Colaboratoryを使用して、FREDのデータをGoogleスプレッドシートに記入する方法

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Googleスプレッドシートにスプレッドシート「経済指標 取得用」、シート名「雇用統計」「新規失業保険申請件数」「CPI&PPI」「マネーストック」を作成し、以下のプログラムをColaboratoryで実行すれば、データを取得できるはずです。

import sys
import time

import pandas as pd
import datetime as dt
import pandas_datareader.data as web
import matplotlib.pyplot as plt
import re

# 認証のためのコード
from google.colab import auth
auth.authenticate_user()

import gspread
from google.auth import default
creds, _ = default()
gc = gspread.authorize(creds)


open = dt.date(1900,1,1)
stop = dt.date(2024,1,1)

try:

  # 実行時間を測るStart
  start = time.time()
  print ("開始時間:{0}".format(time.strftime('%Y/%m/%d %H:%M:%S')) )

  def toAlpha(num):
    if num<=26:
        return chr(64+num)
    elif num%26==0:
        return toAlpha(num//26-1)+chr(90)
    else:
        return toAlpha(num//26)+chr(64+num%26)

  def Getdata(code,start,stop,start_cell,filename,sheetname):
    ## スプレッドシートを開く(名前から)
    ss = gc.open(filename)
    # シートを特定する(シート名で特定)
    st = ss.worksheet(sheetname)

    # FREDからデータを取得
    df = web.DataReader(code, 'fred', open, stop)

    col_lastnum = len(df.columns) # DataFrameの列数
    row_lastnum = len(df.index)   # DataFrameの行数

    #googleスプレッドシートの開始位置
    start_cell_col = re.sub(r'[\d]', '', start_cell)
    start_cell_row = int(re.sub(r'[\D]', '', start_cell))

    # アルファベットから数字を返すラムダ式(A列~Z列まで)
    # 例:A→1、Z→26
    alpha2num = lambda c: ord(c) - ord('A') + 1

    # 展開を開始するセルからA1セルの差分
    row_diff = start_cell_row-1
    col_diff = alpha2num(start_cell_col)-alpha2num('A')

    cell_list = st.range(start_cell+':'+toAlpha(col_lastnum+1+col_diff)+str(row_lastnum+1+row_diff))

    #googleスプレッドシートに記載
    for cell in cell_list:
        if cell.col == 1+col_diff and cell.row == 1+row_diff:
            val = ''
        elif cell.col == 1+col_diff:
            val = df.index[cell.row-(2+row_diff)]
        elif cell.row == 1+row_diff:
            val = df.columns[cell.col-(2+col_diff)]
        else:
            val = df.iloc[cell.row-(2+row_diff)][cell.col-(2+col_diff)]

        cell.value = str(val)

    st.update_cells(cell_list)

  #PAYEMS 全従業員、非農業部門合計
  #UNRATE 失業率
  #CIVPART 労働力参加率
  #CES0500000003 平均時給
  Getdata(["PAYEMS","UNRATE","CIVPART","CES0500000003"],open,stop,'A2','経済指標 取得用','雇用統計')
  #ICSA 新規失業保険申請件数
  Getdata('ICSA',open,stop,'A2','経済指標 取得用','新規失業保険申請件数')

  #CPIAUCSL CPI
  #CPILFESL CPI 食料とエネルギーを除く
  #CORESTICKM159SFRBATL スティッキープライス消費者物価指数(食料とエネルギーを除く)
  #PPIACO PPI
  #PPIFIS PPI 最終需要 
  #PPICOR PPI 最終需要 食料とエネルギーを除く
  #PCE 個人消費支出
  #DPCERD3Q086SBEA 個人消費支出 (暗黙の価格デフレーター)
  #PCEPILFE 食料・エネルギーを除く個人消費支出(連鎖型物価指数)
  Code = ["CPIAUCSL","CPILFESL","CORESTICKM159SFRBATL","PPIACO","PPIFIS","PPICOR","PCE","DPCERD3Q086SBEA","PCEPILFE"]
  Getdata(Code,open,stop,'A2','経済指標 取得用','CPI&PPI')

  #M2REAL 米M2マネーストック

  Code = ["M2REAL"]
  Getdata(Code,open,stop,'A2','経済指標 取得用','マネーストック')

except Exception:

  e = sys.exc_info()[1]
  print("エラー",e.args)

finally:

  # 実行時間を測るEnd
  print ("終了時間:{0}".format(time.strftime('%Y/%m/%d %H:%M:%S')) )
  elapsed_time = time.time() - start
  print ("処理時間:{0}".format(elapsed_time) + "[sec]")
目次

各プログラムの説明

googleスプレッドと連携

# 認証のためのコード
from google.colab import auth
auth.authenticate_user()

import gspread
from google.auth import default
creds, _ = default()
gc = gspread.authorize(creds)

fredで取得する期間

open = dt.date(1900,1,1)
stop = dt.date(2024,1,1)

googleスプレッドシートの行のアルファベットを数値に変換

  def toAlpha(num):
    if num<=26:
        return chr(64+num)
    elif num%26==0:
        return toAlpha(num//26-1)+chr(90)
    else:
        return toAlpha(num//26)+chr(64+num%26)

FREDからデータ取得及び、googleスプレッドシートに記述

  def Getdata(code,start,stop,start_cell,filename,sheetname):
    ## スプレッドシートを開く(名前から)
    ss = gc.open(filename)
    # シートを特定する(シート名で特定)
    st = ss.worksheet(sheetname)

    # FREDからデータを取得
    df = web.DataReader(code, 'fred', open, stop)

    col_lastnum = len(df.columns) # DataFrameの列数
    row_lastnum = len(df.index)   # DataFrameの行数

    #googleスプレッドシートの開始位置
    start_cell_col = re.sub(r'[\d]', '', start_cell)
    start_cell_row = int(re.sub(r'[\D]', '', start_cell))

    # アルファベットから数字を返すラムダ式(A列~Z列まで)
    # 例:A→1、Z→26
    alpha2num = lambda c: ord(c) - ord('A') + 1

    # 展開を開始するセルからA1セルの差分
    row_diff = start_cell_row-1
    col_diff = alpha2num(start_cell_col)-alpha2num('A')

    cell_list = st.range(start_cell+':'+toAlpha(col_lastnum+1+col_diff)+str(row_lastnum+1+row_diff))

    #googleスプレッドシートに記載
    for cell in cell_list:
        if cell.col == 1+col_diff and cell.row == 1+row_diff:
            val = ''
        elif cell.col == 1+col_diff:
            val = df.index[cell.row-(2+row_diff)]
        elif cell.row == 1+row_diff:
            val = df.columns[cell.col-(2+col_diff)]
        else:
            val = df.iloc[cell.row-(2+row_diff)][cell.col-(2+col_diff)]

        cell.value = str(val)

    st.update_cells(cell_list)

  #PAYEMS 全従業員、非農業部門合計
  #UNRATE 失業率
  #CIVPART 労働力参加率
  #CES0500000003 平均時給
  Getdata(["PAYEMS","UNRATE","CIVPART","CES0500000003"],open,stop,'A2','経済指標 取得用','雇用統計')
  #ICSA 新規失業保険申請件数
  Getdata('ICSA',open,stop,'A2','経済指標 取得用','新規失業保険申請件数')

  #CPIAUCSL CPI
  #CPILFESL CPI 食料とエネルギーを除く
  #CORESTICKM159SFRBATL スティッキープライス消費者物価指数(食料とエネルギーを除く)
  #PPIACO PPI
  #PPIFIS PPI 最終需要 
  #PPICOR PPI 最終需要 食料とエネルギーを除く
  #PCE 個人消費支出
  #DPCERD3Q086SBEA 個人消費支出 (暗黙の価格デフレーター)
  #PCEPILFE 食料・エネルギーを除く個人消費支出(連鎖型物価指数)
  Code = ["CPIAUCSL","CPILFESL","CORESTICKM159SFRBATL","PPIACO","PPIFIS","PPICOR","PCE","DPCERD3Q086SBEA","PCEPILFE"]
  Getdata(Code,open,stop,'A2','経済指標 取得用','CPI&PPI')

  #M2REAL 米M2マネーストック

  Code = ["M2REAL"]
  Getdata(Code,open,stop,'A2','経済指標 取得用','マネーストック')

プログラムで取得できる経済指標

  • PAYEMS 全従業員、非農業部門合計
  • UNRATE 失業率
  • CIVPART 労働力参加率
  • CES0500000003 平均時給
  • ICSA 新規失業保険申請件数
  • CPIAUCSL CPI
  • CPILFESL CPI 食料とエネルギーを除く
  • CORESTICKM159SFRBATL スティッキープライス消費者物価指数(食料とエネルギーを除く)
  • PPIACO PPI
  • PPIFIS PPI 最終需要
  • PPICOR PPI 最終需要 食料とエネルギーを除く
  • PCE 個人消費支出
  • DPCERD3Q086SBEA 個人消費支出 (暗黙の価格デフレーター)
  • PCEPILFE 食料・エネルギーを除く個人消費支出(連鎖型物価指数)
  • M2REAL 米M2マネーストック

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この記事を書いた人

真毅のアバター 真毅 自由人

趣味はカメラ、ランニング、読書。職業はシステムエンジニア。昔はリサーチハウスで企業調査、産業分析を行っていました。目標は投資で稼いでゆっくり生きる。資格はFP2級、証券アナリスト。投資対象は日本株、米国ETF、金、暗号資産、不動産。金融資産と実物資産の両輪で資産形成。

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