ども♪投資が好きなFP&証券アナリストのまことです。
先週の相場と今週の展望をまとめたいと思います。
今週の展望と先週の株価
今週は上昇トレンドに入る瀬戸際と考えています。
先週CPIの発表が発表され、今週は株価に影響を与える指標の発表はないものの米国企業の発表が本格化します。
17日にゴールドマン・サックス、モルガン・スタンレーががあり、決算の結果が株価全体に影響を与える可能性が高いため注意が必要です。
週足のチャートを見ると、S&P500はトリプルボトムを形成しています。オレンジ色のネックラインを超えると買シグナル点灯です。
一般的にトリプルボトムは、ダブルボトムより確度の高い反転パターン(買いシグナル)として知られており、上昇トレンドに転換することが多いため期待したいところです。

日足のチャートでも一目均衡表の雲を抜け上昇トレンドに。
しかも遅行線が実線を超えたので、かなり強い上昇シグナルです。
日足は上昇トレンド転換を示唆、週足ももうちょっとで上昇トレンド転換なので、今週はテクニカル分析的に注目の週になりそうです。


米国の政策金利はまだ上昇すると思うし、米国企業はリストラを行っているため、インフレが収まった後、景気低迷する可能性が高まっています。ただ、ソフトランディングする期待から上昇しています。
今週は米3指標ともに上昇。
ダウ平均、S&P500、NASDAQ100ともに2週間連続で上昇しました。
米消費者物価指数(CPI)が発表されるため、結果次第では市場の雰囲気が下落方向に転換するかもな~と思っていたのですが、結果は市場予想と一致。
FRBの金融引き締めが長期化するとの懸念が後退し上昇しました。
CPI
前年比 結果:+6.5%
予想:+6.5%
前回:+7.1%
コアCPI
前年比 結果:+5.7%
予想:+5.7%
前回:+6.0%



思った以上に市場は楽観的なので逆に不安になってきました。。。
Febウオッチを見ると、先週とほぼ変わらず。
ただ、今年末の金利予想が4.25-4.5に下がりました。
個人的には楽観的すぎるんじゃね?と思っています。




Fear&Greed Indexは先週の46から63まで上昇しました。
60超えたので売りの基準値を超えてきました。そろそろ利益を確定したほうがいいかもしれませんね。




今週の注目指標は生産者物価指数(PPI)です。
株価はあまり反応しませんが、CPIの先行指標になるので数値はしっかり把握しておきたいです。
後、米国ではありませんが、1月18日に日銀の金融政策決定会合があります。
12月は市場と対話などを全くせずに10年債の変動幅を従来の「±0.25%程度」から「±0.5%程度」に拡大した影響で、1日で5円以上も円高になりました。
今月も政策を再び見直すとの思惑が広がっており、実際に政策が変更されれば、更に円高になる可能性が高いです。


米国の決算期に入りました。個人的に気になっている企業は以下
01/17 ゴールドマン・サックス、モルガン・スタンレー
01/19 ネットフリックス
01/24 マイクロソフト
01/25 テスラ
01/31 キャタピラー
02/01 メタ・プラットフォームズ(フェイスブック)
02/02 アップル、アマゾン、アルファベット(グーグル)
特にGAFAの株価はNASDAQ100やS&P500に直結するので確認は必須です。
株式
ダウ平均は2.00%高の34,302.62ドル、S&P500は2.67%高の3,999.08ドル、NASDAQ100は11,534.16%安の4.53ドルとなりました。
今年の米国は強いです。






記事で書かれているのは先週金曜終値と今週金曜日終値を比較しています。
金利&為替
米2年債金利は0.42%安の4.238%、米10年債金利は1.49%安の3.507%になりました。




ドル円は3.22%安の127.847円、ドルインデックスは1.67%安の102.180ドルになりました。
急激な円高です。




記事で書かれているのは先週金曜終値と今週金曜日終値を比較しています。
今週の注目チャート
今週の注目チャートは日本10年債です。
2015年7月2日来の高値になりました。
米国は政策金利は上昇しているものの、10年債は下落傾向。
アジア地域の各中央銀行の金融政策にも変化の兆しがあり、金利上昇が穏やかになってきています。
その中で、日本の10年債利回りは0.25%から0.50%と倍。
イールドカーブで金利が上がっていなかったからだと思いますが、世界と逆行して急上昇している日本は経済的にも、為替に関しても、株価に関しても不利な状況になっていると思います。
半年前にやっていれば世界と足並みが揃って経済的にも影響が軽微だと思うのです。。。
急激な変化で日本株、ドル円も行き過ぎる可能性があると考えています。
IMF(国際通貨基金)が発表した2023年の経済成長率は日本が1.6%と先進国の中ではダントツの予定でしたが日銀の政策転換のせいで下がる可能性が高いですね。
残念ですが。。。
今年も私が日本株に投資する可能性は低いと思います。


今週買った銘柄
日本製鐵 1株
おすすめの本
下の2冊は経済指標を見る上で色々と参考にさせて頂いています。
ワンランク上の投資家を目指すなら読んでおくべき。
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