12日公表の米連邦公開市場委員会(FOMC)参加者による政策金利見通し(ドットチャート)は、今年末の中央値が5.125%と前回3月時点(4.625%)から上昇しました。
年内の利下げは1回あたり0.25%なら1回の予想となります。
もっとも、最頻値は8人が投票した「2回の利下げ」となり、FOMC前に市場が織り込んでいた「1.5回程度」の利下げ予想の範囲内だったとの見方もできます。
実際はどうなるのでしょうか?
昨年の12月からのドットチャートを見ると、利下げ予想は上がってきています。
今のまま行くとインフレが収まらず、9月に更新される政策金利見通しでは1回も利下げされない予想になる可能性も出てきました。
2023年12月からのトッドチャートの推移
昨年の12月、今年の3月の利下げ予想では中央値が4.625%でしたが、6月の発表では5.125%と0.5%上昇しました。
確かに昨年の6月から今年の1月頃まではCPIもPECデフレーターも順調下がってましたが、1月以降は上昇してますからね~
インフレ圧力は強まっており、米利下げ開始が後ずれるのも否めないと感じます。
大統領選前にインフレを退治した!みたいなことを行って、政治的なポイントを稼ぐと思っていたのですが予想が外れました。
2024年6月に発表されたドットチャート
2024年3月に発表されたドットチャート
2023年12月に発表されたドットチャート
ドットチャートとは
米連邦公開市場委員会(FOMC)の参加者が、米国の政策金利の指標であるフェデラルファンド(FF)金利で適切と考える水準を、それぞれ点(ドット)で示して散布図にしたものです。
直近では6月12日に開かれました。
米連邦準備理事会(FRB)が年4回公表する政策・経済見通し(SEP)に含まれます。
Febウォッチ
市場はFOMCの利下げの平均が1回になったにも関わらず、3回を維持しています。
ただ、最頻値はFOMC参加者も2回の利下げなんですよね。
ワンチャン、2回の利下げがあるのかな?
今の経済情勢で2回の利下げがあったら、株価は大幅に上がりそうです。
FOMCのYoutube動画
情報ソース
https://www.federalreserve.gov/monetarypolicy/fomcprojtabl20240612.htm
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