ども♪FP&証券アナリストのまことです。
先週の相場
FRBの積極的な利上げで米経済が景気後退に陥るとの警戒感が強いため、米株式相場の戻りが鈍い。
年初来の下落率は2割を超え、上期(1~6月)としては米国とソ連が激しく対立した「キューバ危機」があった1962年以来の大きさとなっています。
「経済の軟着陸は非常に難しい」とFRBのパウエル議長は22日の議会証言で、米景気の先行きについて厳しい見方を示しました。
景気を冷やしもふかしもしない中立金利を上回る水準に政策金利を引き上げる必要があるとし、景気を犠牲にしてでもインフレを抑える姿勢を改めて強調しました。
先週の上昇が弱き相場の一時的な上昇だったため、今週の米国市場は下落。
日米の金利差は縮小しました。ただ、米国の政策金利の上昇を織り込んでいるためか、ドル円、ユーロ円ともにほぼ横ばい。
ビットコインに代表される仮想通貨は相関が高い米国市場が下落したため、下落しました。
商品は先週に引き続き景気減速の懸念から下落しました。
ただ、WTI価格はリビアなどの供給減を背景に上昇しました。
株式
ダウ平均株価は0.94%安の31097.27ドル、ナスダック100は4.11%安の11583.80ドル。
週末にかけて下落幅は小さくなりましたが、インフレと景気後退の懸念から来週以降も下落基調は続くと思います。
為替と金利
日米金利差は景気後退懸念から米国の政策金利が思ったほど上昇しないのではないかと憶測が流れ縮小。
10年債で比較すると、先週の2.911%から2.672%と大幅に縮小しました。
ただ、ドル円、ユーロ円ともにほぼ横ばい。
ドル円は0.05%高の135.229円、ユーロ円は1.10%高の141.040円で終わりました。
岸田政権の株高政策への転換と黒田総裁の「円安は日本経済にプラス」という発言で、今後驚くほどの円安が起こると私は確信しています。
今年から来年の間に1998年8月に付けた147円66銭近くまで円安が進むと考えています。
仮想通貨
ビットコインは8.61%安の19354.54ドルと大幅安になりました。
ビットコインドミナンスは0.11%低下の43.41%になりました。
仮想通貨ファンドのスリーアローズが米破産法の申請など、仮想通貨には向かい風です。
また、NASDAQと相関が高いことを考えても、しばらくは米国市場に翻弄される相場が続きそうです。
商品
金価格は0.71%安の1827.31ドル。WTI価格は2.97%安の107.53ドル。
景気減速の懸念から商品は全体的に下落しています。
ただ、リビアなどの供給減を背景にWTI価格は上昇しました。
今週の展望
今週末に最大のイベントとなる米雇用統計が発表を控え、週末にかけて様子見姿勢が漂いそうだ。
また、米国の景気減速が意識されるような結果なら、株式市場は下落、米国債券の利回りは低下する可能性が高いと考えます。
先週買った銘柄
なし
来週も何もポジション調整はしないと思いますが、米雇用統計次第で再来週ドルを買うかも…
おすすめの本
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