米6月小売売上高は前月から横ばい:予想を上回る

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アメリカ経済の健康状態を測る重要な指標の一つである小売売上高。

最新のデータから、消費者の購買行動や市場のトレンドが浮き彫りになっています。

オンラインショッピングの普及や飲食業界の復調が示すように、消費者のニーズや生活スタイルが急速に変化している今、小売売上高の動向は投資家や市場関係者にとって見逃せない情報源です。

小売売上高は2024年6月に注目すべき動きを見せました。

本記事では、最新の小売売上高データを詳しく分析し、これが株価や経済全体にどのような影響を与えるのかを探ります。

目次

米国の小売売上高の結果

季節変動、休日および営業日の違いを調整した2024年6月のアメリカの小売業および食品サービスの売上高の速報値は、価格変動を調整せずに7043億ドルで、前月とほぼ変わらず(±0.5%)、2023年6月と比べて2.3%(±0.5%)増加しました。

2024年4月から2024年6月までの総売上高は、前年同期比で2.5%(±0.5%)増加しました。2024年4月から2024年5月までの変化率は、0.1%(±0.4%)*の増加から0.3%(±0.2%)の増加に修正されました。

小売業の売上高は、2024年5月から0.1%(±0.5%)*減少しましたが、昨年比で2.0%(±0.5%)増加しました。非店舗小売業は、前年同月比で8.9%(±1.4%)増加し、食品サービスおよび飲食店は2023年6月と比べて4.4%(±2.1%)増加しました。

※(±*.*%)は統計の推定誤差範囲を示しています。なので、例えば2.5%(±0.5%)と書かれている実際の範囲は2.0~3.0%となります。

小売売上高 

  • 前月比:0.0%(予想:-0.2%) 前回:0.3%
  • 前年比:2.3%       前回:2.6%

小売売上高  自動車除くコア除くも予想を上回りました。

6月の小売売上高は横ばいだったものの、基調は堅調のため、2024年第2・四半期の経済成長率見通しを押し上げる可能性があるようです。

基本的に9月のFOMCで利下げはされると思いますが、小売売上高が上昇基調を続けるようなら、2回目の利下げは今年中にはないかもしれないですね。

だた、7月以降でどのように数値が変化するかを注視したいと思います。

小売売上高  自動車除くコア

  • 前月比:0.4%(予想:0.2%) 前回:0.1%
  • 前年比:3.0%        前回:3.4%

コア小売売上高は今年に入って上昇基調です。

コア小売売上高は国内総生産(GDP)統計に含まれる消費支出と密接に関連しているので、上昇が続くのはあまり良いとは言えませんね~

小売売上高と消費者物価指数(CPI)は消費者の購買力や価格変動の影響を調べる経済指標ですが、以下のことが異なります。

  1. 対象範囲:小売売上高は商品やサービスの売上を測りますが、CPIは消費者が購入する一連の商品やサービスの価格変動を測ります。
  2. 目的:小売売上高は経済活動の一面を示すのに対し、CPIはインフレ率や物価の変動を示します。
  3. 影響要因:小売売上高は消費者の信頼感や所得水準に影響されますが、CPIは原材料のコストや供給と需要のバランスによって変動します。

FEBウォッチ

小売売上高の発表でFebウォッチはほぼ変わりませんでした。

予想では今年は9月のFOMCから3回の利下げを予想しています。

GDP NowのGDP予想

2024年第2四半期の実質GDP成長率(季節調整済年率)に対するGDPNowモデルの推定値は、7月16日の2.5%から7月17日には2.7%に上昇しました。

今朝の米国国勢調査局からの住宅着工件数報告と、連邦準備制度理事会からの工業生産報告の後、第2四半期の実質個人消費支出成長率と第2四半期の実質民間国内投資成長率の現時点での予測値は、それぞれ2.1%と7.7%から2.2%と8.9%に上昇しました。

次回のGDPNowの更新は7月24日(水)です。

GDPNow:https://www.atlantafed.org/cqer/research/gdpnow

小売売上高の情報ソース

出所:https://www.census.gov/retail/sales.html

まとめ

CPIやPCEデフレーターを見ると下落していますが、コア小売売上高を見ると数値が上昇しています。

CPIやPCEデフレーターが下落していることは、全体的な物価水準が下がっていることを示しています。

一方で、コア小売売上高が上昇していることは、消費者の購買意欲が高まり、積極的にお金を使っていることを示しています。

ロイターの記事を見ると低・中所得層が消費を手控える一方、富裕層の積極的な消費が経済全体の前進を支えているようです。

米国では経済の異なる所得層での不均衡が生じ、企業の利益率低下や雇用への影響など、さまざまな課題が浮上していそうです。

ソフトランディングするのも一筋縄ではいかなそうです。

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この記事を書いた人

真毅のアバター 真毅 自由人

趣味はカメラ、ランニング、読書。職業はシステムエンジニア。昔はリサーチハウスで企業調査、産業分析を行っていました。目標は投資で稼いでゆっくり生きる。資格はFP2級、証券アナリスト。投資対象は日本株、米国ETF、金、暗号資産、不動産。金融資産と実物資産の両輪で資産形成。

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