ども♪投資が好きなFP&証券アナリストのまことです。
先週の相場と今週の展望をまとめたいと思います。
今週の展望と先週の株価
方向感のない展開が続く
今週の28〜29日には米議会で米中堅銀行の経営破綻に関する公聴会が開かれる予定です。
米当局が今後の対応を巡る発言の軌道修正を繰り返しており、神経質な地合いが続いています。
チャートも2022年までの下値支持線と上値抵抗線の中間地点で推移しており、方向感がありません。
S&P500が今週中に上値抵抗線である3,800ドルを下回れば、売り。
下値支持線である4,100ドルを超えれば買いと考えています。
ただ、下に行く可能性が高いですね。
一目均衡表を見ると、日足でも週足でも株価の真上に厚い雲が存在しています。
今のセンチメントから上値を超えることは難しい気がしています。



米中堅銀行の経営破綻の余波はまだ続く気がするんですよね。
先週の相場
先週は米連邦公開市場委員会(FOMC)があり、大方の市場予想通り政策金利を0.25%引き上げ、4.75~5.0%とすることを決めました。
声明文では前回会合まで記載された「継続的な利上げ」との文言が削除され、「いくらかの追加の引き締めが適切になるだろう」との表現に改められました。
パウエル議長はFOMC後の会見で今回のFOMCでは利上げ休止を検討したことも明らかにし、利上げの打ち止めが近いとの観測が市場で強まりました。
また、先週は欧州でも金融不安が拡大し、3月以降にドイツ銀行の株価は3割近く下落。
スイスの金融大手UBSによるクレディ・スイス・グループの救済買収の公表後も、さらなる信用不安の発生の可能性に投資家は疑心暗鬼となっています。
気になるのはFRBのバランスシートが米中堅銀行の経営破綻から急激に上昇しているんですよね。
現在、FRBは金利を上昇させながら金融緩和を行っており、アクセルとブレーキ同時に踏んでいる状態です。
こんな不安定な状態が長く続くとは思えないんですよね。
一度均衡が崩れ、大幅に下落してから利下げにより株価は上昇するシナリオが有力と考えています。


先週の記事


Febウォッチ
Febウォッチはほぼ変わらず。
新しいドットチャートが発表されました。
FRB議員の予想は2023年中は利下げしないよそうですね。
市場予想とFRB議員のどちらの予想があたりますかね。
市場予想通りなら中長期的に株価にプラスです。








Fear&Greed Index
Fear&Greed Indexは先週の25から33まで上がりました。
徐々に上がっていましたね~
個人的には騙しな気がします。




今週の経済指標
は31日に発表される2月の米個人消費支出(PCE)物価指数に注目が集まっています。
物価指標が上振れたとしても、市場による利上げ停止織り込みは変わらずと言われていますがどうなるか注目です。


株式
ダウ平均は1.18%高の32,237.54ドル、S&P500は1.39%高の3,970.98ドル、NASDAQ100は2.18%高の12,792.87ドルとなりました。
ダウ平均、S&P500、NASDAQ100は2週連続で上昇。






記事で書かれているのは先週金曜終値と今週金曜日終値を比較しています。
金利&為替
米2年債金利は0.073%低いの3.775%、米10年債金利は0.056%低いの3.380%になりました。
政策金利上昇局面での下落です。
5月も政策金利が上がるなら、金利は上昇すると思いますが、現在は銀行の不安から下落基調が続いています。




ドル円は0.85%安の130.713円、ドルインデックスは0.72%安の103.115ドルになりました。




記事で書かれているのは先週金曜終値と今週金曜日終値を比較しています。
今週の注目チャート
今週の注目チャートは金です。
金価格の急騰進んでいます。
「安全資産」とされる金にも投資家は資金を傾けており、市場の波乱に備える姿勢も浮かび上がっています。




今週買った銘柄
なし
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おすすめの本
下の2冊は経済指標を見る上で色々と参考にさせて頂いています。
ワンランク上の投資家を目指すなら読んでおくべきだと思っています。
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