ども♪投資が好きなFP&証券アナリストのまことです。
先週の相場と今週の展望をまとめたいと思います。
今週の展望と先週の株価
米国株は戻りを試す展開か
米国株戻りを試す展開か。
注目される雇用統計の予想も前月と比較して下がる予想になっており、5月の利上げ停止を意識する形で上昇する可能性が高いと思っています。
雇用統計の予想は以下
失業率 前月:3.60% 予想:3.60%
非農業部門雇用者数 前月:311千人 予想:240千人
平均時給(前月比) 前月:0.20% 予想:0.30%
平均時給(前年比) 前月:4.60% 予想:4.30%
一目均衡表を見ても、2022年10月から始まった上昇トレンドの下値抵抗線まで株価が戻っており、しばらくは上値を追う展開を予想します。

S&P500は3週連続で上昇中♪


週足で見ると4100ドル後半に一目均衡表の雲の上値がありますが、遅行指数の動きを見る限り、雲を突き破り上昇しそうです。


先週の相場
31日に発表された2月の個人消費支出(PCE)の物価指数は食品とエネルギーを除くコア指数が前月比0.3%上昇。
伸び率は市場予想の0.4%を下回り、1月の0.5%からも鈍化しました。
米連邦準備理事会(FRB)が重視するインフレ指標は市場予想ほど上昇しなかったため、米インフレが落ち着く方向にあることを改めて確認でき、株式には買いが入りました。
そのため、米国3指標ともに大幅に上昇。
ダウ平均、S&P500、NASDAQ100ともに3週連続で上昇となりました。



今年に入って株価は好調です。
2月は低迷しましたが、1月、3月と大きく上昇しました。
Febウォッチ
先週と比較して、利下げ予想がなだらかになりました。
先週までは7月以降利下げが開始される予想でしたが、今週は9月以降に利下げが開始される予想に変更になりました。




Fear&Greed Index
Fear&Greed Indexは先週の33から49まで上昇しました。
好調ですね。




今週の経済指標
今週はISM製造業景気指数、ISM非製造業景気指数、雇用統計と重要指標が目白押しですね。
ISM非製造業景気指数、雇用統計ともに緩やかですが、下がってきているため、利上げ停止を意識する展開になると考えています。


株式
ダウ平均は3.22%高の33,274.16ドル、S&P500は3.48%高の4,109.32ドル、NASDAQ100は3.11%高の13,191.25ドルとなりました。
久しぶりにNASDAQ100が13,000ドルを回復しました。
思った以上に相場が強いです。






記事で書かれているのは先週金曜終値と今週金曜日終値を比較しています。
金利&為替
米2年債金利は0.254%高いの4.029%、米10年債金利は0.091%高いの3.471%になりました。
逆イールドになり1年が経ちました。
銀行にとって厳しい時代が続きます。




ドル円は1.54%高の132.728円、ドルインデックスは0.51%安の102.594ドルになりました。
ドルインデックスは3週連続げ下がりました。
株価は上昇していますが、安全資産のニーズが高まりドルは引き続き下落するかもしれませんね。




記事で書かれているのは先週金曜終値と今週金曜日終値を比較しています。
今週の注目チャート
今週の注目チャートは米国のマネーサプライM2です。
M2(マネーサプライ)の減速が進行中です。
M2マネーサプライとは市中に出回るお金の量を表していると言われています。
M2が多い時は、市場のお金が余った状態になるため基本的には株価にはプラスになるのですが、それが下がっています。
下落基調ではあるものの、未だにインフレは収まっていません。
FRBの判断として、さらにM2を減らしてくる可能性を考えると、株価の下げが大きくなるのではないかと考えられます。



株価は3週間連続で上昇し、絶好調ですが、統計を見る限り景気後退の足音は徐々近づいているように感じます。


先月の相場
月間でダウ平均は1.89%高の33,274.16ドル、S&P500は3.51%高の4,109.32ドル、NASDAQ100は9.75%高の13,191.25ドルとなりました。
米銀シリコンバレーバンク(SVB)の経営破綻など、3月は金融市場に緊張が走る場面が何度もありました。
しかし、FRBの迅速な対応に加え、金融機関の経営危機に広がりがみられないなか、「最後の貸し手」であるFRBのバランスシート拡大も一服しました。
市場は今のところ落ち着きを取り戻したように見えます。



もっと危機的状況になると思っていましたが今のところ沈静化は上手く行っているみたいですね。






米2年債金利は0.791%低いの4.029%、米10年債金利は0.453%低いの3.471%になりました。
銀行の経営破綻の影響で一気に金利が下がりました。
個人的には銀行の経営破綻の影響はまだ収まっていないと思いますが市場は落ち着いています。




ドル円は2.49%安の132.728円、ドルインデックスは2.25%安の102.594ドルになりました。




以下は2000年頃からのドルインデックスのチャートです。
ドルインデックスは大体20年周期で高値をつけたあと下落する傾向があります。
去年10月を超えるのは難しそうなので長期スパンで反落の周期に入った可能性もありますね。


今週買った銘柄
なし
おすすめの本
下の2冊は経済指標を見る上で色々と参考にさせて頂いています。
ワンランク上の投資家を目指すなら読んでおくべき。
励みになるので押してくれると嬉しいです♪
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