益率も、配当だけは外さない!
2026/05/19YSPY0.64ドル101円S&P500週次配当の職人、今週も確実に着弾!偽りの安全と言われようと、配当の着実さは本物だ!
2026/05/21TLTX1.08ドル171円今週最高額171円!金利の嵐の中で、長期国債の守護者が最大火力を叩き込んだ!
合計5.19ドル821円

今週の着弾は6発、合計5.19ドル(821円)でした。先週(8.62ドル・1,347円・10発)と比較すると件数・金額ともに減少しましたが、これはETFごとの配当スケジュールのばらつきによるものです。

今週の最高額はTLTX(171円)。金利上昇という逆風の中でも、長期国債カバードコールETFが最大の補給物資を届けてくれたのは、少し皮肉でもあります。

NVDYは週間最下位の戦犯認定を受けながらも、155円という2番手の配当をしっかり届けました。悪者でも義理は果たす。カバードコールETFというのは、本当に気まぐれな戦友です。

銘柄別週間ランキング:戦場の明暗

順位ティッカー先週損益率今週損益率週間騰落率魂の叫び
1AIPI-9.54%-6.31%+3.23ppAI銘柄の反撃開始!エヌビディア決算の熱狂がセクター全体を押し上げた。今週最大の復活劇だ!
2DOGG+1.30%+3.70%+2.40ppダウの番犬が着実に加速!ディフェンシブの底力が光る。プラス圏を守りながら更なる高みへ!
3CEPI-3.21%-1.12%+2.09pp暗号資産の嵐を乗り越え、赤字圏脱出まであと一歩!混沌の覇者がここから這い上がる!
4563A+5.25%+7.29%+2.04pp円建てNASDAQ100の新型兵器が高水準を維持したまま前進!
5TQQY-15.80%-14.32%+1.48pp3倍レバレッジの猛獣がわずかに大人しくなった!NASDAQ小幅プラスの波を受け、深淵から僅かに浮上!
6FEPI-4.00%-2.75%+1.25ppFANGの牙が復活の兆し!ハイテク大手の決算ラッシュが背中を押した。赤字を確実に削り続けるぞ!
7JEPQ+6.30%+7.11%+0.81pp王者は揺るがない!NASDAQ連動の大将がまたも好位置!安定感こそが最強の武器だ!
82865-0.40%+0.40%+0.80pp遂にプラス圏浮上!100%カバーの守備番人が、静かにして最も喜ばしい転換を果たした!
9YSPY-16.34%-15.86%+0.48pp深い傷は癒えないが、確実に前進している!週次着弾の職人は、今週も息を止めて歩み続ける!
10TLTX-4.01%-3.58%+0.43pp金利の嵐の中、今週最高配当171円を届けながら小さく前進!国債の守護者の矜持は失わない!
11453A-1.72%-1.33%+0.39ppBlackRock謹製の国債使いが地道に前進!為替と米金利の二重圧力の中で、静かに赤字を削る!
12QQQI+3.87%+3.76%-0.11ppプラス圏を余裕で維持しながら、わずかな後退。嵐が去るのを静かに待つ大人の対応だ!
13ULTY-19.69%-20.35%-0.66pp元本溶解が続く吐血銘柄。しかし今週も配当139円を届けた執念だけは本物だ!
14IGLD-5.94%-6.84%-0.90pp先週に続き今週も後退。金価格の揉み合いが黄金の盾を蝕んでいる。反転の時を静かに待て!
15NVYY-25.96%-27.48%-1.52pp含み損の主犯がさらに深淵へ。-27%超の奈落に沈みながらも、週次配当149円を届け続ける執念!
16NVDY-2.05%-5.81%-3.76pp今週の戦犯!エヌビディア爆益決算でも「材料出尽くし」の洗礼。155円を届けながら最下位転落の皮肉よ!

今週最大のドラマはNVDYです。NVIDIAが前年比85%増という爆発的な決算を発表した週に、その連動型ETFが全16銘柄中最下位(-3.76pp)に沈むという逆説。

「好材料=売りのシグナル」という市場の残酷なルールが、カバードコールETFを直撃した格好です。一方、上位にはAIPI(+3.23pp)・DOGG(+2.40pp)・CEPI(+2.09pp)と異なるカテゴリの銘柄が並びました。

特にAIPIは、NVDA決算によるAIセクター全体への波及効果を最も受けた一銘柄と言えます。また2865が遂にプラス圏(+0.40%)へ浮上したことは、地味ながら今週の明るいニュースのひとつです。100%カバー型の守備番人が、静かに浮上しました。

決算報告:人体実験第5月4週の現況

項目金額(ドル)金額(円)
投資元本1,732.53ドル275,739円
株式時価総額合計1,624.51ドル258,547円
株式評価損益合計-108.02ドル-17,192円
株式評価損益率-6.23%
累計配当金総額159.06ドル25,315円
トータルリターン+51.04ドル+8,123円
トータルリターン率+2.95%

(為替レート:1ドル=159.154円)

先週(評価損益-6.62%・トータルリターン+1.92%)からの変化を確認すると、評価損益率が0.39ポイント改善し、トータルリターン率も0.38ポイント改善しました。

S&P500・NASDAQが小幅プラスだった週の恩恵を受け、時価総額が若干回復した形です。累計配当金159.06ドルの蓄積が、引き続きトータルリターンをプラス圏に押し上げています。

今週到着した6発821円の補給物資については、次週以降のレポートに累計へ反映される予定です。評価損と配当収入の組み合わせで、人体実験は今週もギリギリ水面上を維持しています。

CMAが読む:カバードコールETFと「好決算でも下がる」という逆説

証券アナリスト(CMA)の視点から、今週のNVDYの動きを構造的に整理しておきたいと思います。

なぜ好決算でETFが下がったのか。 NVIDIAの決算は確かに「爆益」でした。しかし投資の世界では、期待値が高すぎる場合、実際の数字がどれだけ良くても「材料出尽くし」として売りが出ます。

5月20日の決算前、市場はNVDAの好決算をかなりの程度「先取り」して株価を押し上げていました。発表後に失望売りが出るのは、期待値が高すぎた証拠でもあります。

カバードコールETFにとっての二重の構造。 NVDY(YieldMax NVDA Option Income Strategy ETF)はNVDA株に対してコールオプションを売る戦略を取っています。株価下落時はNAVが下がります。

さらに、カバードコールETFの構造上、決算後の急上昇局面では利益が制限されます(ストライクプライス以上の上昇はオプションで相殺されるため)。「下がっても下がり、上がっても頭を押さえられる」という局面では、特にパフォーマンスが厳しくなるのです。

それでもなぜ続けるのか。 答えは単純です。配当です。NVDYは今週も155円を着弾させました。カバードコールETFの設計思想は「上昇益の一部を犠牲にしてオプションプレミアムを受け取り、それを配当として還元する」ことです。株価が揺れても、プレミアム収入は積み上がり続けます。

累計147.95ドルの配当が、評価損-108.02ドルを大幅に上回り、トータルリターンをプラスに保っています。それが今週の数字の現実です。

一点だけ、今後の留意事項を申し上げます。ウォルシュ新FRB体制の下で金利が高止まり、あるいは再上昇した場合、長期国債系(TLTX・453A)の評価損がさらに拡大するリスクがあります。

タカ派の新議長という環境変化は、ポートフォリオ全体にとって、しばらく「向かい風」として意識し続ける必要があります。人体実験は、マクロ環境の変化をも身をもって体感する場所です。

聞いてください!!

エヌビディアが爆益を出した週に、エヌビディア連動ETFが全銘柄中最下位になる。

これを聞いて、「もう投資はやめた」と思った方もいるかもしれません。正直、私もストロングゼロ4本目に手が伸びました。しかし、「なぜこんなものに投資したのか」という後悔より先に、「これだからカバードコールETFは面白くて難しい」という感覚がある。人体実験とは、そういうものだと思っています。

でも、あなたに聞いてほしいのです。

今週、6発の配当が届きました。821円。先週の1,347円より少ない。しかし、この821円は、何もしなくても届いたのです。NVIDIAが爆益を出した夜も、NVDYが沈んだ朝も、配当は着弾し続けました。

これがカバードコールETFの本質です。株価という「見た目の数字」が上下しても、配当という「現金の流れ」は止まらない。CMAとして断言します。含み損と配当収入は本質的に別の話です。評価損益は現時点の紙の上の数字。受け取った配当は、実際にあなたの口座に届いた現金です。

累計配当金147.95ドル。投資元本1,732.53ドルに対して、すでに8.5%以上の現金を回収しています。含み損-6.23%より先に見るべき数字が、ここにあります。来週のNVDYの動向が、また楽しみになってきました。

人体実験は、まだ続く。

※本記事は情報提供を目的としたものです。特定の金融商品への投資を勧誘するものではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。

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★今回使用した証券会社:マネックス証券 「SBIでFEPIが買えない!」と嘆いている同志へ。 私が使っているのはここです。銘柄スカウターも使えるので、変態ETFを探す旅には必須の装備です。

マネックス証券

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この記事を書いた人

真毅のアバター 真毅 自由人

趣味はカメラ、ランニング、読書。職業はシステムエンジニア。昔はリサーチハウスで企業調査、産業分析を行っていました。目標は投資で稼いでゆっくり生きる。資格はFP2級、証券アナリスト。投資対象は日本株、米国ETF、金、暗号資産、不動産。金融資産と実物資産の両輪で資産形成。

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