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【3/19】株価上昇はFOMCで米政策金利が止まるかが焦点

ども♪投資が好きなFP&証券アナリストのまことです。

先週の相場と今週の展望をまとめたいと思います。

目次

今週の展望と先週の株価

株価上昇はFOMCで米政策金利が止まるかが焦点

シリコンバレー銀行の破綻を皮切りに経済を取り巻く環境が変わりましたね。

破綻前のFOMCはインフレのみを考えて政策金利を決めればよかったですが、信用不安も考えなければならなくなりました。

難しい選択を迫られることになりそうです。

先週のECB(欧州中央銀行)は16日の理事会で、0.5%の大幅追加利上げに踏み切りました。

まずはインフレ退治を優先した格好です。

さて、FOMCはどちらを優先するのか?

ECBとは逆に信用不安退治を優先すれば、株価には好材料になりそうです。

株価もFOMCがどちらを優先するのか見守っているのか2022年までの下値支持線と上値抵抗線の中間地点で推移しています。

S&P500が今週中に上値抵抗線である3,800ドルを下回れば、売り。

下値支持線である4,050ドルを超えれば買いと考えています。

マコト

FOMCでどんな采配を振るうか見ものですね

先週の相場

金融不安が解消されませんね~

シリコンバレー銀行、シルバーゲート銀行、シグニチャー銀行が暗号通貨関連で経営破綻しました。

ただ、預金は全額保護されることになったので収まると思ったのですが。。。

ファースト・リパブリック・バンク、ウェスタン・アライアンス・バンコープなども破綻危機とささやかれていますし、予断を許さない状況です。

そんな中、発表されたCPIとPPIは以下の通りでした。

消費者物価指数(CPI)(前年比) 前回:6.4% 予想:6.0% 結果:6.0%
消費者物価指数(CPI)(前月比) 前回:0.5% 予想:0.3% 結果:0.4%
消費者物価指数(CPI)(食品・エネルギー除くコア)(前年比) 前回:5.6% 予想:5.5% 結果:5.5%
消費者物価指数(CPI)(食品・エネルギー除くコア)(前月比) 前回:0.4% 予想:0.3% 結果:0.5%

生産者物価指数(PPI)(食品・エネルギー除くコア)(前年比) 前回:5.0% 予想:5.1% 結果:4.4%
生産者物価指数(PPI)(食品・エネルギー除くコア)(前月比) 前回:0.1% 予想:0.4% 結果:0.0%
生産者物価指数(PPI)(前年比) 前回:5.7% 予想:5.4% 結果:4.6%
生産者物価指数(PPI)(前月比) 前回:0.3% 予想:0.4% 結果:-0.1%

先月までなら予想通りの結果になり、インフレ懸念が後退する場面でしたが今月は空気ですよ。

空気。

銀行の連続破綻の影響が大きすぎて見向きもされませんでした。

そういう意味でも市場の流れは変わりましたね。

今週のFOMCでどのような流れになるか見ものです。

先週は米3指標ともに上昇。

金利が下がったため、NASDAQ100が大幅に上昇しました。

そういえば、Twitter上でレバナス民をほぼ見かけなくなりましたが、喜んでるかな?

マコト

シリコンバレー銀行の破綻で流れが変わりましたね~

先週の記事

先月のCPIの発表前の記事

Febウォッチ

シリコンバレー銀行の破綻からFOMCの政策金利予想も大きく変わりました。

以前は政策金利が5.75%まで上昇し、来年の3月から下がるとの予想でした。

今は利上げがあるとしても1回で6月から利下げがされるとの予想です。

もし、今の予想が正しいなら、株、債券、商品のすべて上昇する可能性が高いです。

Fear&Greed Index

Fear&Greed Indexは先週の24から25まで僅かに上がりました。

20近辺ですし、買いですね。

今週の経済指標

焦点は23日のFRB政策金利決定会合ですね。

どのようなジャッジを行うのかみものです。

株式

ダウ平均は0.15%高の31,861.99ドル、S&P500は1.43%高の3,916.65ドル、NASDAQ100は5.74%高の12,520.03ドルとなりました。

シリコンバレーバンクはあっという間の破綻劇は印象的なイベントではありましたが、結局大きな目で見るとアメリカは「利上げ」→「銀行から企業への貸出し減る」→「体力のない小型企業からつぶれていく」という一般的なリセッションの道筋をたどるように見えます。

少々気が早いですが、このままアメリカが2023年後半にも景気後退になるなら、景気後退で下がった時に買う銘柄は一番ダメージを受けた小型株という事になりそうです。(大きなリターンを得たいなら、一番を株価が下がった株にチャンスがあるという考えです)

ただ、小型株を買い始めるタイミングは今ではありません。

景気後退に向かっていく今の段階では米国債で良いと思います。

FRBは2023年後半から2024年にかけて利下げをして、米国債が買われる大きな流れが来ると思うからです。

リセッション突入後の失業者の増加し、失業率がいまの3.6%から1%以上上昇した時点が株を買い始めるタイミングになると思います。

そのときには小型株インデックスは候補になるはずです。

インデックス投資家としては
・iシェアーズ 米国小型株ETF(ラッセル2000)
・ブラックロック米国小型成長株式オープン

などが投資対象になると思います。

金利&為替

米2年債金利は0.745%低いの3.848%、米10年債金利は0.267%低いの3.436%になりました。

米2年債金利の急激な下落は少々驚きです。

米2年債金利と米10年債金利が逆イールドになったのが2022年4月1日なのでそろそろ1年になります。

今までの景気後退は逆イールドになって平均1年6ヶ月なので、景気後退は平均と同じぐらいになりそうです。

ドル円は2.39%安の131.830円、ドルインデックスは0.74%安の103.864ドルになりました。

景気後退で安全資産とされる円買いが加速しそうな予感です。

今週の注目チャート

今週の注目チャートはビットコインです。

シリコンバレー銀行の破綻は2013年のキプロス危機との類似性を指摘されています。

キプロス危機のときは中央集権型銀行システムに対するヘッジとしてのビットコインに注目が集まり、ビットコインは大きく上昇しました。

2013年3月にキプロスで銀行危機が広がると、ビットコインはその月の間に178%上昇して93ドルとなり、2013年5月には265ドルの史上最高値を記録しました。

当時と比べビットコインは時価総額が大きくなったため、同様の大幅な上昇は見込めないと思いますが、少なくとも5月にはシリコンバレー銀行の破綻前の2万ドルから倍になるぐらいのポテンシャルは秘めていると思っています。

以下は半減期の2年前から半減期までのチャートです。

今回の半減期は4回目。4回目の半減期が2024年3月に起こる前提で作成しています。

2,3回目と同じように半減期1年半前を底に上昇してきました。

シリコンバレー銀行の破綻から発生した中央集権型銀行システムに対する不安から、資金の差し押さえを避けることができるビットコインのような資産に注目が集まると想像します。

そうなると、半減期3回目のようにビットコイン価格は動くと思われます。

今後のビットコインの価格には注目ですね。

今週買った銘柄

なし

おすすめの本

下の2冊は経済指標を見る上で色々と参考にさせて頂いています。

ワンランク上の投資家を目指すなら読んでおくべき。


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