ども♪FP&証券アナリストのまことです。
一目均衡表の勉強をしていきたいと思います。
一目均衡表の世界
一目均衡表は故一目山人翁が編み出した相場分析の手法ですが、他の分析手法と大きく違うことが一つあります。
それは読者が最も関心が深い事と思いますが、いつ目標値が達成されるか?
と言う時間論を中心として構成されているという事です。
波動論や値幅測定論は世に数多くありますが、時間を予測する相場分析手法は、僅かに米国にギャン理論があるのみで、他に例がありません。
その意味でも世界に有数の優れた分析手法であると言えるでしょう。
また、一目均衡表は時間論を主体としていますが、全体としては波動論、水準論の3本柱からなる、総合的、体系的な分析手法です。
それは精密な論理学、解析学であり、そのまま一つの相場哲学を構成しているともいえましょう。
しかし、故一目山人翁いわく均衡表の研究者は85年時点で1万人強、うち縦横に認識できるレベルに達した人は10名程度と言われています。
実際に均衡表の理論体系は極めて膨大で、基礎を習得するのにも、かなりの努力を習得するのにも、かなりの努力を要すると思われています。
基本となる一目均衡表のぐらいは、ただ見ているだけでは、陰陽ローソク足の他に数本の折れ線グラフが記入されただけの単なるチャートであり、それを生かすも殺すも読み手の認識力次第です。
極めて奥の深い世界と言えるでしょう。
では、全ての基本となる一目均衡表グラフとは一体どんなものであるのかを説明しましょう。
一目均衡表の作図方法
一目均衡表は引用ローソク足と、同時に記入された5本の折れ線グラフからなっています。
この5本の折れ線グラフは以下となります。
- 転換線
- 基準線
- 先行スパン1
- 先行スパン2
- 遅行スパン
下の図は2021年3月から2022年4月までの日経平均株価です。
青い線:転換線
当日を含む過去9日間の最高値と最安値の中間線を当日の転換値とする。
計算式
転換値=(9日間の最高値+9日間の最安値)÷2
赤い線:基準線
当日を含む過去26日間の最高値と最安値を当日の基準値とする。
計算式
基準値=(26日間の最高値+26日間の最安値)÷2
黄緑の線:先行スパン1
転換値と基準値の中間値を、当日を含む26日先の先行スパン1とする。
計算式
先行スパン1=(転換値+基準値)÷2
薄いピンクの線:先行スパン2
当日を含む過去52日間の最高値と最安値の中間値を、当日を含む26日先の先行スパン2とする。
計算式
先行スパン2=(52日間の最高値+52日間の最安値)÷2
緑の線:遅行スパン
当日の終値を、当日を含む26日前の遅行スパンとする。
※遅行スパン以外は基本的に全てザラバ値段を採用する。
ただし、株式指数は終値のみで作成しても有効。
ここで上記の日経平均株価を見てください。
先行スパン1と先行スパン2の間の部分が抵抗帯で、通称「帯」または「雲」と呼ばれています。
株価がこの抵抗帯を通貨するとき支持となったり、抵抗となったりして、株価の動きに影響を及ぼします。
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