今日もブログを訪れていただきありがとうございます。突然ですが、皆さんは「なぜお金が貯まらないのか」と考えたことはありませんか?毎月給料をもらっているのに、気が付けば財布は空っぽ…。そんな経験、誰しも一度はあるのではないでしょうか。
実は、貯金ができない理由の大部分は、収入の多寡ではなく、あなたの「メンタル」にあるのです。収入が少ないからといって諦めるのはまだ早い!今日のブログでは、貯金を増やすためのメンタル術、そして無理なく節約できる具体的な方法をお伝えします。
お金を無駄にしない「貯金メンタル」を手に入れ、あなたの夢や目標を実現させましょう。さあ、一緒に貯金の達人を目指してスタートです!

著者紹介
著者の節約オタクふゆこ (せつやくおたくふゆこ)さんは1993年2月14日生まれ。「節約オタク」を自称する節約・投資系YouTuberです。理系大学院を修了後、電子系メーカーに開発職として就職しましたが、将来のお金に対する不安からお金について学び始めました。
その結果、奨学金477万円を返済しながら月10万円で生活し、年間300万円を貯金。20代で見事に資産1000万円を達成しました。現在は脱サラし、フリーランスとして活動中。
2021年から運営しているYouTubeチャンネル「節約オタクふゆこ」では、日常的な節約法や投資についての動画を初心者向けに配信して人気を博し、チャンネル登録者数は2023年11月時点で37万人を超えています。
本書の要点
- お金が貯まらない原因の多くはメンタルによるものである: 収入が少ないだけが原因ではなく、日常の小さな浪費や優先順位のつけ方に問題がある。
- 固定観念や流行に流されないことが重要: 世間体や流行に影響されて無駄な支出をしないために、自分に本当に必要なものを見極めることが大切。
- 浪費習慣を改善するためにはストレス対策が必要: ストレスが原因で浪費している場合、別のストレスコーピング方法を見つけ、メンタルを安定させることが重要。
- 家計簿アプリを活用して支出を可視化する: 家計簿アプリを使って支出を管理し、無駄な支出を抑えることで、節約効果を見える化し、モチベーションを維持する。
- 固定費と変動費を削減する具体的な方法を実行する: 固定費の削減から始め、変動費については「自分ルール」を設けて管理する。また、浪費日記をつけて自分の支出を意識的に管理する。
【お金が貯まる!】成功の鍵はメンタル管理が9割
なぜお金が貯まらない?その真実とは
贅沢はしていないのに、お金が貯まらない。給料日前になると、いつも生活がカツカツになってしまう。その原因はどこにあるのでしょうか。「会社が給料を上げてくれないから」と考えるかもしれませんが、それは原因の一端であっても、考え方としては正しくありません。
例えばこんな生活をしていないでしょうか。仕事帰りについコンビニでお菓子を買ってしまう。自分へのご褒美に服やコスメを買う。買ったのに使っていないものがある。今を楽しみたいので、その時ほしいものややりたいことを最優先にする——。
何かを選ぶことは同時に何かを捨てることです。「仕事帰りのコンビニのお菓子」や「ほしい服やコスメ」を買うなら「来月あたり旅行に行きたいな」という計画は捨てなければなりません。
「若いうちにお金を自由に使う」を優先するなら、将来のための備えや金銭的な安心は捨てなければなりません。本音は「すべてを手に入れたい!」「どれも捨てたくない!」というところですが、決まったお金で生活をしている限り、そうはいきません。
大切ではないモノやコトにお金を使うということは、その分大切なモノやコトにお金を使う選択肢を捨てることです。貯金ができない、ほしいものが買えない、やりたいことができないのは「収入が少ないから」ではありません。節約においては、自分自身の考え方、つまりメンタルが最も重要なのです。
流行に流されるな!お金を守る考え方
例えば「アラサー世代の社会人女性」と言われたとき、どんな生活を思い浮かべるでしょうか。インテリアにこだわり、恋人や友だちとの食事会ではおしゃれな店に足を運び、トレンドを押さえてファッションにも気を配り、ジムやホットヨガに通って自分磨きをし、ネイルサロンやまつ毛エクステなど美容にも定期的にお金を使う——そんな像が思い浮かんでこないでしょうか。
女性インフルエンサーがSNSで発信するような生活を真似していては、お金はいくらあっても足りません。これは年齢が変わっても、男性でも同じです。企業は「世間の声」を装って、巧みにお金を使わせようとします。
もちろん、例えば営業職であれば、服装や身だしなみにお金をかけることは成績アップ・収入アップのための投資になる場合もあるでしょう。問題なのはそういった明確な目的のある買い物ではなく、単なる見栄や広告に乗せられて「なんとなく」お金を使ってしまうパターンです。
それが「自分のために自らの意志で選んだ支出」ではなく、ただ流行や世間体を気にしてお金を使っているだけならば、いちど財布をしまうべきです。
それが本当に自分に必要なのか。それを見極めることができれば、「本当に必要なもの」以外はほしいと思わなくなります。そうなれば「我慢」の必要すらなくなるでしょう。
浪費を防ぐためのメンタル術
とはいえ、日常がストレスにあふれていると、考えることさえも難しくなってきます。浪費をしてしまうのは、日頃のストレスに原因があることが多いのです。
ストレスに対処するためのストレスコーピングとして浪費が機能しているのです。単に浪費をやめるだけでは、ストレスがはけ口をなくして行き場を失い、自分の中に溜まるだけになってしまいます。
浪費習慣がストレスコーピングになっているなら、別のストレスコーピングの方法を用意することがおすすめです。禁煙や禁酒でも同じようなことが言われています。例えば爽快感や開放感、一時的にでもストレスの原因を忘れられるような趣味や習慣を節約と一緒にはじめるといいでしょう。
脳内ホルモンの働きを知り、うまく利用することも効果的です。「やる気ホルモン」のドーパミンは買い物で分泌されやすい。
一方、セロトニンは不安をやわらげ安心感をもたらし、メンタルを安定させます。セロトニンにはドーパミンの過剰分泌を抑える効果もあるため、節約生活に入るならまずは生活リズムや食生活を整え、セロトニンの分泌を促すところからはじめましょう。
メンタルを整えて「貯金脳」を作ろう
ストレスによる浪費をなくし「貯金メンタル」に変わるためには、ストレスそのものの原因を取り除く、あるいは遠ざけることが最善の道です。特定の人がストレス源なら、距離を置くか関係を断つ。
職場そのものや環境がストレスの源なのであれば、すぐに離れるのは難しいかもしれません。だが精神的な負担が大きいと感じるなら、異動や転職など、根本的な解決方法を考えるべきです。
ところが、他人ではなく自分の「考え方」がストレスの原因になっている場合は、居場所や環境を変えたとしても同じようなストレスが発生します。そのため、ストレスを生み出している自分自身の考え方のクセに気づき、改める必要があります。
自分自身の考え方や行動はコントロールが可能です。これを変えていくことでストレスを軽減し、穏やかに過ごせるようにする。著者はこの考え方を「対策自分論」と呼んでいます。
イライラは、「自分の理想」と「現実」が食い違うことによって発生することが多いです。先の例であれば「アラサー世代の社会人女性はこうあるべき」という理想が不要な浪費を生み、イライラを高めていたといえます。
こうした理想(固定観念)は、自分だけではなく他人に対しても持っていることが多いです。他人に抱いた勝手な期待や思い込みと現実とのギャップがイライラをつくるのです。こうした無意識の認識のゆがみのことを「アンコンシャス・バイアス」と呼びます。
それぞれの人生観のなかには、大なり小なり考え方の偏りや固定観念が隠れています。できるだけストレスの原因を言語化することで、気が付かなかった考え方の偏りが洗い出されるかもしれません。そして考え方を見つめ直しストレスをなくすことが、浪費メンタルを改善することにつながっていくのです。
節約の基本はここから!固定費削減テクニック
家計簿を制する者が節約を制す!簡単家計簿術
貯金は「メンタルが9割」です。お金を貯めるためには、まずはメンタルを整えることが重要です。ストレスに対処する方法を学びメンタルが改善したら、次は実際の節約テクニックの出番となります。
節約を実行するにあたり、必要不可欠なツールが「家計簿」です。当たり前のことを言っているように思うかもしれませんが、やはり「家計簿を制する者は節約を制する」のです。
家計簿は「自分がいつも、なににいくら使っているのか」を可視化するツールです。お金の使い道を知らないまま生活をしていると、自分が本当にほしいものや大事にしているものにお金を使うことができません。つまり、「自分の人生を大事にしていない」といえます。
とはいえ、「仕事で疲れているのに家計簿をつける気力なんてない」「そんなことができるようならとっくに節約に成功している」と考える人もいるでしょう。実際、項目ごとに支出を分類したり、残高を計算したりするのはなかなかの手間です。
しかしそういった面倒さは、家計簿アプリを使えばすべて解決できます。アプリによって異なりますが、クレジットカードや銀行口座の情報を登録しておけば、決済履歴や口座引き落としのデータを自動的に吸い上げてくれたり、現金やバーコード決済の場合は、レシートを撮影すれば日時・店舗名・購入商品・金額などの文字情報を読み取って記録してくれたりします。
さらに貯蓄額もいつでも見ることができるため、支出だけでなく節約の効果を「見える化」し、モチベーションを高めることができます。
家計簿アプリにはさまざまな種類があります。機能を見比べ、自分に合ったアプリを選ぶようにしましょう。
ストレスなしで固定費を削減!簡単節約術
「固定費」とは、家賃や水道光熱費、携帯電話の通信費など、毎月必ず支払っている一定額の支出のことです。節約の初心者は、まず固定費の削減から手をつけることをおすすめします。
固定費はひとたび決意して削ってしまえば、以降も削減した状態が自動的に続きます。一回の決断で済むため、精神的負担もかかりにくいです。まずはそこから効果を実感し、節約メンタルを育てていきましょう。
具体的には、もっとも効果があるのは家賃の削減です。特に賃貸の場合、築年数や駅への距離などさまざまな条件を加味していくと、家賃も上がってしまいがちです。家に対して譲れないポイントは人それぞれですが、今住んでいる家に対して「本当はそこまでこだわらなくてもよかったな」と感じるポイントがあるのであれば、節約をきっかけにして条件を見直してみてください。
またスマートフォンのキャリア、インターネットプロバイダ、使っていないサブスクリプションサービスや保険など、さまざまなところで固定費はかかっています。改めてひとつひとつを見直すことで、思いがけない節約が達成できるかもしれません。
お金を使わない仕組みづくり!変動費削減の極意
衝動買いを撃退!「自分ルール」で節約上手に
「変動費」とは月ごとに金額や支出が変わるものを指し、食費や日用品、交際費、娯楽費などがこれに当たります。変動費の削減には家計簿を使って支出を把握しながら、自分なりのルールをつくって管理していくことが大切です。
「まったく買う気がなかったものを、つい衝動的に買ってしまった」。そんな浪費が頻発する場所は、たまに行くデパートやファッションビルよりも、むしろ日頃通っている食品スーパーやコンビニです。ひとつひとつは安くても、毎日積み重なればいつの間にか無視できない金額になってしまいます。
できる対策はいくつかあります。例えば買い物に行くのを週に1回と決めてしまうこと、買い物をするときはメモをつくりそれ以外のものを買わないようにすること、欲しくなってしまいそうなものがある棚にはできるだけ近づかないこと、コンビニには立ち入らないこと、などです。
重要なのは「ついで買い」や「乗せられ買い」をなくすことです。自分にとっての優先度を明確にし、ひとつひとつの買い物にしっかりと反映させることが節約を実現するのです。
浪費を可視化!「浪費日記」で賢く管理
かつて著者の1カ月の食費は4万円でした。その頃は自炊はせず、コンビニか外食中心の食生活でした。だが「貯金メンタル」に切り替えてからは外食は月1回程度に抑え、ほぼ毎食自炊をするようになり、月の食費を1万円まで抑えることができました。
とはいえ、たまにはちょっと特別なお菓子を食べたくなるし、月1ルール以外で外食にも行きたくなります。あまりに欲望を抑えすぎてしまうと逆にストレスが溜まり、節約生活が続けられなくなるかもしれません。
そうならないためにも浪費は「意識的」に行い、それを「浪費日記」としてカレンダーに記録することです。スマホのカレンダーアプリや毎日使っている手帳などに、日付と買った品目を書いておく。
こうして記録していくと、あとから見たときに「今月はいらないものを買いすぎたな」など、自分の浪費が一目でわかります。浪費を視覚化することで、自制心を働かせる効果も期待できるでしょう。
貯金メンタルで変わる!賢いお金の使い方と節約術
貯金は「メンタルが9割」、そのことに気づけば、お金の管理がぐっと楽になります。節約は決して収入の多寡だけで決まるものではなく、あなた自身の考え方や行動次第で大きく変わるのです。流行や世間体に流されず、本当に必要なものを見極め、ストレスと上手に付き合いながら、賢くお金を使う方法を身につけましょう。
今回紹介したポイントをおさらいします:
- お金が貯まらない原因の多くはメンタルによるものである。
- 固定観念や流行に流されず、自分にとって本当に必要なものを見極めることが重要。
- 浪費習慣を改善するためにはストレス対策が必要。
- 家計簿アプリを活用して支出を可視化する。
- 固定費と変動費を削減する具体的な方法を実行する。
要約では基本的な節約の考え方に重きを置いてまとめましたが、本書にはメンタルの整え方からお弁当のつくり方まで、さまざまな節約方法が具体的に紹介されています。
20代で資産1000万円を達成した著者はごく普通の会社員で、もとは浪費家だったというエピソードには共感しやすく、自分にもできるのではないかと思わせてくれます。さらに、投資や副業など、収入を増やす方法についても言及があり、参考にしやすい内容です。
節約を成功させたい読者は、ぜひ本書を通読してみてください。これらのポイントを実践することで、あなたの生活はきっと変わるはずです。節約は我慢ではなく、賢い選択の積み重ねです。今日から「貯金メンタル」を身につけて、未来の自分に投資しましょう!
このブログが皆さんの役に立ち、少しでもお金の管理が楽になることを願っています。これからも、一緒に賢いお金の使い方を学んでいきましょう。ご愛読ありがとうございました!


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