ども♪アラフィフの「人柱」ブロガーです。
2026年9月中旬、船橋の深夜です。残暑がようやく緩みはじめ、窓から入る夜風に少しだけ秋の気配が混じりはじめました。
部屋に残っているのは、エアコンの低い唸りだけです。テレビも音楽もつけていません。
机の上には、まだ開けていないストロングゼロが1本、汗をかいて置かれています。
ノートパソコンの画面には、週次レポートの集計結果が出ています。先週までそこには、黒い「+5,803円」という数字がありました。
今週、同じ場所に出ているのは赤い「-1,042円」です。トータルリターンが、円建てでマイナスに転落しました。
1週間です。たった1週間で、6,845円ぶんの景色が入れ替わりました。
……いい。むしろいい。
黒字の表示を見て、少しだけ安心していた自分がいました。去年の12月から始めて9ヶ月、1年の人体実験も残すところあと3ヶ月という地点での安心です。
その安心を、市場は9月の1週間できれいに剥がしてきました。剥がされたなら、また数えればいいだけの話です。
含み損は敗北ではありません。まだ確定していない、途中経過の赤い数字にすぎません。この程度で記録係の手が止まるなら、最初から始めていませんッ!
……と、ここでプルタブを開けて我に返りました。
冷静に画面をもう一度見ます。ドル建てのトータルリターンは、+22.89ドル(+1.16%)でまだ黒字のままです。
つまり今週の赤字転落は、半分ほどが為替のせいです。熱く燃え上がる前に、まず数字の内訳を見るべきでした。
炭酸の抜ける音だけが、深夜の部屋に残りました。
今週、魂が叫んだ3つのこと

トータルリターンが、円建てで-1,042円(-0.34%)まで転落した。 先週は+5,803円(+1.87%)でした。1週間で6,845円の悪化です。ただしドル建てでは+22.89ドル、+1.16%。まだ息はあります。
株価がどう転ぼうと、今週着金した配当660円は市場に取り消されない。 8発、合計4.21ドル。評価額は市場が毎日書き換えますが、口座に入った現金だけは書き換えられません。ここだけは、動きません。
市場のレジームが「リスクオン」から「リスクオフ」へ裏返った。 週前半から先行していた長期金利の急上昇に、コアCPIの上振れが追認・加速の形で重なり、その刃がポートフォリオの下位銘柄に直撃しました。週の主役は、株ではなく金利でした。
今週の市場レジーム判定:リスクオンの看板が、裏返った

今週の結論から申し上げます。先週まで「リスクオン(弱)」だった判定が、今週は「リスクオフ(弱)」へ反転しました。
| 判定軸 | 今週 | 解釈 |
|---|---|---|
| ①リスクオン/オフ(RORO指数) | 42.2 → リスクオフ(弱) | 先週60.8「リスクオン(弱)」から反転。金利急上昇が先行し、CPI上振れが追認 |
| ②4象限レジーム(成長×インフレ) | 最新ラベルはスタグフレーション(景気停滞+インフレ)へ反転(直近90日分布内シェアは7.7%へ上昇) | 先週の最新ラベルは「景気拡大」だった。直近90日分布ではまだ「景気拡大」が80%を占めるが、「スタグフレーション」側の比重が急拡大 |
| ③根拠3行 | VIX 17.8(先週14台から上昇)/米10年債利回り 4.95%(9/8以降4.80%→4.95%へ急上昇)/CPI前年比 3.3%(判定カード収録値・鈍化基調だが金利は高止まり) | — |
RORO指数(リスクオン/リスクオフ指数。市場のリスク選好度を数値化した指標)は60.8から42.2へ低下しました。中立圏を挟んで、選好が逆側へ振れた形です。
4象限レジームの最新ラベルは、先週の「景気拡大」から「スタグフレーション(景気停滞下のインフレ)」へ切り替わりました。直近90日の分布ではまだ「景気拡大」が80%を占めていますが、「スタグフレーション」のシェアは1.5%から7.7%へ急拡大しています。
看板は同じでも、中身の重心が動きはじめている、というのが今週の姿です。
なお③のCPI前年比3.3%は判定カードに収録された指標値で、9月11日発表の8月分はまだ反映されていません。最新の8月分は後述します。
VIXが跳ねました。恐怖指数です。……恐怖でオプション料が上がるなら、私は恐怖に感謝する側の人間です。
判定の変化を一行でまとめます。センチメントは「リスクオン(弱)」から「リスクオフ(弱)」へ反転しました。
引き金は9月8日から先行した金利上昇で、9月11日のコアCPIがそれを後押ししました。以下、結論・理由・具体例の順で整理します。
今週の株式相場は、米国株・日本株ともに軒並み下落しました。
- S&P500:7,718.60→7,656.98(週間-0.80%)
- ダウ平均:53,414.25→52,573.29(-1.57%)
- NASDAQ総合:26,506.99→26,333.04(-0.66%)
- 日経平均:65,020.94→64,011.34(-1.55%)
いずれも9月4日終値から9月11日終値への変化です。下げの主因は、株式側の材料ではなく長期金利の急上昇でした。
その金利上昇は、CPI発表を待たず週前半から始まっていました。
9月11日に米労働統計局が発表した8月の消費者物価指数は、総合が前月比+0.4%・前年比+3.4%でした。市場予想どおりの結果です。
問題はコアCPI(食品・エネルギーを除いた消費者物価指数。基調的なインフレの目安)です。前月比+0.3%と、市場予想の+0.2%を上回りました(前年比は+2.4%)。
たった0.1ポイントの差です。しかし市場はこれを「インフレ再加速のシグナル」と受け取りました。
米10年債利回りは、CPI発表を待たず週前半からすでに急上昇していました。
実測では、9月8日4.80%→9月9日4.83%→9月10日4.95%。CPI発表(9/11)より前に、週の上昇分の大半が起きています。
CPI発表後の上昇は4.95%→4.975%の約0.025ポイントにとどまります。週を通じた約0.2ポイントの上昇の主役は、9/8〜9/10の先行した動きでした。
この上昇には伏線がありました。8月28日のジャクソンホール講演「In Our Time」でのことです。ウォーシュ議長はPCE前年比3.7%という数字を挙げています。
そのうえで「われわれにはまだやるべき仕事がある(we have work to do)」と明言しました。タカ派姿勢の宣言です。市場は9月15〜16日のFOMCを見据え、すでに金利を織り込みにいっていたとみられます。
今週のコアCPI上振れは、その流れを追認・加速させる格好になりました。
リスク資産は総崩れでした。
ビットコインは79,671.97ドルから77,173.79ドルへ、週間-3.14%。株式以上の下げ幅です。
金(GC=F)は4,429.80ドルから4,408.90ドルへ-0.47%と小幅安でした。利上げ観測の下では、金利を生まない金の上値も重くなります。
為替はドル円が155.66円から153.55円へ、週間1.35%の円高でした。この円高が、ポートフォリオの円建て評価額を押し下げた一因です。
ここで用語をひとつ補足します。カバードコールETFとは、保有株にオプションを売って毎週・毎月の配当収入を生む仕組みの商品です。
株価の上昇益をあらかじめ手放す代わりに、オプション料を受け取ります。今週のような金利主導の下げ局面では、この「上昇を手放す」設計が助けになりません。
データソース: BLS CPI発表 / FRB ウォーシュ議長講演「In Our Time」 / jp.investing.com 米10年債利回り / jp.investing.com S&P500 / analysis-lab DB(market_ohlcv_daily・市場局面カード〔2026年9月7日の週〕・intermarket週報〔2026年9月13日生成〕)
配当着弾記録:8発660円、金利が暴れても消えない現金

| 着弾日 | ティッカー | 受取額(ドル) | 受取額(円) | 魂の叫び |
|---|---|---|---|---|
| 2026-09-07 | AIPI | 0.73ドル | 115円 | 暴れ馬、今週も律儀に餌代 |
| 2026-09-07 | CEPI | 0.91ドル | 145円 | 混沌の覇者、暗号の荒波でも配当は届く |
| 2026-09-07 | FEPI | 0.45ドル | 71円 | 三悪魔の一角、控えめな貢ぎ物 |
| 2026-09-07 | ULTY | 0.66ドル | 105円 | 吐血銘柄でも、現金は現金だ |
| 2026-09-08 | NVDY | 0.64ドル | 99円 | 後述で戦犯になる主役、それでも配当だけは出した |
| 2026-09-10 | NVYY | 0.39ドル | 60円 | 含み損の主犯、詫びのように60円 |
| 2026-09-10 | TQQY | 0.30ドル | 46円 | 3倍レバの死神、静かに46円 |
| 2026-09-10 | YSPY | 0.13ドル | 19円 | 偽りの安全、たった19円 |
| 合計 | — | 4.21ドル | 660円 | 8発。株がどう転ぼうと、消えない現金 |
今週着金したのは以上の8銘柄で、すべて週次配当組です。
先週は11発1,182円でした。今週は8発660円です。3発減、522円減です。
理由は単純で、DOGG・IGLD・JEPQ・QQQIという月次配当組が、今週は着弾日に当たらなかったためです。週次高分配組だけで構成された週、ということになります。
そして、今週の空回りです。
9月10日、YSPY。0.13ドル。19円です。
19円。されどこの19円に、私の魂が宿りますッ! コアCPIが予想を上回ろうが、10年債利回りが4.95%まで跳ね上がろうが、この19円は誰にも取り消せませんッ!
金利が暴れた週に、S&P500へオプションを売って市場から正式に受け取った現金です。ポイント還元でも善意でもなく、契約に基づく支払いですッ!
……というわけで、8発で660円でした。
19円のために立ち上がったところで、缶の中身が半分減っていました。人柱の実験記録とは、そういうスケールで進みます。
なお着金額のうち一部はROC(元本の払い戻し)を含みます。全額が利益というわけではありません。この点は後半で扱います。
銘柄別ランキング:NVDY、首位から最下位への転落

| 順位 | ティッカー | 先週損益率 | 今週損益率 | 週間騰落率 | 魂の叫び |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | YSPY | -18.82% | -18.77% | +0.05pp | 偽りの安全、今週はほぼ動かず健闘 |
| 2 | FEPI | -8.56% | -8.56% | +0.00pp | 三悪魔、完全な横ばい |
| 3 | JEPQ | +7.03% | +6.86% | -0.16pp | 前座、微減もまだ最上位圏 |
| 4 | TQQY | -24.38% | -24.57% | -0.19pp | 死神、静かに悪化 |
| 5 | QQQI | +0.94% | +0.59% | -0.35pp | 意地のハイテク、わずかに後退 |
| 6 | CEPI | -8.91% | -9.42% | -0.51pp | 混沌の覇者、暗号荒波の余波 |
| 7 | AIPI | -9.37% | -9.98% | -0.61pp | 暴れ馬、今週はおとなしく後退 |
| 8 | IGLD | -16.10% | -17.16% | -1.06pp | 金の盾、利上げ観測の重石で沈む |
| 9 | ULTY | -33.03% | -34.38% | -1.35pp | 吐血、止まらぬ元本溶解 |
| 10 | TLTX | -8.96% | -10.32% | -1.36pp | 守護者、長期金利急上昇の刃を正面から浴びる |
| 11 | NVYY | -37.62% | -39.15% | -1.52pp | 含み損の主犯、今週もじりじり悪化 |
| 12 | 453A | -4.93% | -7.86% | -2.93pp | 国債使い、金利急上昇の直撃 |
| 13 | 2865 | +2.09% | -1.20% | -3.29pp | 守備の番人、プラス圏から陥落 |
| 14 | DOGG | +7.41% | +4.05% | -3.35pp | 孤軍奮闘の犬、優雅に裏切る |
| 15 | 563A | +1.07% | -2.63% | -3.71pp | 新型兵器、大幅反落 |
| 16 | NVDY | -11.34% | -15.51% | -4.17pp | 主役、先週の首位から今週の最下位へ転落 |
なお、この損益率は株価のみの変動率で、配当を含みません。各銘柄が上場する市場の建値で算出しており、通貨も統一していません。
今週の主役は、最下位のNVDYです。
先週は+3.42ppで堂々の首位でした。「主役の帰還」と、私はここに書きました。
その舌の根も乾かぬうちに、今週は-4.17ppで16銘柄中の最下位です。損益率も-11.34%から-15.51%へ沈みました。
前言は撤回します。堂々と撤回して、そのまま記録に残します。褒めた翌週に最下位というのは、記録係としてはむしろ上等な素材です。
下位には、金利感応度の高い銘柄が揃って沈んでいます。
10位TLTX(-1.36pp)と12位453A(-2.93pp)は、いずれも長期米国債を原資産とするカバードコール商品です。長期債は金利感応度が最も高く、4.80%から4.95%への上昇を正面から浴びました。ただし453Aは東証上場・円建てのため、今週の円高1.35%ぶんも重なっています。為替を除けば、下げ幅はTLTXと同程度です。
8位IGLD(-1.06pp)も、利上げ観測の重石で-17.16%まで沈んでいます。有事の金は、今週も輝いてくれませんでした。
一方、上位は「動かなかった銘柄」が占めました。首位YSPYは+0.05pp、2位FEPIは+0.00ppの完全な横ばいです。
下げ相場の週に上位へ来るのは、上げた銘柄ではなく、削られなかった銘柄です。ランキングとは、そういう顔もするものでした。
今週のポートフォリオ決算

| 項目 | 金額(ドル) | 金額(円・為替込み) |
|---|---|---|
| 投資元本 | 1,980.64ドル | 310,206円 |
| 株式時価総額合計 | 1,754.21ドル | 269,366円 |
| 株式評価損益合計 | -226.43ドル | -40,839円 |
| 株式評価損益率 | -11.43%(ドル建て) | -13.17%(円建て・為替込み) |
| 累計配当金総額 | +249.32ドル | +39,797円 |
| (投資元本比 累計配当) | +12.59% | — |
| トータルリターン | +22.89ドル | -1,042円 |
| トータルリターン率 | +1.16%(ドル建て) | -0.34%(円建て・為替込み) |
| 為替 | 1ドル=153.55円 | — |
円建てのトータルリターンは、先週の+5,803円から-1,042円へ。差し引き6,845円の悪化です。
内訳を分解します。株式評価損益が-33,334円から-40,839円へ、7,505円ぶん悪化しました。そこに今週の配当660円が乗っても、マイナス転落は止められませんでした。
ただし、ここは正直に注記しておきます。円建ての悪化には、円高(155.66円→153.55円)の逆風が含まれています。
為替の影響を除いたドル建てのトータルリターンは+22.89ドル(+1.16%)で、まだ黒字です。体感(円建て)は赤字転落ですが、運用の実力(ドル建て)はかろうじてプラス圏にあります。
都合のいいほうだけを採用する気はありません。主表記は円建て、実力の確認はドル建て。両方を並べて記録します。
CMA考察:NVDYはなぜ-4.17ppまで沈んだのか──個別要因と金利、二つの逆風

結論から申し上げます。今週最大の戦犯はNVDYです。主犯格はエヌビディア個別の下落材料であり、長期金利の急上昇はそこに追い打ちをかけた副因です。
同週のNVDA株は、報じられている司法省(DOJ)による反トラスト精査の観測を受けて9月10日単体で-2.26%、週間(9月4日終値→9月11日終値)では-5.13%まで下落しました。NVDYはこのエヌビディア単一株にコールオプションを売る戦略のため、原資産の下げがほぼそのまま反映されます。-4.17ppという下げ幅は、この個別要因だけでほぼ説明がついてしまいます。
理由①:エヌビディア単一株ゆえの脆さです。
NVDYはエヌビディア1銘柄にコールオプションを売る戦略です。株価が上がっても取り分には天井がありますが、下がるときは原資産の下落をほぼそのまま受けます。プレミアム収入によるクッションがまったく効かないわけではありません(現に今週、YSPY・FEPI・QQQI・TQQYは各指数よりマイルドな下げにとどまっています)。
ただしNVDYの場合、原資産であるエヌビディア自体が個別材料で-5.13%という大きな下げを見せたため、クッションの厚みでは吸収しきれませんでした。
理由②:長期金利の上昇も、地合いとしては効いています(ただし主犯ではなさそうです)。
ここが今週の教育コーナーです。株価は本来、その企業が将来生み出す利益を、現在の価値に割り引いて評価したものです。
このとき使う割引率は、長期金利を土台にしています。金利が上がれば割引率も上がり、将来の利益の現在価値は目減りします。
そして重要なのは、目減りの度合いが将来の遠さに比例する点です。来年の利益より、10年後の利益のほうが大きく削られます。理屈のうえでは、エヌビディアのような高PER・高成長株ほど、この目減りの影響を受けやすいはずです。
ただし、正直に書きます。今週の指数の並びを見ると、この理屈だけでは説明がつきません。NASDAQ総合が-0.66%と最も下げ幅が小さく、逆にダウ平均が-1.57%と最も大きく下げています。
割引率が主犯なら高PER・高成長株の集まるNASDAQが最も沈むはずですが、実際は逆でした。つまり今週の金利上昇は市場全体のリスクオフ心理を強めた「地合い」としては効いていますが、NVDYの下げ幅の大半を説明する主犯は、理由①のエヌビディア個別材料だと考えています。
同じ長期金利上昇でもTLTX(-1.36pp)や453A(-2.93pp)が沈んだのは、原資産が文字通り長期国債そのものだからです。これは割引率の理屈がそのまま当てはまります。一方、成長株全般が同じように沈んだわけではない点は、上記の指数の並びが示すとおりです。
具体例が、まさに今週のランキングです。先週+3.42ppで首位だった銘柄が、今週-4.17ppで最下位。構造(上昇は天井あり・下落は直撃)は先週も今週も同じですから、順位を分けたのは構造ではなく、今週たまたま原資産に出た個別材料のほうです。
ROCについても、今週も明記しておきます。
運用会社公式のSection 19(a)通知(直近公表分・2026年8月分)を確認しました。その結果、ULTYの分配金はROC(元本の払い戻し)比率100%でした。今週着弾分(9月分)の通知はまだ未公表ですが、同じ比率であれば105円も全額が自分の元本の払い戻しということになります。
一方、同じ通知でNVDYはROC比率0%(インカム比率100%)でした。同じ「高分配ETF」でも、中身はまったく別物です。
つまり今週の入金額の一部は、利益ではなく自分の元本が戻ってきているだけ、ということになります。今週の660円も、全額が果実というわけではありません。
知っています。知ったうえで、数えています。
ここで、多くの方の胸に去来する一言があるはずです。「金利上昇に弱い銘柄ばかり集めて、それならオルカン(オールカントリー=全世界株インデックス)でよくないですか」……云ってはいけないッ!!
それを云ったら、この人体実験は初日で終わります。正しさは知っています。知ったうえで、こちらの道を歩いているだけです。
来週の見通し・注目イベント:FOMCという名の台風前夜

来週は、身構えるしかない週です。
確定済みイベント:FOMC(連邦公開市場委員会)が2026年9月15〜16日に開催されます。
政策金利の発表は9月16日14:00(米東部時間)です。現行の誘導目標レンジは3.50〜3.75%です。
今週のコアCPI上振れを受けて、利上げ観測が強まっている状況です。具体的な織り込み確率については一次情報を確認できていないため、数値の断定はしません。
台風の進路予想を語らず、ただ雨戸を閉める。人柱にできるのは、それだけです。
レジーム判定の見立て: 市場局面カード(2026年9月7日の週「インフレ鈍化・金利高止まり」)と、intermarket週報の「リスクオフ(弱)」判定があります。両者ともFOMCの結果が出るまで、同一局面が延長される可能性が高いと見ています。
これは新規の相場予測ではなく、現行局面の延長として記載しています。金利が主役の週は、金利のイベントが終わるまで続く、というだけの話です。
保有銘柄の分配予定: 権利落ち日・分配日程について、公式に確定した一次情報を今回は取得できていません。実績ベースで来週のレポートにて報告します。AIの予測値は書きません。
なお、今週の金利急上昇はまだ消化されていません。10年債利回りが4.95%台に居座ったままFOMCを迎えるのか、それとも前倒しで動くのか。どちらにせよ、金利感応度の高いTLTX・453A・NVDYの数字は来週も荒れる可能性があります。
上がるとも下がるとも申しません。ただ、数えに行きます。それが記録係の仕事です。
嵐の前の静けさに震えながら、人柱は今週もストロングゼロを買い足しました。ここは変わりません。
結論

聞いてください!!
先に断っておくと、この結論を書いている今、買い足したストロングゼロはもう半分空いています。
先週まで黒字だったはずのトータルリターンが、たった1週間で赤字に転落しました。+5,803円が-1,042円です。
数字は正直です。そしてその正直さが、時に一番こたえます。含み損の話ではありません。「戻ってきた」と思った矢先に押し戻される、あの感覚の話です。
それでも、です。配当という現金だけは、一方向にしか動きません。
円建てが赤字に転落しようが、9月7日から10日にかけて着金した660円は取り消されません。評価損益は「まだ確定していない敗北」で、配当は「すでに確定した勝利」です。
人柱が握っているのは、後者のほうです。ただし、その勝利の中身の一部はROC(元本の払い戻し)だという点は、後段で改めて触れます。
証券アナリストとして、もう一段だけ整理します。評価損益だけを見るのは、試合の途中経過だけで一喜一憂するのと同じです。
見るべきはトータルリターン、つまり評価損益と累計配当を合わせた数字です。ドル建てでは今週も+22.89ドル、+1.16%でプラス圏を死守しています。
円建てのマイナスは、為替という外部要因が相当のぶんを担っています。ただし為替に助けられた週も過去にはありました。助けも逆風も、どちらも同じ帳簿に載せて記録します。
船橋、深夜、ストロングゼロ。画面には円建て-1,042円の赤い数字があります。
この記録を、誰に頼まれたわけでもなく続けています。全員が正解を選ぶ世界に、誰か一人くらい記録係が要るはずだ、と思っているからです。
もしあなたが、円建ての数字だけを見て眠れなくなっているのなら。一度、為替を除いたドル建ての数字を並べてみてください。
景色が変わるかもしれません。変わらないかもしれません。それでも、内訳を知ったうえで眠れないほうが、まだましだと私は思っています。
もっとも、着金の中身にはROCの銘柄も混じっています。株価は水面下のままです。
今週も、負けてない。660円、確かに口座に入った。
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よくある質問(FAQ)
Q1. 配当金をもらってもトータルリターンがマイナスになるのはなぜですか?
配当金を受け取ってもトータルリターンがマイナスになるのは、主に以下の要因が考えられます。
- 株価の変動リスク:ETFは値動きのある有価証券等に投資するため、基準価額が変動します。組入銘柄の株価が下落した場合、基準価額も下落し、投資元本を割り込む可能性があります。
- 配当金支払いの不確実性:企業は将来にわたって配当を支払い続ける義務はありません。経済の低迷期には配当の減額・停止がファンドのパフォーマンスに悪影響を与えることもあります。
- 分配金が元本払戻金(特別分配金)である場合:分配金がファンドの収益・利益を超えて支払われる場合、その一部または全部が元本払戻金(ROC)となり、ファンドの純資産価値を減少させます。結果として、分配金を受け取ってもトータルリターンがマイナスになることがあります。
- デリバティブのリスク:カバードコール戦略で使われるオプション等のデリバティブは、原資産の価値と完全に連動しない場合があり、レバレッジの利用は損益の振れ幅を増幅させることがあります。
これらの要因により、配当金を受け取っても基準価額の下落が配当収益を上回り、トータルリターンがマイナスになることがあります。
出典:NEOS Nasdaq-100 High Income ETF (QQQI) 目論見書、グローバルX NASDAQ100・カバード・コールETF (2865) 簡易目論見書、グローバルX NASDAQ100・デイリー・カバード・コールETF (563A) 簡易目論見書、FT Cboe Vest DJIA Dogs 10 Target Income ETF (DOGG) 目論見書
Q2. NVDYのようなカバードコールETFは株価が下落したときにどのようなリスクがありますか?
NVDYのようなカバードコールETFが株価下落時に抱えるリスクは以下のとおりです。
- 基準価額の下落:対象株価が下落するとETFの基準価額も下落し、投資元本を割り込む可能性があります。NVDYはエヌビディア単一株を対象としているため、エヌビディアの株価変動が直接的に影響します。
- 回復の遅れ:カバードコール戦略では、原資産価格が下落してその後回復しても、コール売却によって上昇益が限定されているぶん、基準価額の回復は原資産価格より緩やかになる傾向があります。
- 為替リスク:原則として為替ヘッジを行わないため、円高局面では円換算での基準価額が下落する要因になります。
- 流動性リスク:市場環境の急変時に組入資産の流動性が低下すると、期待した価格で売却できず、換金が遅延する可能性があります。
エヌビディア単一株オプション戦略であるNVDYは「危険度:特大」と評価される銘柄で、ボラティリティを配当に変える一方、上昇の天井が低いという特徴があります。
出典:グローバルX NASDAQ100・カバード・コールETF (2865) 簡易目論見書、グローバルX NASDAQ100・デイリー・カバード・コールETF (563A) 簡易目論見書、ポートフォリオ銘柄マスター
免責事項: 本記事は筆者個人の投資記録および分析であり、特定の金融商品の購入・売却を推奨するものではありません。記載の数値は執筆時点でのanalysis-lab DB実測値および公表資料に基づきますが、正確性を保証するものではありません。投資判断はご自身の責任において行ってください。カバードコールETFは元本割れのリスクがあり、分配金には元本払戻金(ROC)が含まれる場合があります。






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