ども♪FP&証券アナリストのまことです。
今週の相場の感想
米国のS&P総合500種およびナスダック総合は7週連続安、ダウ工業株30種は8週連続安となりました。
ダウ工業株30種の8週連続安は世界大恐慌当時の1932年以来、90年ぶり。
株価の下落傾向が続いているのは、高水準のインフレ(物価上昇)を抑え込むため、米連邦準備制度理事会(FRB)が利上げなどの金融引き締めを積極的に進める姿勢を示していることが原因。
市場では、急速な金融引き締めが景気後退につながるとの見方も根強く、先行きへの不安から投資家が株を売る動きを強めています。
先週に引き続き日米金利差は縮小傾向。日本の金利は横ばいだが、米国の金利が下がったため。
暗号資産も金利上昇が向かい風となり、ビットコインなどは8週連続で下落。
ただ、ビットコインドミナンスは回復傾向。
アルトコインはまだ厳しい状態だが、短期的な底に近づいている感じがします。
金価格は暫くぶりの上昇。下落は3週連続で終わりました。
株式
米国の主要3指数は揃って下落し年初来安値を更新中。
ダウ平均の8週連続下落は歴史的水準で90年ぶり。
下げのスピードも過去最速級。
S&P500種株価指数は年初から96営業日目に当たる5月19日までに18%も下落しました。
年初からの96営業日の下落率としては1932年(33%)、40年(20%)に次ぐ大きさと新聞に書かれていました。
今年の米国市場はいいところがないです。
来週は久しぶりに上がって欲しいです。
日経平均株価は0.24%安の26、738円、ダウ平均株価は2.30%安の31、261ドル。
マザーズは0.24%高の657円、ナスダック100は4.45%安の11、831ドル。
ナスダック100は下落が激しいけど、マザーズは微増。
マザーズのバリュエーション見ると割安になってきてるから、これ以上下落したら、買いかな。
金利
日米金利差は縮小傾向。
10年債で比較すると、先週の2.679から2.543まで縮小しました。
為替
日米金利差の縮小に伴い、今週は珍しく円高傾向。
ドル円は1.14%安の127.898円。ユーロ円は0.35%高の134.934円
ただ、日米の金利差の縮小は一時的な可能性が高いと思ってます。
理由は米国の金利はまだまだ上がる可能性が高いから。
金利上昇を織り込んでいるのは2022年の年末ぐらいまでなので、年後半にさらに利上げが行われる論調になり、円安傾向は続くと想像します。
急激に円安が進んだのでしばらくは円高に振れると思われますが、中長期的な傾向は引き続き円安と考えています。
暗号資産
今週のビットコインは2.81%安の29,145ドル。イーサリアムは4.02%安の1,952ドル。
ビットコインが節目の3万ドルを先週割り込んでから暗号資産全体良くないね〜
先週から安値圏でのレンジ相場が続いています。
ビットコインドミナンスは上昇傾向であることを勘案するとアルトコインよりビットコインの方が下落は限定的かも。
そういえば、ビットコインがこんなに低迷して、法定通貨にしたエルサルバドルと中央アフリカの経済状態は大丈夫かな?
他国だけど心配です。
商品
金価格は1.94%高の1、846ドル。WTI価格は0.63%安の110.52ドル。
米国の金利が下がったこともあり、金価格は久方ぶりの上昇。
原油価格は中国で経済活動が正常化し原油需要が増えるとの見方から一時的に上昇しましたが買いが続かず週末にかけて下落しました。
原油の下落は個人的にはいい傾向。
車を運転している者としてガソリン代は下がって欲しい。
来週の展望 セル・イン・メイ
「セル・イン・メイ(株は5月に売れ)」という相場格言があります。
5月以降の半年間は株式から債券へのスイッチング(乗り換え)が効果的であることを示唆格言です。
金利低下が進んでも、株式市場が好感する動きは限定的ではないでしょうか。
私は毎月購入している投資信託以外買う予定はありません。
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