6月の米国CPIが示す経済の傾向:エネルギー価格の下落は投資家にとっての新たなチャンス

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米国の経済指標の中でも特に重要なものの一つが、消費者物価指数(CPI)です。

CPIは、都市部の消費者が購入する代表的な商品やサービスの価格変動を追跡する指標であり、インフレーションの動向を測るために用いられます。

この指標は、食品やエネルギー、住居費用などの主要なカテゴリを含み、経済政策や投資判断に大きな影響を与えます。

最新の米国消費者物価指数(CPI)のデータが発表されたので詳しく見ていきましょう。

目次

消費者物価指数(CPI)

2024年6月の消費者物価指数は、季節調整済みで0.1%の減少を記録しました。これは市場予想の0.1%上昇に反しており、前月比での下落は新型コロナウイルス禍の2020年5月以来初めてです。

前月比では3.0%上昇し、これは市場予想の3.1%を下回りました​​。

エネルギー指数は前月比2.0%の減少を続け、特にガソリン指数は3.8%下落しました。食品指数は0.2%の上昇を見せ、外食指数が0.4%上昇、家庭内食料指数が0.1%増加しました​。

一方、食品とエネルギーを除く全項目指数は0.1%の上昇で、前月の0.2%上昇から減速しました。上昇したカテゴリーには住宅、自動車保険、医療、家具、パーソナルケアが含まれますが、航空運賃や中古車、通信などの費用は減少しました​ 。

これらの指標は、6月の米消費者物価指数がインフレの鈍化を示し、投資家の間で9月の利下げ開始の期待が高まる要因となりました。特に、ハイテクや半導体株から住宅関連や中小型株への資金シフトが予測されています​。

昨日の夜、エヌビディアが大きく下落しましたが、資金シフトの前兆かもしれませんね。

CPI

  • 前月比:-0.1%(予想:0.1%) 前回:0.0%
  • 前年比:3.0%(予想:3.1%) 前回:3.3%

カテゴリー別

  • エネルギー(前月比)-2.0% 前回:1.1%
  • 食品飲料 (前月比)0.2% 前回:0.1% 
  • サービス (前月比)0.1% 前回:0.2% 
  • 居住費  (前月比)0.2% 前回:0.4%

CPIコア指数

  • コア前月比:0.1%(予想:0.2%) 前回:0.2%
  • コア前年比:3.3%3(予想:3.4%) 前回:3.4%

CPIは低下傾向が続いており、ようやく2.0%台が射程圏内に入ってきました。

PPIが昨年の11月から上昇していたPPIも先月は下落しましたし、インフレ鈍化が目に見えてかんじられました。

利上げから利下げのパラダイムシフトが起こる可能性が高くなってきました。

米国株かもハイテク株が多い市場ほど下落し、バリュー株の比率が比較的大きいラッセル2000が上昇と、今までにない動きをしました。

消費者物価指数(CPI)グラフ

前年同期比をグラフにするとこのようになります。

3%前半で停滞していたCPIですが、小数点2けてまで見ると前月比2.98%とようやく2%台になりました。

コア指数が順調に下がってきているため、7月の利下げは難しいかもしれませんが、9月の利下げは確実になってきました。

Febウォッチ

Febウォッチは予想を下回るCPIを受けて9月利下げの確率が84.6%まで上昇しました。

CPI発表後は90%以上になりましたが、半日たち落ち着きを取り戻しています。

Febウォッチを見ると市場参加者は気が短いですね。今年の利下げ予測が3回になりました。

まあ、3回はないにしても今のまま行くと2回の利下げは確実だと私も感じています。

CPI発表後

前回の雇用統計後

1971年7月からの比較

最後に1971年7月からの比較を乗せておきます。

見る限り、1970年代も2年ぐらいはインフレを抑え込めてるんですよね。

もし同じ道をたどるならインフレが再燃するのは来年か再来年ですかね。

完全に1970年と乖離があるまで表示しておこうと思います。

情報ソース

米国労働統計局:https://www.bls.gov/news.release/cpi.htm

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この記事を書いた人

真毅のアバター 真毅 自由人

趣味はカメラ、ランニング、読書。職業はシステムエンジニア。昔はリサーチハウスで企業調査、産業分析を行っていました。目標は投資で稼いでゆっくり生きる。資格はFP2級、証券アナリスト。投資対象は日本株、米国ETF、金、暗号資産、不動産。金融資産と実物資産の両輪で資産形成。

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