『年1時間で億になる投資の正解』は怪しい?→実は超堅実!投資初心者にこそ読んでほしい理由を徹底解説

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はじめに:その「怪しいタイトル」に惑わされないで!

「年1時間で億万長者になる投資法」。

こんな言葉を聞いたら、「本当かな?」「なんだか怪しいな…」と感じるのが自然ですよね。実際に、この本を手に取った多くの読者が、最初はタイトルの「胡散臭さ」に少し警戒したようです 。  

しかし、この本の本当の価値は、その刺激的なタイトルとは正反対のところにあります。これは一攫千金を狙うようなギャンブルの話ではありません。むしろ、投資で成功するために最も大切な「何もしないこと」の重要性を説く、非常に堅実で、ストレスフリーな投資法、「ほったらかし投資」の教科書なのです 。  

この記事では、カナダ発の世界的ベストセラーであるこの本が、なぜ投資初心者にこそ読んでほしい一冊なのか、その中身を徹底的に解説していきます。

  • この本は、本当は何を伝えているのか?
  • 誰が書いた、信頼できる本なのか?
  • 具体的に何をすればいいのか?
  • 日本の投資家にとって、本当に役立つのか?

これらの疑問にすべてお答えします。この記事を読み終える頃には、「投資は難しい」「自分には無理だ」という考えが、きっと変わっているはずです。

誰が書いた本なの?著者の信頼性をチェック

この本が信頼できるかどうかを知るために、まずは著者について見ていきましょう。

著者のニコラ・ベルベ氏は、謎のカリスマトレーダーではありません。彼は1977年カナダ生まれの金融ジャーナリストで、カナダの大手新聞『ラ・プレス』で記者として活躍し、数々の賞を受賞した経歴を持つ実力派です 。  

本書で語られる投資法は、彼の個人的な思いつきではなく、著名な投資家や金融機関への徹底した取材、膨大な公開データの分析、そして彼自身の体験に基づいて構築されています 。ジャーナリストとしての客観的な視点から、「投資の世界にあふれるウソや虚構」を暴き、データに基づいた真実だけを伝えている点が、本書の最大の強みです。  

さらに、日本版の翻訳を手がけた土方奈美氏も、元日本経済新聞社の記者で、米国公認会計士やファイナンシャルプランナーの資格を持つ専門家です 。これにより、海外の書籍でありながら、日本の読者にも正確で分かりやすい内容となっています。  

本書の結論:「ほったらかし投資」こそが最強の戦略

本書が示す「投資の正解」は、驚くほどシンプルです。それは、「一度投資の設定をしたら、あとは基本的に何もしない」という「ほったらかし投資」です。

なぜ「何もしない」ことが最強なのでしょうか?

多くの人は、投資で成功するためには、毎日ニュースをチェックし、株価の動きに一喜一憂し、頻繁に売買を繰り返さなければならないと考えています。しかし、本書はその考えを真っ向から否定します。そのような行動は、むしろ資産を減らす原因になりかねないと警告しているのです 。  

本書には、こんな印象的な言葉が登場します。

「運用資産というのは石鹸のようなものだ。触る回数が増えるほど、どんどん小さくなる」  

この言葉が示すように、市場の短期的な動きに惑わされて行動を起こすことは、手数料を増やし、冷静な判断を失わせるだけなのです。

では、「年1時間」とは、具体的に何をする時間なのでしょうか。これは、年に一度だけ、自分の資産状況を確認し、必要であれば資産のバランスを整える(リバランスする)ための時間です 。  

この「年1時間」というルールは、単なる時間節約術ではありません。これは、投資家を自分自身の感情から守るための、強力な「心の盾」として機能します。

市場が暴落したときの「パニック売り」や、市場が過熱しているときの「焦り買い(FOMO)」といった、資産形成において最も危険な感情的な行動を、このルールが物理的に防いでくれるのです。

投資の成功は、市場を予測する能力よりも、自分自身の心をコントロールできるかどうかで決まる、という本書の深いメッセージがここに込められています 。  

投資の「正解」とは?具体的に何を買えばいいの?

「ほったらかし」が重要であることは分かりました。では、具体的に何に投資すればよいのでしょうか。

「レアな真珠」探しはやめよう

本書は、将来有望な個別企業の株を見つけ出して投資する、いわゆる「個別株投資」を推奨していません。これを「レアな真珠の神話」と呼び、ほとんどの人にとって成功が難しい道だと説明しています 。  

その理由は、プロの投資家でさえ、長期的に市場平均を上回り続けることは極めて困難だからです。あるデータでは、10年という期間で見た場合、大型株に投資するファンドの90%以上が、S&P500のような市場平均指数に負けているという結果も出ています 。  

シンプルな答え:インデックスファンドとETF

では、どうすればよいのか。本書が示す答えは、低コストなインデックスファンドやETF(上場投資信託)に投資することです 。  

これは、「競馬で一頭の勝ち馬を当てるのではなく、出走するすべての馬に少しずつ賭ける」ようなものです。一頭が勝ったときのような爆発的な利益は得られませんが、レース全体(市場全体)の平均的なリターンを、ほぼ確実に得ることができます。

特に、全世界の株式にまとめて投資できる「全世界株ETF」は、これ一つで世界中に分散投資ができるため、非常に効率的です 。  

最高の組み合わせ:株式と債券

さらに本書は、株式債券を組み合わせて持つことを勧めています 。この二つの役割について、本書は非常に分かりやすい言葉で表現しています。  

「株式はおいしいものを食べるため、債券はぐっすり眠るため」  

  • 株式:資産を大きく増やすための「攻め」の役割。高いリターンが期待できる一方、価格の変動も大きい。
  • 債券:資産を守るための「守り」の役割。株式市場が不調なときでも価格が安定しており、ポートフォリオ全体の値動きを穏やかにしてくれる。

この二つを組み合わせることで、リスクを抑えながら、長期的な資産成長を目指すことができるのです。

特徴難しい道:「レアな真珠」探し本書が示す「正解」:インデックス投資
目標市場平均を上回る市場平均と同じ成長を目指す
労力非常に高い(常に情報収集、分析、ストレス)非常に低い(一度設定すれば、年に1回チェックするだけ)
コスト高くなることがある(売買手数料)非常に低い(低コストな投資信託)
リスク高い(一つの会社が倒産する可能性)低い(多くの会社に分散されている)
結果ほとんどの人が長期で市場平均に負ける長期的に安定した成長が期待できる

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日本の読者への特典:オリジナル「投資の10カ条」とは?

この本の日本版には、読者にとって非常に価値のある特典が付いています。それが、巻末に収録されている「日本版オリジナル『投資の10カ条』」です 。これは、本書全体の教えを凝縮した、心に留めておくべきルールのリストです。  

一部ルールをご紹介します 。  

  • ① 完璧な投資家は存在しない すべてを理解してから始めようとすると、いつまでも始められません。間違いを恐れず、まずは一歩を踏み出すことが大切です。
  • ② 投資にタイミングはない 「買い時」を待つ必要はありません。投資を始めるのに最適なタイミングは昨日で、二番目に良いタイミングは今日です。
  • ③ 話題の投資には要注意 誰もが話題にしている投資は、すでに価格が高騰している可能性があります。流行に流されず、自分の長期的な計画を守りましょう。
  • ④ 基本は長期・分散・複利効果 これが資産形成の三つの柱です。時間をかけて、投資先を分け、利益が新たな利益を生む「複利」の力を最大限に活用することが成功への鍵です。

これらのシンプルなルールは、投資の道中で迷ったときに、いつでも立ち返ることができる道しるべとなってくれるでしょう。

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実際に読んだ人の声:この本の良い点・気になる点

ここでは、実際にこの本を読んだ人たちのレビューを元に、良い点と少し気になる点をまとめました。

良い点

  • 安心感を与えてくれる:多くの投資初心者が、「投資への恐怖心がなくなった」「最初の一歩を踏み出す勇気をもらえた」と評価しています。投資を特別なものではなく、誰にでもできることだと感じさせてくれます 。  
  • タイトルに反して、内容は超堅実:派手なタイトルとは裏腹に、中身はデータに基づいた非常に現実的で地に足のついた内容であることが、高く評価されています 。  
  • 読みやすくて面白い:ニュートンの投資失敗談のような歴史的なエピソードを交えながら語られるため、物語を読むように楽しく学べます 。  

少し気になる点

  • 具体例が北米中心:唯一、いくつかのレビューで指摘されているのが、紹介されているETFの具体例が北米のものが中心であるという点です 。  

しかし、これは大きな問題ではありません。なぜなら、本書で語られている投資の「原則」は世界共通だからです。現在では、日本のネット証券(SBI証券や楽天証券など)でも、「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」のような、本書の理念に沿った非常に低コストで優良な投資信託を簡単に購入することができます。

また、多くの読者がこの本を単なる入門書としてだけでなく、市場が荒れたときに冷静さを取り戻すための「心の錨(いかり)」として活用している点も注目に値します。

ある読者は、「この先暴落がどこかで起こると思いますが、その時に投資をやめないためにこの手の本をまた読んで気持ちを強く持てるようにしようと思います」と語っています 。

これは、本書の本当の価値が、一度読んで知識を得ること以上に、長期的な投資の旅路で規律を保ち続けるための精神的な支えとなる点にあることを示しています。  

結論:あなたの「投資の第一歩」を、最もシンプルで安心なものに

『年1時間で億になる投資の正解』が示す「正解」とは、特別な裏技ではありませんでした。それは、誰にでも実行可能な、シンプルで、実績のある、そして何よりストレスの少ない方法です。

  1. 市場全体を買う:低コストなインデックスファンドやETFを活用する。
  2. 長期間、持ち続ける:数十年のスパンで考え、複利の力を味方につける。
  3. 雑音は無視する:日々のニュースに惑わされず、年に一度のチェックで十分。

もしあなたが今まで、「投資は怖い」「複雑でよく分からない」と感じて一歩を踏み出せずにいたなら、この本は最高のガイドブックになるでしょう。

資産形成は、一部の専門家だけのものではありません。正しい知識と規律さえあれば、誰にでも豊かな未来を築くことは可能です。この本を手に取って、あなたの「投資の第一歩」を、最もシンプルで安心できるものにしてください。

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この記事を書いた人

真毅のアバター 真毅 自由人

趣味はカメラ、ランニング、読書。職業はシステムエンジニア。昔はリサーチハウスで企業調査、産業分析を行っていました。目標は投資で稼いでゆっくり生きる。資格はFP2級、証券アナリスト。投資対象は日本株、米国ETF、金、暗号資産、不動産。金融資産と実物資産の両輪で資産形成。

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