ども♪投資が好きなFP&証券アナリストのまことです。
先週の相場と今週の展望をまとめたいと思います。
今週の展望
先週はダウ平均、S&P500、NASDAQともに大幅に下落。
これで3週連続の下落となりました。
ダウ平均に至っては2020年11月以来、約2年ぶりに2万9000ドルを割り込みました。
Twitterを見ていると、株が下がって安く買えて嬉しい。みたいなコメントを見ますが、正直私は嬉しくないです。
株価は上がってくれた方が嬉しいです。
ただ、まだまだ株価は上がりそうにありません。

悲しい。。。
30日の朝に発表された8月の米個人消費支出(PCE)物価指数でエネルギー・食品を除くコア指数が前月比0.6%上昇と7月(0.0%)から伸びが加速しました。
インフレが継続しているのため、週末にかけて株価は大幅に下落。
今週もインフレ継続の流れを受け株価の下落は続きそうです。
ターニングポイントになるとしたら金曜日に発表される米雇用統計だと思うので、今週は我慢の週になりそうです。
下げてばかりの株式相場に私の心は咽び泣く。。。
米連邦公開市場委員会(FOMC)の利上げ予想は以下のとおりです。
まだ、0.75%の予想が一番多いですが、0.5%の予想が先週と比べて13.7%も上がりました。
9月の利上げでインフレが収まりつつある?それとも楽観的なのか?
楽観的に利上げ予想が下がってるのなら、今週末の雇用統計か、来週の米消費者物価指数(CPI)の発表が市場予想以上なら株価は大幅下落しそうです。
予想通りや予想以下なら株価にとっては中立だと想像しています。




Fear&Greed Indexは先週の24から15まで下がりました。
20を下回ったのでそろそろ値ごろ感が出てきました。
今週末の雇用統計か来週の米消費者物価指数(CPI)の発表で下落したら買い向かうと思います。




今週は金曜日に雇用統計が発表されます。
非農業部門雇用者数は株価に大きな影響を与える指標なので注目ですね!


株式
ダウ平均は2.19%安の28,725.52ドル、S&P500は2.41%安の3585.61ドル、NASDAQ100は2.65%安の10,989.55ドルとなりました。
3指標とも年初来安値を更新しました。
今年の9月は大幅に下がりましたね。
9月の騰落率はダウ平均が8.84%安、S&P500が9.34%安、NASDAQ100が10.63%安で取引を終えました。
もうそろそろ、底だと思いたいです。






金利&為替
米2年債金利は1.69%高の4.283%、米10年債金利は3.85%高の3.833%になりました。
金利は逆イールドが徐々にフラット化してきました。
ターミナルレート(利上げの最終到達点)が見えてきたからなのかな。




ドル円は0.86%高の144.718円、ドルインデックスは0.72%安の112.173ドルになりました。
先々週に為替介入したレートに戻りつつあります。
145円超えたらまた為替介入するかもしれないので注意ですね。
最近、2022年と1998年を対比させた記事をよく見ます。
1998年はル ーブル切り下げや対外債務凍結などのロシアの通貨・経済危機、米系ヘッジファンドの最大手LTCMが破綻。
当時のアメリカも、ドル高政策を行なっていました。
そして、中南米の通貨不安の影響を受け、米国経済にも先行き不安が強まり、1ドル=147円を付けたドル高円安トレンドに変化が現れ、一気にドル安・円高が進んだ年になります。
2022年もロシアのウクライナの侵攻などにより、ロシアは通貨・経済危機に直面しています。米系ヘッジファイドの破綻はないものの、水面下で危機的ヘッジファンドはあるかもしれません。
世界的な金利上昇で、経済不安は高まってきています。
何かのきっかけで1998年同様、一気にドル安・円高になる可能性は十分にあると考えています。




今週の注目チャート
WTI原油価格が良い形で下がってきました。
原油価格が下がることは世界経済の安定に必要なことなので、世界経済のソフトランディングの可能性も出てきたのかな?
6月以降、遅効指数が実線に抑えられていることや転換線を実線が上抜けないなど、下落が続いています。
チャート的に暫くは上昇の見込みはなさそうですね。


今週買った銘柄
なし
おすすめの本
下の2冊は経済指標を見る上で色々と参考にさせて頂いています。
ワンランク上の投資家を目指すなら読んでおくべき。
励みになるので押してくれると嬉しいです♪
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