こんにちは。アラフィフの「人柱」ブロガーです。
千葉県船橋市の自宅から、震える指でこの記事を書いています。 寒さのせいではありません。懐が、いや、証券口座が寒すぎるからです。
今週は、私のマネックス証券口座にとって「魔の週」でした。 何が魔かって?
「配当金のお知らせ」メールが、一通も来ないのです。
私が構築した「超高配当ETF・闇鍋ポートフォリオ」は、AIPIやFEPIといった月次配当、NVDYやTQQYといった週次配当が入り乱れていますが、今週に限ってはエアポケットのように入金が途絶えました。
我々のような「インカムゲイン中毒者」にとって、配当という麻酔が切れた状態で、ボラティリティの激しい口座を直視することがどれほどの苦行か。 それは、防弾チョッキなしで戦場の最前線に立たされるようなものです。
そして案の定、被弾しました。 今日は、配当なしの素面(シラフ)で直面した、残酷すぎる現実を共有します。
このブログは動画で詳しく解説しています
【第1章】 現実直視:含み損 -$77.61 の衝撃
まずは、嘘偽りのない「死体検分書(スクリーンショット)」の内容をテキストで起こします。 これが、49歳・証券アナリスト資格持ちが、人生の後半戦で「月10万円の不労所得」を夢見て支払った代償です。

【2026年2月中旬 現在の損益】
- 今日の損益: +$7.57緑色で光っていますが、これは罠です)
- 未確定損益(トータル): -$77.61(約-11,600円)
前回報告時(2月初旬)の含み損は -$68.47 でした。 つまり、この1週間でさらに約10ドル、傷口が広がっています。
「たかだか10ドル?」と笑うなかれ。 配当を受け取っていない週に資産が減るということは、純粋な「元本毀損」です。私の血肉が、ただ削ぎ落とされただけ。
画面上の「今日の損益」がプラスになっているのは、直近の米国市場がわずかにリバウンドしたからに過ぎません。いわゆる「デッドキャット・バウンス(死んだ猫でも高いところから落とせば跳ねる)」かもしれない現象を、回復と呼ぶにはあまりにも早計。
ポートフォリオ全体を見渡すと、まさに「死屍累々」の様相を呈しています。
【第2章】 戦犯糾弾:NVIDIAに「逆張り」された男
今回の含み損拡大の主犯は明確です。 スクリーンショットの中で、ひときわ目立つ赤字を叩き出している銘柄があります。
1. NVYY (GraniteShares 2x Long NVDA Daily ETF)
- 評価損益率: -12.87%
2. NVDY (YieldMax NVDA Option Income Strategy ETF)
- 評価損益率:-6.01%
おい、ちょっと待て。 世間では「AIバブルは終わらない」「NVIDIAは人類の希望」と言われているのではなかったか? なぜ、私のNVIDIA関連銘柄だけが、これほどまでに掘り下げているのか。
特に NVYY です。 市場全体がリバウンド基調にある日(他の銘柄が上げている日)に、なぜお前だけが -$4.02 も下げている? しかも、これはレバレッジ型ETF。上昇相場では本来、爆発的な利益を生むはずの設計です。それが逆に動いている。
これは、私の「買うタイミング」が神懸かり的に悪かった(高値掴み)のか、それともこの商品自体が減価という病に侵されているのか。 私はこのポートフォリオ構築時、自分に「1年間の損切り禁止(心中)ルール」を課しました。 どんな銘柄でも、配当込みでプラスになるかを見届ける実験室だと割り切ったはずでした。
だが、NVYYの -12%超え は、その覚悟を嘲笑うかのような数字です。 「損切り禁止」という鎖に繋がれたまま、私は沈みゆく船の中で、ただ海水を飲んでいます。
【第3章】 皮肉な救世主:退屈な「犬」と「金」
地獄のようなポートフォリオの中で、皮肉にも私を救っているのは「退屈」と蔑んでいた銘柄たちでした。
1. DOGG (FT Cboe Vest DJIA Dogs 10 Target Income ETF)
- 評価損益率: +10.92%
2. IGLD (FT Cboe Vest Gold Strategy Target Income ETF)
- 評価損益率: +9.24%
見てください、この輝きを。 「ダウの負け犬(Dogs of the Dow)」戦略を採用した DOGG と、輝く貴金属 IGLD。
私は当初、これらを「攻めのPFのほんの少しのスパイス」「気休めのヘッジ」程度に考えていました。刺激が足りない、つまらない銘柄だと。 AIだ、半導体だ、クリプト(CEPI)だと騒ぎ立てて買った「時代の寵児」たちが泥沼でもがいている横で、この「オールドエコノミー」と「太古の通貨」だけが、涼しい顔で含み益を積み上げているのです。
私が「劇薬」と呼んで愛したNVDYたちが私の資産を食い荒らし、「守り」と呼んで軽視していたIGLDが私の資産を守っている。
この矛盾。この皮肉。 アナリストの資格なんて、何の役にも立ちません。市場は常に、私の想定の「斜め下」を行くのですから。
【第4章】 それでも私は「買い」に向かう
今週は配当がない。 つまり、私の証券口座には「1ドル」も現金が増えていない。 あるのは「-$77.61」という評価損の事実のみ。
これが、インデックス投資家なら「気絶(画面を見ない)」で済む話です。S&P500を買って寝ていれば、いずれ報われるでしょう。 しかし、我々「高配当中毒者」にとって、キャッシュフローが止まることは死を意味します。
ここで、冷静な私の中の理性が囁きます。 「NVYYは切れ。傷が浅いうちに切れ。」 「その資金をIGLDに移せ。もっと守りを固めろ。」
至極真っ当な意見です。FPの教科書にもそう書いてあるでしょう。
だが、私の「人柱ブロガーとしての魂」が叫ぶのです。 「ここで逃げて何が面白い?」 「マイナス12%からの大逆転劇こそが、読者が見たいエンタメだろう?」
私は決めました。 この「闇鍋ポートフォリオ」は、私の歪んだ欲望の実験場。 来週、もし配当金が入ったら……
懲りずに「買い増し」を検討しています。
それが毒(NVDYナンピン)なのか、薬(IGLD積み増し)なのかは、その時の相場の風と、私の正気度次第。 ですが、「損切り」という敗北宣言だけはしません。 配当金という弾薬が尽きるまで、私はこの泥沼の塹壕戦を戦い抜きます。
もし、この記事を読んで「自分も超高配当ETFを始めたい」と思った奇特な人がいるなら、全力で止めます。 悪いことは言わない。eMAXIS Slimを買って、NISA枠を埋めなさい。それが正解です。
私がやっているのは資産形成ではありません。 「資産溶解」というエクストリーム・スポーツです。
皆さんは、安全な場所から私の悲鳴を聞いて楽しんでください。 来週こそは……来週こそは、配当通知のメールで私の脳を焼いてくれ。
(来週の「天国と地獄」へ続く)

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