ども♪FP&証券アナリストのまことです。
今週の相場
FOMCで 0.75%の利上げを実施しました。
0.75%の利上げは1994年11月以来、27年7カ月ぶりの上げ幅であり、米国のインフレに歯止めがかからないため実施されました。
これでインフレが落ち着いてくれればいいのですが、まだまだ予断を許さない状況です。
ダウ平均、S&P500、NASDAQともに3週連続で下落しました。
S&P500が最高値から20%以上下落することは、米国の景気後退の前兆とされており、長期的に米国市場が停滞する可能性が出てきました。
また、パウエルFRB議長がリセッションを招く可能性を実質的に認めたため、投資家の注目は成長リスクの方に移っています。
日米金融政策の違いから中長期的には金利差が拡大すると思われますが今週は縮小。
金利差が縮小したため、ドル円、ユーロ円ともに横ばい。
暗号資産は大幅下落。
ビットコインの神話の一つに半減期前の高値を下回らないというのがありましたが今週あっさりと下回りました。
NASDAQも暗号資産も新興市場は死屍累々です。
金価格やWTI価格も景気減速の懸念から下落しました。
商品価格が引き続き下落するかどうかは不透明ですが、急速な金融引き締めの影響が及ぶ可能性があります。
株式
ダウ平均株価は2.89%安の29,888.79ドル、ナスダック100は4.86%安の11281.34ドル。
米国の景気後退懸念から大幅下落。株価の水準は新型コロナ前の水準に逆戻りつつあります。
金利と為替
週末の日米金利差は縮小。
10年債で比較すると、先週の2.940%から2.828%と縮小しました。
ただ、日本銀行は金融緩和を続ける方針であり10年債利回りは週初めに0.25%に戻ると考えます。
日本の10年債利回りが0.25%戻ると仮定すると、日米金利差は2.981%と先週よりも拡大しています。
暗号資産
暗号資産は大幅下落をしました。
5日前と比較し、ビットコインは15.91%安の18,433.10ドル。
ビットコインの神話の一つに半減期前の高値を下回らないというのがありましたが今週あっさりと下回りました。
ここまで下落すると、2020年末から2021年中盤までの上昇分を全て打ち消して、10,000ドルまで下落するかもしれませんね。
暗号資産は通貨の民主化&基軸通貨ドルに対しての反逆の旗印となり得ると思っているので長期的に見れば、上昇を期待しています。
ただ、暗号資産は生まれて10年ぐらいの若い資産分野で本格的な金利上昇局面を体験したことがありません。
NASDAQと相関が高いことを考えても、しばらく苦戦する可能性は高いですね。
今までは半減期で大幅な上昇が見込めていましたが、2024年はどうなるんでしょうか?
もしかしたらあまり期待しない方がいいかもしれません。
商品
金価格は1.67%安の1840.40ドル。WTI価格は7.59安の110.01ドル。
金価格は安定していますが、景気減速の懸念から遅れて下落する可能性があります。
来週の展望
思った以上に米国はインフレに悩んでるようですね。
大底は今年末から来年の初めごろと考えていますが、5年程度の長期低迷を想定しておく必要がでてきました。
今週買った銘柄
2,500円分のリップル。
ちょっと失敗した…
おすすめ本!
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