記事のタイトルが衝撃的だったのでシェア。
記事は数年前に話題になった『The Psychology of Money(サイコロジー・オブ・マネー)』の記事でした。
記事はこちら。
外部リンク:人生の幸福度は「貯金の量」で決まる
タイトルだけ読むと金は力さとか言いたくなりますが、本質をついた良い記事でした。

幸せのカギは「人生をコントロールできている」という感覚
記事にはこう書かれていました。
心理学者のキャンベルは、他と比べて明らかに幸福度が高い人々がいることを明らかにした。ただしその要因は、収入や地域、教育などではなかった。収入が高くても、良い地域に住んでいても、教育レベルが高くても、慢性的に不幸を感じている者は大勢いた。
幸福度の高い人々に見られた一番の共通点は、もっと単純なことだった。キャンベルはこう述べている。
「従来の心理学が考察してきた客観的な諸条件のどれよりも、人間に幸福感をもたらす信頼性が高い要因は、人生を自分でコントロールしているというはっきりとした感覚があることだ」
つまり、人生を自分でコントロールするにはお金が必要ってことです。
まあ、当たり前っちゃ当たり前ですよね。
お金がなければ、生きるためには仕事をしなければなりません。
そして、仕事は楽しいこともあれば、辛いことも多いです。
むしろ辛いことの方が多いかも。。。
一生困らないだけの貯蓄があれば、嫌な仕事をする必要がありません。また、もし今の仕事を解雇されても次の仕事を慌てて探す必要がないのです。
また、筆者は記事でこう言ってます。
つまり、どんなに高い給料よりも、どんなに大きな家よりも、どんなにステータスのある仕事よりも、「好きなときに、好きな人と、好きなことができる」生活を送れることのほうが、人を幸せにするのである。
好きなときに、好きな人と、好きなことができる。いい言葉ですね。
色々な研究結果でも言われていることですが、死ぬ間際に「もっと仕事したかった」と後悔する人はいないようです。
逆に「もう一度家族と旅行に行きたかった」や「もっとチャレンジすればよかった」という気持ちを持つことが多いようです。
確かに最終的な人生の後悔は人間関係と自分の興味のあることへのチャレンジの有無に集約しそうです。
最後にスティーブ・ジョブスも死ぬ間際に以下のことを思ったと以前読んだのでシェアします。
私は、ビジネスの世界で、成功の頂点に君臨した。
他の人の目には、私の人生は成功の典型的な縮図に見えるだろう。
しかし、仕事をのぞくと喜びが少ない人生だった。
人生の終わりには、富など、私が積み上げてきた人生の単なる事実でしかない。
病気でベッドに寝ていると、人生が走馬灯のように思い出される。
私がずっとプライドを持っていたこと、認証(認められること)や富は、迫る死を目の前にして色あせていき、何も意味をなさなくなっている。
この暗闇の中で、生命維持装置のグリーンのライトが点滅するのを見つめ、機械的な音が耳に聞こえてくる。
神の息を感じる。
死がだんだんと近づいている。。。。
今やっと理解したことがある。
人生において十分にやっていけるだけの富を積み上げた後は、富とは関係のない他のことを追い求めた方が良い。
もっと大切な何か他のこと。それは、人間関係や、芸術や、または若い頃からの夢かもしれない。
終わりを知らない富の追求は、人を歪ませてしまう。私のようにね。
神は、誰もの心の中に、富みによってもたらされた幻想ではなく、愛を感じさせるための「感覚」というものを与えてくださった。
私が勝ち得た富は、(私が死ぬ時に)一緒に持っていけるものではない。
私が持っていける物は、愛情にあふれた思い出だけだ。
これこそが本当の豊かさであり、あなたとずっと一緒にいてくれるもの、あなたに力をあたえてくれるもの、あなたの道を照らしてくれるものだ。
愛とは、何千マイルも超えて旅をする。
人生には限界はない。
行きたいところに行きなさい。
望むところまで高峰を登りなさい。
全てはあなたの心の中にある、全てはあなたの手の中にあるのだから。
世の中で、一番犠牲を払うことになる「ベッド(賭け)」は、何か知っているかい?
シックベッド(病床)だよ。
あなたのために、ドライバーを誰か雇うこともできる。
お金を作ってもらうことも出来る。
だけれど、あなたの代わりに病気になってくれる人は見つけることは出来ない。
物質的な物はなくなっても、また見つけられる。
しかし、一つだけ、なくなってしまっては、再度見つけられない物がある。
人生だよ。
命だよ。
手術室に入る時、その病人は、まだ読み終えてない本が1冊あったことに気付くんだ。
「健康な生活を送る本」
あなたの人生がどのようなステージにあったとしても、誰もが、いつか、人生の幕を閉じる日がやってくる。
あなたの家族のために愛情を大切にしてください。
あなたのパートーナーのために、あなたの友人のために。
そして自分を丁寧に扱ってあげてください。
他の人を大切にしてください。
スティーブ・ジョブス最後の言葉
途中から、タイトルとは真逆のことを書いているように思いますが、私が言いたいのはお金と友人や家族とのバランスを取ることは人生には大事だよってことです。

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