6月のPCEデフレーターと個人所得・支出:引き続きソフトランディングのトレンドを継続

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アメリカ経済の健全性を測る重要な指標であるPCEデフレーターと個人所得・支出の最新データが公開され、消費者の動向や経済の現状が浮き彫りになりました。

PCEデフレーターは、個人消費支出に基づく消費者物価指数であり、インフレーションの動向を把握するために重要です。この指標は、消費者が購入する財やサービスの価格変動を示し、連邦準備制度(Fed)がインフレ目標を設定する際の基準となります。

一方、個人所得・支出は、賃金や給与、事業収入、投資収益などを含む国民の収入状況と、それに基づく支出行動を示す指標です。これにより、消費者の経済活動や景気の健全性を測ることができます。

最新データから見える消費者の購買行動や市場トレンドを分析し、これが投資家や市場関係者にどのような影響を与えるのかを探っていきましょう。

目次

PCEデフレーター

2024年6月のPCEデフレーター(個人消費支出価格指数)の発表がありました。

  • PCEデフレーター:前年比 2.5%(予想:2.4%) 前回:2.6%
  • PCEデフレーター:前月比 0.1%(予想:0.1%) 前回:0.0%
  • PCEコアデフレーター:前年比 2.6%(予想:2.5%) 前回:2.6%
  • PCEコアデフレーター:前月比 0.2%(予想:0.2%) 前回:0.1%

6月のPCEデフレーターは、前年同月比2.5%上昇しました。商品の価格は0.3%下落し、サービスの価格は3.9%上昇。

食品価格は3.8%上昇し、エネルギー価格は0.4%上昇しました。食品とエネルギーを除くと、PCE価格指数は前年比2.6%上昇しました。

2024年1月からのPCEデフレーター(個人消費支出価格指数)

  • 2024年6月:前年比2.5%(予想:2.4%) 
  • 2024年5月:前年比2.6%
  • 2024年4月:前年比2.7%
  • 2024年3月:前年比2.7%
  • 2024年2月:前年比2.5%
  • 2024年1月:前年比2.4%

2024年1月からのPCEコアデフレーター(食料品とエネルギーを除く)

  • 2024年6月:前年比2.6%(予想:2.5%) 
  • 2024年5月:前年比2.6%
  • 2024年4月:前年比2.8%
  • 2024年3月:前年比2.8%
  • 2024年2月:前年比2.8%
  • 2024年1月:前年比2.9%

PCEデブレータは2ヶ月連続で下落しました。

下落が続いていたPCEコアデフレーターは横ばいです。

年後半のFRBの利下げ期待を正当化する内容ではあるものの、予想通りの内容でもあったことから、米株式市場の反応はいまのところ限定的となりました。

サービス価格の上昇が止まりません。

エネルギー価格の上昇は前年比0.4%と先月の4.7%だいぶ緩やかになりました。

エネルギー価格がこのまま落ち着いてくれればいいですが、どうなるんでしょうか。

ただ、全体の数値は下落傾向で良い感じです。

前月比で見ても、下落傾向が維持されています。

6月はCPI、PCEデフレータが下落しました。

先行指標のPPIが昨年の11月から上昇しているのが気になりますね。

今年の米国大統領選でトランプ前大統領が大統領に返り咲くと減税する可能性が高いです。

そうなれば、インフレが再燃する可能性がありますね。

個人所得、個人支出、個人利息支払い

最新のデータによれば、個人所得は前年比1.04%増加し、前回の0.88%から上昇しています。このことは、経済の安定性や雇用の増加、賃金の上昇などを反映しており、個人の収入が順調に増えていることを示しています。

一方で、個人支出は前年比で5.19%増加しているものの、前回の5.32%から若干減少しています。これは、消費者の購買力が増加している一方で、インフレの影響や将来の経済不透明感から消費者が慎重になっている可能性を示唆します。

さらに、個人利息支払いは前年比で6.26%増加しているものの、前回の11.61%から大幅に減少しています。これは、利息支払いの増加ペースが鈍化していることを示しており、金利の低下や借り入れの減少が影響している可能性があります。

利息支払いが減少すると、個人の可処分所得が増え、消費や貯蓄に回すことができる資金が増えるため、経済に対してポジティブな影響を与えることが期待されます。

これらのデータから、米国経済は依然として成長を続けているものの、消費者の行動には若干の慎重さが見られることがわかります。全体として、安定した経済成長と消費者の慎重な支出が両立している状況と考えられます。

数値を見る限りソフトランディング路線は継続です。

  • 個人所得:前年比1.04% 前回:0.88%
  • 個人支出:前年比 5.19% 前回:5.32%
  • 個人利息支払い:前年比 6.26% 前回:11.61%

Febウォッチ

Febウォッチを見ると、9月以降、毎回のFOMCで利下げを予想しています。

個人的には9月に利下げ後は様子見となると思いますがどうでしょうか。

連邦準備制度(Fed)の予想の平均は今年中の利下げは1回のため、トントン拍子に下がるとは思えないんですけどね~

どうなるでしょうか。

まとめ

2024年6月のPCEデフレータは前年比2.5%、前月比0.1%増加しました。PCEコアデフレータも前年比2.6%、前月比0.2%の上昇を示しています。

個人所得は前年比1.04%増加し、個人支出は前年比5.19%増加していますが、前回より減少。個人利息支払いは前年比6.26%増加し、大幅に減少しています。

これにより、米国経済は成長を続ける一方、消費者の慎重な支出が見られます。全体として、安定した経済成長と慎重な消費が続いています。

先月に引き続き、米国経済のメインシナリオは9月に利下げが始まり、ソフトランディングになると感じます。

情報ソース

https://www.bea.gov/news/2024/personal-income-and-outlays-june-2024

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この記事を書いた人

真毅のアバター 真毅 自由人

趣味はカメラ、ランニング、読書。職業はシステムエンジニア。昔はリサーチハウスで企業調査、産業分析を行っていました。目標は投資で稼いでゆっくり生きる。資格はFP2級、証券アナリスト。投資対象は日本株、米国ETF、金、暗号資産、不動産。金融資産と実物資産の両輪で資産形成。

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