ども♪FP&証券アナリストのまことです。
引き続き一目均衡表の研究を行おうと思います。
相場の主体は時間にあり、価格は結果として従ってくるものであるとする考え方がこの一目均衡表の骨子です。
また、相場の判断は、簡単明瞭をもって最良とすべしとも教えられています。
相場は、上げるか、下げるか、動かないかの三本道です。
また、 一度動き出せば、買いか売りかの二筋道、上げるか下げるかの二筋道しかないのですから、実は極めて簡単明瞭です。
この簡単なことが難しくなるのは、あまりにも多くのことを考えすぎるからです。
相場は、需給面で考えれば買い方と売り方の均衡が破れた方へと動くわけです。
現実の相場に対してその均衡関係をみていこうとするのが、一目均衡表です。
これまでに説明した基準線、 転換線、 先行線、先行スパン1、先行スパン2、遅行スパンは、各々の均衡関係を探っていくことにその目的があるわけです。
相場は、一度動き出せば大きく動きます。
それを把握しようとするには、理論は何よりも簡単明瞭でなければなりません。
複雑な操作を要するようなものであれば、相場の急変に間に合わないのです。
即座に判断できるようなものでなければなりません。
一目山人翁のいう株価の現在性を知るとは、現在の株価 (価格) それ自身が持っている力 (現在性) を知るということです。
これは、簡単にいえば、売り方と買い方のいずれが勝ち、または負けているかを知るということであり、実はこれを知りさえすれば、ほぼ十分であるとさえいえるのです。
一目均衡表の研究では、均衡表各線の解説に続いて、骨子となる時間論に6回ほど割いてご説明しますが、その前に皆さんの関心が高い波動論と水準論 (値幅測定論)について、簡単に触れておきます。
波動論
波動論として有名なのは、エリオットの波動原理ですが、均衡表の波動理論は極めて簡単明瞭で、次の5パターンで説明されます。
以下の図① ~ ③ を基本波動といい、最終的には上げも下げも3番目のN波動に集約されます。
Y波動は拡大波動、 P波動は縮小波動ともいわれますが、 図でもわかるように、 一般チャート理論ではY波動は上値が切り上がり、下値は切り下がって、上下の幅が次第に拡大していき、いずれは上下どちらかに放れます。
逆にP波動は上値は切り下がり、下値が切り上がって上下の振幅が次第に縮小し、ある水準に向かって収れんしていきます。
一般的に、 収れんした水準が波動の中心線より上なら上放れ、下なら下放れ、中心線上なら次に放れた方向へ換していきます。
いずれにしてもこのY波動、P波動は次の波動に移る前の中間波動であり、基本波動と違って、大勢 (10~15年) の波動としては、ほとんど生じません。
なお、五つの波動の名称はその形状をアルファベットの形になぞらえたものです。
25ページに日経平均の動きに現れたY波動 P波動の実際例を示しましたので、確認して下さい。
波動論に関しては、その15以降で再度詳しく解説いたします。
ここでは簡単な紹介にとどめておきます。
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