ども♪投資が好きなFP&証券アナリストのまことです。
先週の相場と今週の展望をまとめたいと思います。
今週の展望と先週の株価
今週は12日発表の米消費者物価指数(CPI)の発表まで様子見ですかね。
CPIは順調にきり下がっているので、予想よりも低い結果になれば、金融引き締めの長期化懸念が和らいで上昇しそうです。
消費者物価指数(食品・エネルギー除くコア)(前年比)の予想は前月より0.3%低い5.7%です。
注目しておきましょう。
週足でみるとトリプルボトムを形成しつつあります。
CPIの結果次第でネックラインの4000ドルを超えると思うので、超えたらしばらくは上昇すると考えています。
長期金利も下落傾向ですし、次のFOMCぐらいまでは上昇トレンドではないでしょうか。


最近は経済指標よりもチャートのほうが株価を予想しやすいように感じます。
先週は米3指標ともに大幅に上昇。
S&P500、NASDAQ100は12月中下落していたので4週ぶりの上昇となりました。
前日にADP雇用者数の発表で雇用者数が増加したときはインフレを長期化させ、米連邦準備理事会による金融引き締めが長引くとの見方から株価は下落したので、雇用統計も予想以上の発表で下落すると思っていたのに雇用統計では上昇。
非農業部門雇用者数や失業率を見る限り、雇用は依然として根強いんですけどね。。。
ADP雇用者数とは逆の動きです。
理由は平均時給が予想を下回ったため、金融引き締めの長期化への懸念が和らぎ株価が上昇したようです。
注目される指標が変わったみたいですね。
雇用者数を見ているのか、平均時給で見ているのかどっちかにしろ!って個人的には思いますが、相場はその時、その時の経済指標を都合よく見て動くのは面白いと思います。
来月の雇用統計の発表時期はアメリカの決算期真っ只中だから、企業業績が悪かった場合、今回とは逆に雇用統計の結果が悪いと株価は下落、良いと上昇という形になるのかな?
企業業績が良かった場合は今月と同じように動くと想像しています。
・非農業部門雇用者数
結果:22.3万人 予想:20.1万人
・失業率
結果:3.5% 予想:3.7%
・平均時給(前月比)
結果:0.3% 予想:0.5%
・平均時給(前年比)
結果:4.6% 予想:4.9%



思ったより株価が強いです。昨年10月につけた直近下値まで、下落すると思ったのですが、チャート的には上昇しそうな動きをしています。
米金利先物の値動きから利上げ確率を算出する「フェドウオッチ」を見ると、ほぼ変わらず。
先週の雇用統計の発表を受け、利下げの時期が前倒しになると思っていたのですが市場は思った以上に冷静なようです。




Fear&Greed Indexは先週の37から46まで上昇しました。
思った以上に強いですね。買い場が来ないうちに上昇しそうです。




今週は消費者物価指数(CPI)が発表されます。
順調に下がってきているので、予想値を下回る可能性もあると考えています。


株式
ダウ平均は1.46%高の33,630.62ドル、S&P500は1.45%高の3,895.07ドル、NASDAQ100は0.70%高の11,033.99ドルとなりました。
新年幸先の良いスタートです。今年は兎年。
跳ねて欲しいです。






記事で書かれているのは先週金曜終値と今週金曜日終値を比較しています。
金利&為替
米2年債金利は2.50%安の4.256%、米10年債金利は8.25%安の3.560%になりました。
FOMCは利上げすると市場は見ていますが下落幅が著しいですね。




ドル円は0.77%高の132.105円、ドルインデックスは0.40%高の103.911ドルになりました。




記事で書かれているのは先週金曜終値と今週金曜日終値を比較しています。
今週の注目チャート
今週の注目チャートは銅金レシオです。
世界景気の現状を把握する上で特に有用な指標として、「銅」と「金」の価格比(銅金レシオ)があります。
産業に不可欠な銅の価格は、世界の需要の強さを反映する。安全資産である金の価格は、世界の不確実性の大きさを表します。
それゆえ銅と金の価格比は、需要と不確実性のバランスを表し、リアルタイムの世界景気を映す鏡となるのです。
下は銅金レシオの週足チャートです。
2022年9月頃から銅の価格が金の価格以上に上昇しています。
この指標を見る限り、景気後退は起こらないように見えます。
インフレが収まれば、株母上昇するのではないでしょうか。


今週買った銘柄
なし
おすすめの本
下の2冊は経済指標を見る上で色々と参考にさせて頂いています。
ワンランク上の投資家を目指すなら読んでおくべき。
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