ども♪アラフィフの「人柱」ブロガーです。
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2026年8月中旬、船橋の朝は日の出前からじっとりと蒸しています。ベランダに出ても風は一切なく、アスファルトが夜のうちに溜め込んだ熱を、まだ静かに吐き出していました。
その早朝、私はスマホで一本の投資信託の情報ページを眺めていました。信託報酬の欄に並ぶ「0.055%」という数字が、やけに目に焼き付いて離れません(遠い目)。
申し遅れました。私は証券アナリスト(CMA)とファイナンシャル・プランナー資格を持つ兼業ブロガーです。普段は超高配当カバードコールETFを自腹で人体実験しています。
その私が今回どうしても検証したくなったのが、SMT iPlus 全世界株式というファンドです。「オルカンより信託報酬が安い」という触れ込みの裏に、実績報酬という変数が組み込まれているからです。
コストの比較は、前提を揃えないと結論がひっくり返ります。今日はその構造を、数字で解剖していきます。
基本報酬0.055%という入口の数字——SMT iPlus 全世界株式とは何者か

まず、このファンドの素性を整理させてください。
正式名称は「SMT iPlus 全世界株式」、愛称は「つみたてインデックスプラス・オール・カントリー」です。運用しているのは三井住友トラスト・アセットマネジメントです。ファンドコード(投資信託協会が付番する協会コード)は6431323B、設定日は2023年11月27日です。
ベンチマーク(運用成績を測る基準となる指数)は、MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックスです。配当込み・円換算ベースを採用しており、為替ヘッジはありません。
指数そのものは、いわゆる「オルカン」と同じMSCI ACWIです。ただし狙う中身は違います。SMT iPlusはこのベンチマークを上回ることを目指すアクティブ運用(クオンツ運用)であり、eMAXIS Slimはベンチマークへの連動を目指すインデックス運用です。この違いは、後の比較で効いてきます。
ここで多くの人が最初に目を留めるのが、コストの数字です。SMT iPlusの基本報酬(固定でかかる信託報酬)は年率0.055%(税込)となっています。
対するeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)の信託報酬は0.05775%(税込・年率)です。なお両者とも、売買委託手数料や監査費用など信託報酬以外のコストは含まない数字です。
また、同じ日経電子版のコストページには購入時手数料(税込・上限)の記載もあります。SMT iPlusは上限3.3%、eMAXIS Slimは0%です。これは信託報酬とは別に、購入時に一度だけかかり得るコストです。実際の徴収率は販売会社によって異なり、ネット証券の多くはノーロード(無料)で扱っていますが、口座開設前に必ず確認してください。
0.055%と0.05775%。差はわずか0.00275ポイントですが、確かにSMT iPlusのほうが安いのです。ここまでは、公表資料をそのまま読めば誰でもたどり着く結論です。
問題は、この0.055%が「入口の数字」でしかないという点にあります。運用スタイルが違う商品同士を、この数字だけで比べてよいのかを、次章から確かめていきます。
コストが増えるのは、運用がうまくいっている証拠——実績報酬という「変数」の正体

SMT iPlusには、基本報酬とは別に「実績報酬」が設定されています。運用成績がベンチマークを上回った場合にのみ、追加で支払う報酬のことです。
金融業界では成功報酬型フィーとも呼ばれ、ヘッジファンドや一部のアクティブファンドで使われてきた仕組みです。低コストのインデックス系ファンドでは、あまり見かけません。
ここが誤解されやすい核心部分です。投資信託のコストを「信託報酬〇%」という一つの数字で比較する習慣が、実績報酬型ファンドでは通用しません。
固定報酬型のファンドは、保有期間中に運用成績によって率が変わることはありません。ただし運用会社の方針変更で料率そのものが改定されることはあります。実際にeMAXIS Slimシリーズは低コストを掲げ、これまで複数回の信託報酬引き下げを行ってきました。「今の数字が未来永劫固定される」という意味ではない点は、正確に理解しておいてください。
一方の実績報酬型は違います。同じファンドを同じ期間持っていても、運用成績によって支払う率が変わるのです。
CMAの視点で言い換えると、固定報酬は定数、実績報酬は関数です。パンフレットに載っている0.055%は、この関数の切片(成績がゼロだったときの値)にすぎません。
つまり比較すべきは「0.055%と0.05775%」ではありません。「0.055%+変動部分」と「0.05775%」の勝負です。そしてこの変動部分は、運用がうまくいけばいくほど大きくなります。
ここで先に断っておきたいことがあります。合計コストが増える局面は、投資家の手取りが減る局面ではありません。
実績報酬は超過リターンが出たときにしか発生しないため、コストが増えるのと同じタイミングで、投資家の取り分(超過リターンから実績報酬を引いた残り)もそれ以上に増えています。コストの絶対額だけを見て「高くつく=損」と早合点すると、この構造を見誤ります。詳しい数字は、次章以降で順を追って示します。
数字で並べる報酬体系と4つの運用戦略

では、実績報酬の中身を数字で押さえていきましょう。公表情報(日経電子版のコストページ・投信ライブラリ、いずれも2026年8月7日確認)をもとに整理します。発生条件・料率の詳細は必ず交付目論見書でもご確認ください。
まず基本報酬0.055%(税込)の内訳です。
- 委託会社(運用会社):年率0.011%
- 販売会社(証券会社・銀行):年率0.022%
- 受託会社(信託銀行):年率0.022%
次に、二つのファンドを横に並べます。
| 項目 | SMT iPlus 全世界株式 | eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) |
|---|---|---|
| 基本報酬(年率・税込) | 0.055% | 0.05775% |
| 実績報酬 | あり(上限 年率1.1%) | なし |
| 報酬率の決まり方 | 対ベンチマーク超過率×33%相当 | 固定 |
| 運用スタイル | アクティブ(ベンチマーク超過を目指す) | インデックス(ベンチマーク連動を目指す) |
| ベンチマーク | MSCI ACWI(配当込み・円換算) | MSCI ACWI(配当込み・円換算) |
| 為替ヘッジ | なし | なし |
| 運用会社 | 三井住友トラスト・アセットマネジメント | 三菱UFJアセットマネジメント |
実績報酬の発生条件は、次の2つを両方満たした場合に限られます。
- 直近四半期(3月・6月・9月・12月末締め)の基準価額騰落率(年率換算)が、ベンチマークの騰落率を上回ること
- 設定来累計の騰落率も、ベンチマークを上回ること
条件2は重要です。設定来の累計でベンチマークに負けている間は、直近四半期がどれだけ好調でも実績報酬は発生しません。ここだけ見ると、投資家寄りの歯止めに思えます。
ただし注意が必要です。この「設定来」はファンドの設定来であり、あなたが買った日からの累計ではありません。既にファンドが設定来でベンチマークに対して十分な超過リターンの蓄積(クッション)を積み上げている場合、これから買う投資家にとって条件2は購入した瞬間から常にクリア済みの状態になり、歯止めとしては働きません。
次章で見るとおり、現在のこのファンドはまさにその状態に近いと考えられます。
そして実績報酬率は、対ベンチマーク超過率に33%(税込)相当を乗じて算出されます。上限は年率1.1%(税込)です。
なお、このファンドが超過リターンを狙う手段は、4つの戦略の組み合わせです。
- バリュー:割安に放置された銘柄を拾う戦略
- モメンタム:上昇の勢いが続く銘柄に乗る戦略
- クオリティ:収益性や財務健全性が高い銘柄を選ぶ戦略
- ディフェンシブ:値動きが小さく下落局面に強い銘柄を厚くする戦略
この4つは、得意な市場局面がそれぞれ異なります。相場の型が変わっても、どれかが機能するように相互補完させる設計です。(出典:SBI証券特別対談企画ページ、2026年8月7日確認。運用会社と販売証券会社の提携コンテンツであり、マーケティング色を含み得る点にご留意ください)
理屈としては筋が通っています。この理屈が当たったとき、コストと同時に何が増えるのかを、次章で確認します。
二次情報で確認した現在地——基準価額19,807円という事実、そして未確認の一次情報

ここまでの数字が根拠のない思い込みでないことを、確認元とあわせて明記しておきます。ただし先に断っておくべきことがあります。
以下はすべて日経電子版・投信ライブラリ・楽天証券といった二次情報であり、運用会社が発行する交付目論見書・運用報告書という一次情報そのものは、今回確認できていません。 報酬体系の詳細(発生条件・料率・判定タイミング)は、購入前に必ず交付目論見書でご確認ください。
基本報酬0.055%(税込)およびその内訳は、日経電子版の同ファンドのコストページで確認しました。確認日は2026年8月7日です(fcode=6431323B)。
オルカン(eMAXIS Slim 全世界株式)も、同じ日経電子版のコストページで確認しています。確認できた数字は0.05775%で、確認日は同日です(fcode=0331418A)。比較対象を同一の情報源で揃えることは、コスト比較の最低条件です。
実績報酬の上限年率1.1%(税込)は、投信ライブラリの記載と整合します。基本報酬0.05%(税抜)と実績報酬上限1.0%(税抜)の合計1.05%に消費税を加えると、1.155%になります。
基準価額は19,807円です(出典:楽天証券、2026年8月6日時点)。国内公募投資信託は、設定時の基準価額を10,000円とするのが一般的な慣行です。それを踏まえると、およそ2倍の水準にあります。
そして、ここが重要です。楽天証券のファンド詳細ページ(2026年8月7日確認)には、直近1年間の実績が公開されていました。
- トータルリターン(1年・年率):39.07%(同分類平均26.64%)
- アルファ(1年):+9.36%
- トラッキングエラー:3.82%
- インフォメーションレシオ:2.45
- 純資産総額:161.67億円
- NISA区分:つみたて投資枠は対象外、成長投資枠は対応可能
アルファがプラスということは、直近1年間はベンチマークを上回って推移してきたことを意味します。設定来累計の超過率そのものまでは確認できていませんが、少なくとも「超過率がほぼゼロに近い状態が続いている」という前提は置けません。
次章のシミュレーションでは超過率+3%台のケースも扱いますが、直近の実績を踏まえると、これは特別に楽観的な想定ではなく、実態に近い水準の可能性があります。
もう一つ重要な事実があります。このファンドはNISAのつみたて投資枠の対象外です(成長投資枠のみ対応、楽天証券にて確認)。新NISAで長期の積立投資を計画している方にとっては、この時点で選択肢からそもそも外れます。後述する比較は、成長投資枠または課税口座での購入を前提にしている点にご留意ください。
※仮定計算例——超過率いくらで何が起きるのか

では本題です。年率の対ベンチマーク超過率をいくつか仮定し、合計コストがどう動くかを計算します。
実績報酬率は「超過率×33%」、上限は年率1.1%。合計コストは基本報酬0.055%との単純合算とします。
※仮定計算例(実際の運用実績ではありません)
| 年率超過率(仮定) | 実績報酬率 | 合計コスト | オルカン0.05775%との差 |
|---|---|---|---|
| 0.00%(超過なし) | 0.000% | 0.055% | −0.00275ポイント(安い) |
| +0.01% | 0.0033% | 0.0583% | +0.00055ポイント |
| +1.00% | 0.330% | 0.385% | +0.327ポイント |
| +2.00% | 0.660% | 0.715% | +0.657ポイント |
| +3.00% | 0.990% | 1.045% | +0.987ポイント |
| +5.00% | 1.100%(上限) | 1.155% | +1.097ポイント |
| +10.00% | 1.100%(上限) | 1.155% | +1.097ポイント |
なお判定は四半期ごとのため、年間を通じて超過率が一定でない場合、実際の年間実績報酬額はこの表の値と一致しません。下振れ四半期でも返金がない分、実際のコストはこの表より上振れる可能性があります。
この表から、二つの分岐点が見えてきます。
一つ目は、合計コストの金額が逆転する水準です。基本報酬の差0.00275ポイントを実績報酬が埋めるのは、超過率がおよそ0.0083ポイントに達したときです。
ここで誤解しやすい点があります。この分岐点は「投資家が損をし始める点」ではありません。「支払うコストの合計額が、オルカンの合計コストを上回り始める点」でしかないのです。
実績報酬は超過リターンが出たときにしか発生しないため、この分岐点を過ぎても、投資家の手取りリターン(ベンチマーク対比)はオルカン保有者よりわずかに有利な状態が続きます。
手計算すると、投資家にとっての本当の損益分岐点は超過率がおよそマイナス0.058%(オルカンの信託報酬0.05775%とほぼ一致する水準)であり、コストの分岐点(+0.0083%)とは符号も水準も大きく異なります。
超過率がマイナスの間は実績報酬が発生しないため、SMT投資家の対ベンチマーク成績はそのまま超過率の値になります。
これがオルカンの対ベンチマーク成績(マイナス0.05775%、信託報酬分だけベンチマークに劣後)と並ぶのが、超過率マイナス0.05775%の地点です。「コストが高くなる」と「損をする」は別の現象だという点を、ここで押さえてください。
二つ目は、実績報酬率が上限に張り付く水準です。1.1%を33%で割り戻すと、超過率およそ3.33%が上限到達点になります。前章で見たとおり、直近1年のアルファは+9.36%でした。上限到達(超過率3.33%)は、このファンドにとって珍しいケースではなく、むしろ起こりやすいゾーンだと考えたほうが実態に近いでしょう。
金額で見ると実感が湧きます。100万円を1年間保有し、超過率が3.33%だった場合、合計コスト1.155%なら年11,550円、オルカンの0.05775%なら年578円です。差額はおよそ10,973円です。
ただし、これは片側の数字にすぎません。同じ100万円に対して、超過リターンは33,300円発生しています。実績報酬9,900円を差し引いても、22,300円以上が投資家の手元に残る計算です。コストの差額だけを見て「何倍高い」と切り取るのは、比較の半分しか見ていないことになります。
なお倍率表現そのものにも注意が必要です。オルカンの0.05775%は信託報酬のみで、売買委託手数料などの隠れコストを含みません。実質コストベースで揃えて比較すれば、コストの開きはこの数字より小さくなります。
ここまでを踏まえると、超過率+3%のケースは、投資家にとって一方的に有利なケースです。超過分3%から実績報酬0.99%を引いても2.01%が投資家の手元に残ります。実績報酬が発生している以上、投資家はベンチマークに対して勝っているのです。コストが上がること自体は、成功報酬型として自然な、むしろ歓迎すべき帰結だと言えます。
ただし「ベンチマークに勝っている」は「儲かっている」と同義ではない点に注意してください。実績報酬の発生条件は相対リターン基準(ベンチマーク比)であり、絶対リターンの条件は含まれていません。
つまり市場全体が大きく下落した四半期でも、下落幅がベンチマークより小さければ超過率はプラスとなり、実績報酬は発生し得ます。含み損を抱えた年に、通常より重いコストを支払う可能性がある——これも覚えておく価値があります。
本当の注意点は、コストの大小ではなく判定の頻度と非対称性にあります。判定は四半期ごとで、条件2(設定来累計)は前章で見たとおり、既にクッションを積んだ後の新規購入者には歯止めとして働きにくい状態です。
そして超過が消えた四半期に、支払った実績報酬が返ってくることはありません。上振れには課金され、下振れには返金がない——ここが実績報酬型の実務上、本当に注意すべき非対称性です。
為替ヘッジなしという前提——SMT iPlusが向く人、オルカンのままでいい人

ここまで読んで、「で、どっちを買えばいいのか」と思われたはずです。判断軸を整理します。
その前に、コスト以外のリスクを確認しておきます。投資信託は預貯金と異なり元本保証がありません。株価変動や為替変動により基準価額は上下し、投資元本を割り込むことがあります。これはSMT iPlus・オルカンの両方に共通する大前提です。
そのうえで、SMT iPlus 全世界株式には為替ヘッジなしという特徴もあります。
円高が進めば、現地通貨ベースで指数が上がっていても円換算の基準価額は目減りします。この点はオルカンも同条件なので、両者の優劣を分ける要素ではありません。
ただし為替ヘッジなしのファンドで、実績報酬の判定が円換算ベースで行われる点は覚えておく価値があります。ベンチマーク自体が円換算なので極端な歪みは生じにくい設計ですが、判定基準を確認する習慣は持つべきです。
加えて、実績報酬は超過率に対する片側だけのペイオフ(上振れのみ課金・下振れ返金なし)です。トラッキングエラーが大きいファンドほど、平均的な実績報酬の負担は増えやすい構造だと理解しておいてください。
SMT iPlus 全世界株式が向くのは、次のような方だと考えます。
- 指数連動だけでは物足りず、超過リターンの追求に納得して対価を払える方
- 4戦略の組み合わせという運用哲学そのものに、資金を託す価値を認める方
- コストが年ごとに変動することを、家計の計画上許容できる方
- 実績報酬の発生条件2つを自分で説明できる方
- 新NISAの成長投資枠、または課税口座での購入を前提にしている方
一方、オルカンのままでいい方はこちらです。
- 新NISAのつみたて投資枠を使って積立をしたい方(SMT iPlusはそもそも対象外です)
- 積立の総コストを、変動の少ない数字で把握しておきたい方
- 「信託報酬が安い順に選ぶ」という自分のルールを、シンプルに守り抜きたい方
- 超過リターンの3分の1(税込33%)を実績報酬として差し出す取引に、納得感を持てない方(受け取るのは運用会社だけでなく、販売会社にも配分されます)
なお、購入できる金融機関は商品ごとに異なります。SMT iPlusシリーズは全ての証券会社で取り扱っているわけではありません。ご自身の口座の取扱商品一覧を必ず確認してください。
判断の分かれ目は、成績の良し悪しだけではありません。変動するコストの仕組みを自分で説明できるかどうか、そして新NISAのどちらの枠を使いたいかという制度上の制約、その両方だと私は考えています。
変数を飲み込めるか——船橋の夏の朝に出した結論

冒頭の、風のない船橋の朝を思い出してください。スマホの画面に並んでいた0.055%という数字を、あのとき私は「オルカンより安い」としか読んでいませんでした。
しかし報酬体系を最後まで追いかけた今、あの数字の見え方は変わりました。0.055%は価格ではなく、価格の出発点だったのです。
仮定計算が示したのは、コストの合計額という尺度では早い段階でオルカンを上回る、という構造でした。ただしそれは投資家が損をする分岐点ではありません。実績報酬が発生する局面では、投資家の手取りは常にオルカン保有者を上回る計算になります。コストの数字だけを見て「高くつく」と判断するのは早計です。
そのうえで、こう言えます。SMT iPlus 全世界株式は「オルカンの安い代替品」ではありません。両者は入口のベンチマークこそ同じですが、片方はベンチマークへの連動を目指すインデックス運用、もう片方はベンチマークを上回ることを目指すアクティブ運用です。
超過リターンの3分の1(税込33%)を実績報酬として差し出す、性格の異なる商品なのです(この対価は運用会社だけでなく販売会社にも配分されます)。
その対価に納得できるなら、有力な選択肢になり得ます。ただし新NISAのつみたて投資枠では買えない点、そして交付目論見書という一次情報を自分の目でまだ確認していない点は、判断の前に埋めておくべき宿題として残ります。
コストの比較は、数字の大小ではなく前提の一致から始めるべきです。前提を確かめずに「安いほう」を選ぶ癖こそが、長期投資で最も高くつきます。
蒸し暑い船橋の朝に、私はそう結論しました。人柱の検証は、次の一本も汗だくで続けます!
📌免責事項
本記事は情報提供を目的としており、投資勧誘を目的としたものではありません。投資判断はご自身の責任において行ってください。
参考情報ソース一覧(二次情報。確認日:2026年8月7日)
- 日経電子版 SMT iPlus 全世界株式 コストページ(基本報酬0.055%および内訳の出典):https://www.nikkei.com/nkd/fund/cost/?fcode=6431323B (確認日2026年8月7日)
- 日経電子版 eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)コストページ(信託報酬0.05775%の出典):https://www.nikkei.com/nkd/fund/cost/?fcode=0331418A (確認日2026年8月7日)
- 投信ライブラリ SMT iPlus 全世界株式(基準価額19,807円・2026年8月6日時点、および税抜報酬合計の出典):https://toushin-lib.fwg.ne.jp/FdsWeb/FDST030000?isinCd=JP90C000Q5N4 (確認日2026年8月7日)
- 楽天証券 ファンド詳細(トータルリターン・アルファ・トラッキングエラー・インフォメーションレシオ・純資産総額・NISA区分の出典):https://www.rakuten-sec.co.jp/web/fund/detail/?ID=JP90C000Q5N4 (確認日2026年8月7日)
- SBI証券 特別対談企画『SMT iPlusシリーズ』(4戦略の設計思想の出典):https://go.sbisec.co.jp/prd/fund/smtam/iplus_series.html (確認日2026年8月7日・運用会社と販売証券会社の提携コンテンツであり、マーケティング色を含み得る点にご留意ください)
※上記はいずれも二次情報です。運用会社が発行する交付目論見書・運用報告書という一次情報そのものは、本記事執筆時点で確認できていません。実績報酬の発生条件・料率・判定タイミングの詳細は、購入前に必ず交付目論見書でご確認ください。※本記事の実質コストシミュレーションは、仮定の超過率を置いた計算例です。SMT iPlus 全世界株式の設定来の対ベンチマーク超過率そのものを示すものではありません(直近1年のアルファ実績は本文に記載のとおりです)。

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