ビットコインの半減期ってなに?
ビットコインの半減期とは、マイニング時に報酬として貰える仮想通貨の量が半分になってしまう時期のことです。
おおよそ4年に1度半減期を迎える仮想通貨が多いのですが、正確にはブロックの生成スピードによって決められるため、「4年に1度」というのはあくまで目安としておきましょう。
※マイニングとは
仮想通貨の取引の検証や承認をすることをマイニングといいます。
マイニングをする人たちのことをマイナーと呼び、マイナーたちはマイニングの成功報酬として新しく発行された仮想通貨を貰うことができます。
半減期がある理由
ビットコインは金をモデルに作られていると言われ発行上限枚数は2100万枚です。
金の埋蔵量は8~7万トンといわれ、世界的にも希少性の高い鉱物です。
金の価格はLMBA(ロンドン貴金属市場協会)金価格やニューヨーク先物市場での価格によって決められます。
金は年々採掘量が減っていく→希少価値が出るという図式になっています。
金をモデルに作成されたビットコインは半減期を設けることで年々発行量を減少させ、希少価値を作り出すように設定してあります。
ビットコインは発行上限が決められていること、半減期を設けていることで高い価値が補完されているといってよいでしょう。
仮想通貨の半減期が及ぼす影響
一般的に「半減期が訪れることで仮想通貨の価格が上がりやすい傾向にある」と言われています。
ビットコインは過去に2012年の11月28日、2016年の7月9日、2020年5月12日と、3回の半減期がありました。
注意したいのが、半減期が7月だからといって、7月から上昇が始まるのかというとそれは違うということです。
正確にいうと、2016年5月中旬くらいから徐々に上昇し始めているからです。
その後一旦大きく下落しますが、再び価格を持ち直しました。
このような傾向がいつまで続くのかについては不明ですが、これまでの歴史から言いますと仮想通貨の半減期がもたらす影響は半減期が訪れる1年半前から起こるとされています。
半減期2年前からのチャート
2012年の11月28日、2016年の7月9日半減期2年前からのチャートを重ねてみました。
※1回目の半減期前は余りにも違うため除外
すると、大体半減期の1年半前から上昇する傾向が見て取れました。
4回目の半減期である黄色いチャートに注目すると、2022年9月頃がボトムになり徐々に上昇してきているため、2、3回目と同じような動きをすることが期待できそうです。
同じ動きをするなら、半減期までに500万ドル程度まで上昇しそうですね。

これまでのビットコインの半減期のチャートの動き
最後にこれまでのビットコインの半減期前後のチャートを載せておきました。
2012年の11月28日の半減期の2年前から3年先

2016年の7月9日の半減期の2年前から3年先

2020年5月12日の半減期の2年前から3年先

段々と、上昇率が穏やかになってきていますが、今回の半減期でも大きな上昇が期待できそうです。
おすすめの本
下の3冊は経済指標を見る上で色々と参考にさせて頂いています。
ワンランク上の投資家を目指すなら読んでおくべきだと思っています。

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