ども♪普段はSEをしているマコトです。
最近、機械学習に興味があるのでRaspberry Piを使って勉強しようと思います。
今回はRaspberry Piの固定IP化&Macから操作できるように設定を行います。
固定IPアドレスを設定
$ sudo nano /etc/dhcpcd.conf
ファイルの一番下に以下を追記します。
interface wlan0 無線LANの設定という意味
ip_address 設定したいIPアドレス
routers ルータのIPアドレス
domain_name_server ルーターのDNSアドレス(ルータのIPアドレスと同じで良い)
interface wlan0 static ip_address=192.168.11.10/24 static routers=192.168.11.1 static domain_name_servers=192.168.11.1
注意点!
ipアドレスは無線LANに設定されている割り当てIPアドレス以上のIPをふることができないため、確認が必要。
バッファローのエアステーションの場合は詳細設定>LAN>LANで確認することが出来る。
以下の場合は192.168.11.2から64台なので、192.168.11.2から192.168.11.65まで設定が可能。
IPアドレスの右にある「/24」はサブネットマスク。255.255.255.0の場合は24を設定する。
ルータのIPアドレスは詳細設定>ステータス>システムで調べることが出来る。
変更が完了したら、再起動を行います。
$ sudo reboot
念の為、ちゃんとIPアドレスが変更されたことを確認します。
$ ip a s | grep glo
設定が変更されたことを確認。
SSHサーバーの設定
2018/8以降のOSの場合は超簡単。
設定>RaspberryPiの設定を選択します。
インターフェイスタブのSSHのラジオボタンを有効に変更し、OKを押下します。
変更が完了したら、再起動を行います。
$ sudo reboot
接続確認のため、Macのターミナルを起動。
接続するコマンドはID@IPアドレス
デフォルトのIDはpi
私は念の為、ポートも記述します。
ssh pi@192.168.11.10 -p 22
パスワードを聞かれるので、インストール時に設定したパスワードを入力します。
注意!
以前はデフォルトのPWがraspberryでした。現在はインストール時に設定するので各自設定したPWを入力します。
正しくパスワードが入力されると、以下のように表示されます。
以前までの方法。
$ sudo raspi-config
Interfacing Optionsを選択します。
SSHを選択します。
はいを選択します。
了解を選択します。
Finishを選択します。
再起動を行います。
$ sudo reboot
MacからRaspberry PiにVNCでリモートデスクトップ接続を行えるように設定
Macでリモート接続できるように設定します。
以下をRaspberry Piのコマンドプロンプトに入力し、tightvncserverをインストールします。
$ sudo apt-get install tightvncserver
コマンドプロンプトに以下を入力するとtightvncserverの設定が始まります。
$ tightvncserver
VNCサーバーを初回起動するとパスワードを要求されるので、パスワードを設定します。
正しく起動されているか確認します。
$ netstat -nlt
正しく起動していると以下のように表示されます。
内部アドレス、0.0.0.0:5901の状態がLISTENになっていれば起動しています。
接続してみます。Finder>移動>サーバー接続を押下します。
サーバーアドレスを入力し、接続を押下します。5901はVNC接続するためのポート番号です。
vncserverを初期起動したときに設定したパスワードを入力し、接続ボタンを押下します。
リモート接続できます。
tightvncserverが自動起動するように設定
手動で起動するのは不便なので自動起動するように設定します。
SSHを使用し、MacのターミナルでRaspberryPIに接続します。(上記参照)
接続したら、以下を入力します。
sudo vim /etc/init.d/vncboot
新規ファイルvncbootが作成されたら以下を記入します。
私は13インチのMac book areを使用しているので、画面サイズは1280×720にしました。
#! /bin/sh ### BEGIN INIT INFO # Provides: vncboot # Required-Start: $remote_fs $syslog # Required-Stop: $remote_fs $syslog # Default-Start: 2 3 4 5 # Default-Stop: 0 1 6 # Short-Description: Start VNC Server at boot time # Description: Start VNC Server at boot time. ### END INIT INFO # /etc/init.d/vncboot USER=pi HOME=/home/pi export USER HOME case "$1" in start) echo "Starting VNC Server" #Insert your favoured settings for a VNC session su $USER -c '/usr/bin/vncserver :1 -geometry 1280x720 -depth 24' ;; stop) echo "Stopping VNC Server" su $USER -c '/usr/bin/vncserver -kill :1' ;; *) echo "Usage: /etc/init.d/vncboot {start|stop}" exit 1 ;; esac exit 0
実行権限の変更を行います。
$ sudo chmod 755 /etc/init.d/vncboot
自動起動の登録を行います。
$ sudo update-rc.d vncboot defaults
再起動を行います。
$ sudo reboot
正しく起動されているか確認します。
$ netstat -nlt
正しく起動していると以下のように表示されます。
内部アドレス、0.0.0.0:5901の状態がLISTENになっていれば起動しています。
以上です。
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