ども♪FP&証券アナリストのまことです。
今週の相場感
米国のS&P500およびナスダックは8週ぶりに上昇、ダウ平均は9週ぶりに上昇、いずれも2020年11月以来の大幅高となりました。
個人的にはダウ平均の観測史上初かもしれない9週連続下落を期待していたのですが残念です。
5/27に発表された4月の個人消費支出(PCE)物価指数が3月の前年同月比6.6%から6.3%に縮小されたことからインフレ加速への懸念が後退。
また、連邦準備制度理事会(FRB)が物価の目安とするコア指数は前年比で4.9%の上昇と2カ月連続で伸びが鈍化しました。
先週に引き続き日米金利差は縮小。日米の金利ともに下落したため日米の株価に追い風になりました。
暗号資産などは引き続き下落傾向。ビットコインは9週連続で下落しました。
今週は円高に暗号資産下落でダブルパンチですね。
金価格は2週連続の上昇。WTI価格も2週連続上昇しました。
株式
日経平均株価は0.95%安の26、781円、ダウ平均株価は5.12%高の33、212ドル。
マザーズは3.33%安の645円、ナスダック100は7.48%高の12,716ドル。
円安傾向のせいもあり、日本の株価は低調に推移しました。逆に米国市場はインフレ懸念が和らいだことにより大幅上昇。
前週までの日本株優位の状況でしたが、今週は逆転した形です。
来週注目の指標は31日に発表される米3月S&Pコアロジック・ケース・シラー住宅価格指数です。
ケースシラー住宅指数が軟化すれば、インフレのピークアウトへの意識から金融引き締め不安も後退し、株価には好材料です。
市場予想は前月比プラス1.9%に伸びが鈍化する予想なので、来週株価が上昇することを期待しましょう。
為替
日米金利差の縮小に伴い、先週に引き続きドル円は円高傾向。
ドル円は0.74%安の127.093円。ユーロ円は1.06%高の136.426円。
ただ
- 米FOMC議事要旨でも金融引き締めスタンスの継続を再確認
- 日銀による金融緩和スタンスの明確化
と日米金融政策の方向性の違い。
資源価格上昇に伴う日本の貿易赤字の拡大懸念など、円安ドル高を示すの材料が揃っており、円高は限定的だと考えています。
5、6月は円高でしたが7月以降は円安に戻るのではないかと想像しています。
ドル円相場の反発を連想させる材料が揃っています。
私は引き続き、円安ドル高をメインシナリオとして考えています。
金利
日米金利差は縮小傾向。
10年債で比較すると、先週の2.543から2.520と僅かに縮小しました。
引き続き、株価に追い風ですね。
ただ、為替のところで書きましたが、円安になる材料が多いため、金利の下落、日米金利差の縮小は限定的と考えています。
暗号資産
ビットコインは先週から下落し、29,000ドル近辺のレンジ相場となっています。
ただ、下落トレンドは続いており、チャート的にも市場心理的にも不透明感がぬぐえない状況です。
日米とも相場環境は楽観はできない状態が続いており、変動の大きい暗号資産に資金が戻ってくるのは、後回しになる可能性があります。
まずは伝統的金融資産の価格の安定をみてから暗号資産投資を再開したい、というのが投資家の本音ではないでしょうか。
現在、ビットコインは4.71%安の28,764ドル。イーサリアムは14.55%安の1,740ドルとなっています。
商品
金価格は反発。WTI価格は米エネルギー情報局(EIA)が25日発表した石油在庫統計で原油在庫が減少したほか、米国のドライブシーズンを前にした需給の引き締まりを意識した買いが優勢となっています。
金価格は0.36%高の1、853ドル。WTI価格は4.85%高の115.08ドルで終了しました。
来週の展望 リバウンド相場
3ヶ月近く下落後、今週は上昇しました。
みんな下落疲れしているので、今週も僅かですが上昇するのではないでしょうか。
景気が良いから上昇というわけではなく、下落が続き過ぎたことによるリバウンド相場ですね。
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