ども♪アラフィフの「人柱」ブロガーです。
2026年8月下旬、船橋の空は日が沈んだばかりでした。時刻は夕方の7時半を回ったころ、夏の薄暮のひとときです。西の空は、たった今沈んだ太陽の名残りで、燃えるような茜色に染まっていました。
いわゆるマジックアワー――一日でいちばん空が劇的に色づく、あの短い時間です。デスクの端では、氷が半分ほど溶けたアイスティーのグラスが、静かに汗をかいていました。
その燃えるような空を眺めながら、私はふと考え込んでいました。この西の空は、まるで大変なことが起きているように赤く見えます。けれど実際には、沈んだ太陽の光が大気で屈折しているだけの、淡々とした物理現象にすぎません。
見た目の劇的さと、その正体の淡々とした地味さ――そのねじれが、今夜これから解剖するQQQIという銘柄の、ある数字とぴたりと重なって見えたのです。分配金の98%が「元本の払い戻し」。
そう聞けば、誰もが自分の資産が燃え落ちているように感じます。しかし、その数字と、私の実際の保有成績とのあいだには、マジックアワーの空のようなねじれが横たわっていました。
申し遅れました。私は証券アナリスト(CMA)とFP資格を持つ、アラフィフの兼業ブロガーです。超高配当カバードコールETFを16銘柄、1年間まるごと自腹で人体実験しています。
今夜の主役は、QQQI(ナスダック100連動カバードコールETF)です。正式名称は「NEOS Nasdaq-100® High Income ETF」といいます。私がなぜ、茜色の薄暮にわざわざQQQIの記事を書くのか。
理由は、この銘柄が当ブログの実験群にとって、また一つ大きな「初めて」を刻む銘柄だからです。これまで解剖してきた6銘柄の、どれとも構造が異なる初の「現物保有型カバードコール」――それがQQQIになります。CMAとして仕組みを裁き、FPとして家計への意味へ翻訳する。命懸けの検証をお届けします。
プット売り5連発と金の合成ロングの次に――シリーズ初の「現物保有型」カバードコール、QQQI

まず、QQQIが当ブログのシリーズの中でどこに立つのかを、はっきりさせておきます。ここを押さえておかないと、この銘柄の面白さが半分も伝わりません。
これまで当ブログで解剖してきたのは、NVDY・ULTY・YSPY・TQQY・NVYY・IGLDの6銘柄でした。この6つは、大きく二つの系統に分かれます。
NVDY・ULTY・YSPY・TQQY・NVYYの5銘柄は、いずれも運用会社がグラニットシェアーズ(GraniteShares)で、原資産に「プット売り」を仕掛ける戦略でした。プット(売る権利)を売ってプレミアム(オプション売却で受け取る現金)を稼ぐ、同じ思想の兄弟たちです。
一方、直前に解剖したIGLD(金価格連動カバードコールETF)は、この5銘柄とは別系統でした。
IGLDは金の現物を一グラムも持たず、米国債とFLEXオプション(行使価格や満期を柔軟に設定できる上場カスタムオプション)で作った「合成ロング」に、その一部だけコールを売るという、変則的な「部分的カバードコール」だったのです。現物を持たずにオプションで金の値動きを合成する、という点が特徴でした。
そして今夜のQQQIは、そのどちらとも違います。QQQIは、ナスダック100指数の構成銘柄を「フルレプリケーション」で直接、現物として保有します。フルレプリケーション(完全複製)とは、指数に採用されている銘柄を、指数と同じ構成比でそっくりそのまま買い揃える運用手法のことです。
そのうえで、ナスダック100指数(NDX)のコールオプションを売る戦略を重ねます。つまりQQQIは、当シリーズで初めて登場する、正真正銘の「現物保有型カバードコール」なのです。プット売りでもなく、合成ロングでもない。
教科書が「カバードコール」と呼ぶ、現物という担保を実際に抱えた設計を、私はこの実験群で初めて手にしたことになります。
現物を本当に持っているのか。その証拠は、上位保有銘柄の顔ぶれに表れています。2026年6月30日時点の上位10銘柄は、次のとおりです。
| 順位 | 銘柄 | 構成比 |
|---|---|---|
| 1 | NVIDIA Corp | 7.57% |
| 2 | Apple Inc | 6.55% |
| 3 | Micron Technology Inc | 5.65% |
| 4 | Microsoft Corp | 4.39% |
| 5 | Amazon.com Inc | 4.14% |
| 6 | Advanced Micro Devices Inc | 3.88% |
| 7 | Alphabet Inc Class A | 3.34% |
| 8 | Tesla Inc | 3.33% |
| 9 | Alphabet Inc Class C | 3.09% |
| 10 | Intel Corp | 2.86% |
見てのとおり、エヌビディア・アップル・マイクロソフトといったナスダック100の主力が、指数そのままの顔ぶれで並んでいます。
IGLDが「金という名前なのに金を持たない」銘柄だったのに対し、QQQIは「ナスダック100を名乗り、実際にナスダック100を丸ごと抱えている」銘柄なのです。この素直さが、後の章で見る分配金や損益の姿にも、静かに効いてきます。
基本スペックを、一枚の表で俯瞰しましょう。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式名称 | NEOS Nasdaq-100® High Income ETF |
| ティッカー | QQQI |
| 運用会社 | NEOS Investments |
| 設定日 | 2024年1月29日 |
| 経費率 | 年0.68% |
| 現在株価 | 54.34ドル(2026年7月22日終値) |
| 52週高値/安値 | 57.84ドル/47.87ドル |
| 純資産総額 | 約136億9,700万ドル(2026年7月21日時点) |
| 発行済み株式数 | 250.63百万株(2026年7月22日時点) |
| TTM分配金利回り | 14.04% |
| 過去12ヶ月分配金合計 | 7.63ドル |
| 分配頻度 | 月次 |
| 30日SEC利回り | -0.02% |
この表で、二つほど目を留めてほしい数字があります。一つは純資産総額です。約136億9,700万ドル――IGLDの約5億ドル、NVYYの約3,600万ドルと比べれば、桁が二つも三つも違う、シリーズ内で圧倒的な巨艦になります。
もう一つは30日SEC利回りで、なんとマイナス0.02%です。この不思議なマイナスの意味は、第3章でROC(元本払戻金)の話をするときに、重要な伏線として効いてきます。
TTM分配金利回り(Trailing Twelve Months=過去12ヶ月を基準にした利回り)は14.04%です。これはstockanalysis.com(2026年7月22日確認)が示す数値で、過去12ヶ月に配られた分配金7.63ドルを、現在株価54.34ドルで割った、市場価格ベースの利回りになります。
ここで一つ、正確を期しておきたいことがあります。NEOS公式のファクトシートPDF(2026年6月30日時点)には、似て非なる二つの指標が別途掲載されています。
| 指標 | 数値 | 算出方法 | 時点 |
|---|---|---|---|
| TTM分配金利回り(stockanalysis.com) | 14.04% | 過去12ヶ月分配金合計7.63ドル÷現在株価54.34ドル(市場価格ベース) | 2026年7月22日 |
| Distribution Rate(NEOS公式・分配率) | 14.05% | 直近の分配額を年率換算し、NAV(純資産価値)で割った値 | 2026年6月30日 |
| 12-Month Trailing Distribution Rate(NEOS公式・12ヶ月トレーリング分配率) | 13.59% | 過去12ヶ月の分配金合計を、直近の基準日(Ex-date)時点のNAVで割った値 | 2026年6月30日 |
実は、「過去12ヶ月の分配金合計をもとにした利回り」という定義に、より正確に対応するのは、stockanalysis.comの14.04%よりも、この12-Month Trailing Distribution Rate(13.59%)のほうです。
三つの数値がそれぞれ異なるのは、算出方法(分母が市場価格かNAVか)と算出時点(7月22日か6月30日か)が違うためであり、どちらかが誤りというわけではありません。
ただ、「利回り14%」という看板を見るときは、それがどの分母・どの時点の数字なのかまで意識しておくと、後々の誤解を防げます。
利回り134%超を掲げていたNVYYの狂騒に比べれば、いずれの数字も落ち着いて見えます。しかし、その「14%前後」の中身こそが、今夜の解剖のもう一つの主題なのです。
「コールを売るだけ」ではない――コールスプレッドという工夫の設計思想

ここが、本記事で一緒に確かめておきたい核心の一つになります。QQQIは「カバードコール戦略」のETFとして紹介されます。ですが、その中身は、教科書的なカバードコールに、もう一段の工夫を重ねた設計になっているのです。
まず、教科書的なカバードコールを確認します。NEOS公式の定義でも、カバードコール(Covered Call)とは、原資産の現物を保有しながら、その原資産のコールオプション(買う権利)を売る戦略を指します。
株を持っている人が、その株のコールを売ってプレミアムを稼ぐ。現物という担保があるからカバードコール、というわけです。
ただし、この単純なカバードコールには弱点があります。売ったコールの行使価格を超えて原資産が上昇すると、その上値をまるごと放棄することになるのです。プレミアムは受け取れますが、大きな上昇相場ではおいしいところを取り逃がします。
この弱点を体現しているのが、Cboe Nasdaq-100 BuyWrite Index(BXN)というベンチマーク指数です。BXNは、ナスダック100の株式ポートフォリオを買い持ちしながら、毎月第3金曜日ごろに、満期1ヶ月弱・現在価格よりわずかに高い行使価格(スライトリーOTM=アウト・オブ・ザ・マネー、現在価格より外れた行使価格)のNDXコールを売る、という単純なバイライト(買って売る)戦略を指数化したものです。
「現物を買って、コールを1本売るだけ」の、最もシンプルなカバードコールの代表選手と考えてください。
では、QQQIはどうか。ここに、QQQI最大の工夫が現れます。QQQIは、単純にコールを1本売るだけではありません。NEOS公式の説明によれば、QQQIはNDXコールを売ると同時に、より行使価格の高いOTMのNDXコールを買う「コールスプレッド」戦略を採ります。
コールスプレッド(Call Spread)とは、NEOS公式の定義でも、同数のコールオプションを同時に売買するオプションスプレッド戦略のことです。
この「売り」と「買い」の組み合わせが、なぜ効くのか。仕組みを、結論から順に説明します。結論から言えば、コールスプレッドは、単純なカバードコールが放棄していた上値の一部を、再び取りにいける設計です。理由は、買い持ちした「より行使価格の高いコール」にあります。
単純なカバードコールでは、売ったコールの行使価格を超えた上昇は、すべて頭打ちでした。しかしQQQIは、その上にもう一本コールを買っています。
指数がこの高いほうの行使価格を超えて上昇すれば、買い持ちのコールが利益を生み、上値への参加が再び開くのです。具体例で言えば、単純なカバードコールが「ここから上はもう放棄」と天井を張るところに、QQQIは「もう一段上に、上昇へ復帰する窓」を用意している、という設計になります。
もう一つの肝が、ネットクレジットです。QQQIは、コールを売って受け取るプレミアムが、より高い行使価格のコールを買うコストを上回る「ネットクレジット」(受取が支払を上回る差額)を狙って設計されています。
上値へ復帰する窓を買うためのコストを、売ったコールのプレミアムでまかない、なお手元にプレミアムが残るように組む、というわけです。
さらにファンドマネージャーは、満期前に売買したコールをアクティブに管理し、ナスダック100指数の動きに応じて利益を確保したり損失を抑えたりしようとします。「データドリブンなコール・オプション戦略」と呼ばれるゆえんです。
なお、税制上の小ネタも一つ添えておきます。NDXのような指数オプションは、米国税制でセクション1256契約に分類され、利益の60%を長期・40%を短期のキャピタルゲインとして扱う、比較的有利な税率区分の対象になります。
これはあくまで米国税制の話であり、日本の個人投資家に直接関係するものではありませんが、QQQIがなぜ個別株ではなく指数オプションを使うのか、その制度的背景として知っておいて損はありません。
既刊シリーズとの構造の違いを、一枚の表で整理しておきましょう。同じ「オプションを売って分配金を生む」商品でも、その姿はまるで異なります。
| 観点 | プット売り系(NVDY等) | IGLD(部分的カバードコール) | QQQI(コールスプレッド型) |
|---|---|---|---|
| 現物保有 | なし(プット売り中心) | なし(合成ロング) | あり(ナスダック100を現物で完全複製) |
| 中核の売り物 | プット(売る権利)を売る | 合成ロングの一部にコール売り | コール売り+高い行使価格のコール買い |
| 原資産 | 個別株・指数ETF | 金(GLD参照の合成ロング) | ナスダック100指数(現物) |
| 上値の扱い | プレミアムの範囲で頭打ち | 約78.61%は上値に完全参加 | 単純カバードコールより上値に復帰しうる |
| 下値の扱い | 急落時に損失が非対称に膨らみやすい | 金の下落を素直に受ける | ナスダック100の下落を素直に受ける |
CMAとして、下値について一つだけ、強く釘を刺しておきます。コールスプレッドという工夫は、あくまで「上値」の話です。QQQIはナスダック100を現物で丸ごと抱えているため、指数が下落すれば、その下げをほぼ素直に引き受けます。
売ったコールのわずかなプレミアム分だけクッションはありますが、下値を守る仕掛けは、この戦略のどこにも入っていないのです。上値に多く参加できる設計であることと、下値リスクをしっかり負っていることは、必ずセットで理解してください。
上がるときに少し多めに乗れる代わりに、下がるときはきっちり付き合う。ここを見誤ると、後で足をすくわれます。
分配金の98%が「払い戻し」だった――2026年6月分の最新実測

利回り14%という看板の裏側を、いよいよ開けていきます。ここに、QQQIのもう一つの顔があります。分配金という名前が付いていても、その中身が「今期の稼ぎ」とは限らない――その現実を、NEOSの公式書類が語っています。
私が直接確認できたのは、NEOSが発行する19a-1通知書(分配金の源泉内訳を株主に知らせる公式通知)です。対象は、2026年6月分(支払日2026年6月18日、基準日2026年6月16日)の分配金になります。この月の分配金は、1株あたり0.6572ドルでした。その内訳が、公式に開示されています。
| 区分 | 比率 | 1株あたり金額 |
|---|---|---|
| NII(純投資収益=配当・利息などの実際の稼ぎ) | 2% | 0.0140ドル |
| Prior Year Undistributed NII(前年度の未分配純投資収益) | 0% | 0.0000ドル |
| ROC(元本払戻金=預けた元本の払い戻し) | 98% | 0.6432ドル |
一番下のROCに、目を凝らしてください。ROC(Return of Capital=元本払戻金)とは、運用で稼いだ利益ではなく、投資家が預けた元本を返している部分を指す区分です。つまり、2026年6月の分配金0.6572ドルのうち、98%にあたる0.6432ドルは、会計上は「元本の払い戻し」として分類されていました。
実際の稼ぎであるNIIは、わずか2%にとどまります。直前に解剖したIGLDのROCが67.89%だったことを思えば、QQQIの98%は、それをさらに大きく上回るROC比率です。
年度累計でも、この傾向は変わりません。通知書には、Fiscal Year to Date(会計年度の累計)として、NII 0.0193ドル(1%)・ROC 3.7853ドル(99%)・合計3.8046ドル(100%)と記されています。年度を通してみれば、分配金の99%がROCだったことになります。
ここまで読むと、「なんだ、やっぱり自分の元本を取り崩して配っているだけの、危ない自転車操業じゃないか」と、背筋が寒くなる方も多いはずです。マジックアワーの空が燃えているように見える、あの感覚です。
ですが、ここで慌てないでください。CMAとして、この98%という数字の正体を、結論・理由・具体例の順で、冷静に解きほぐします。
結論から言えば、ROC98%は「あなたの資産が98%燃えた」という意味ではありません。ROCは、あくまで分配金の会計上・税務上の分類にすぎず、実際の投資成果(株価の変動+受け取った分配金)とは、まったく別物です。ここが今夜いちばんお伝えしたい教育のポイントになります。
理由は、QQQIの分配原資の中身にあります。第2章で見たとおり、QQQIの稼ぎの中心は、ナスダック100の配当・利息ではなく、コールスプレッドで得たオプションプレミアムと、値上がり益です。第1章で伏線を張った30日SEC利回りのマイナス0.02%を思い出してください。
この数字は、配当や利息といった純投資収益(NII)が、経費を差し引くとほぼゼロ、むしろわずかにマイナスであることを示しています。だからこそ、分配金に占めるNIIの割合が、たった2%まで小さくなるのです。
では、残り98%の原資はどこから来たのか。オプションプレミアムやキャピタルゲイン(値上がり益)です。そして、これらの利益は、その年度の実現損益の内訳が確定するまで、分配の時点では便宜上ROCとして分類されることが多いのです。
つまり98%という数字は、「稼ぎがゼロ」を意味するのではなく、「稼ぎの多くが、分配の時点ではまだROCという箱に入れられている」ことを示しているのです。
具体例で、この結論を裏づけます。もしQQQIが本当に、稼ぎもないのに自分の元本を98%取り崩して配る自転車操業なら、その純資産価値(NAV)は、月を追うごとにボロボロに痩せ細っていくはずです。
ところが――これは次の第4章で詳しく見ますが――QQQIの設定来のNAVベースのトータルリターンは、プラス60.58%を記録しています。元本を食い潰しているどころか、器の価値そのものは着実にプラスを積み上げているのです。
「ROCの比率が高いこと」と「元本が毀損していること」は、必ずしもイコールではない。この一点を、どうか腹に落としてください。
ただし、ここで反対側の釘も、もう少し厚く打っておきます。ROCが常に無害かといえば、そうでは決してありません。判定基準はシンプルです。NAVトータルリターンがプラスを保ったまま高いROCが続いているなら、それは主に「稼いだ利益を、会計上の分類としてROCの箱に入れて配っている」状態です。しかし、NAVトータルリターンがマイナスに転じているのに、なお高いROCで分配が続いているなら、それはまさに「元本を取り崩して配っている」危険なROCです。この二つは似て非なるものであり、比率の数字(何%がROCか)だけを見ていては、決して見分けがつきません。
読者ご自身が、ご自身の保有銘柄でこれを確かめる方法は、次の2点に尽きます。
- NAVトータルリターン(設定来・直近1年など)がプラスかマイナスかを確認する
- ROCの比率が高い状態が、そのプラス(マイナス)と同じ方向で、何期にもわたって続いているかを確認する
NAVがプラスを保っている間の高ROCは、多くの場合「利益をROCという箱に一時的に入れているだけ」で済みます。しかし、NAVがマイナスに沈んでいく局面で高ROCの分配が続くなら、それは文字どおり元本を取り崩して分配を演出している状態であり、警戒すべきサインです。
つまり、ROCの比率だけを見て一喜一憂するのではなく、必ずNAVのトータルリターンとセットで見る。これがROCという数字と正しく付き合う唯一の作法になります。QQQIの場合、現時点ではNAVのトータルリターンがプラスであるため、この危険なタイプのROCには当たっていない、というのが一次情報からの読み取りです。
ただし、この判定はあくまで2026年6月時点・設定来累計という現時点のスナップショットに基づくものです。ROCの比率もNAVのトータルリターンも月ごとに変動しうる数字である以上、今後ナスダック100が下落局面に転じ、それでもなお高いROC比率での分配が続くようであれば、この「安全」という評価はそのときに覆ります。
今の数字が未来を保証するものではない、という点を忘れないでください。
最後に、この通知書の性質について、必ず添えておくべき注意があります。19a-1通知書に記された内訳は、あくまで推定値です。
通知書自体に、実際の課税上の分類は年度末の運用実績次第で変わりうる推定値であり、確定申告には使わないように、という趣旨の注記が付されています。ここで示したNII 2%・ROC 98%という比率も、年度末には違う姿になりうる、暫定の数字だという点を、どうか忘れないでください。
単純なカバードコールより多く上値に参加できていた――設定来の実績が示すもの

分配金の中身を解剖したので、次は、QQQIという器が設定来どんな成績を残してきたかを、NEOS公式のファクトシートで確認します。ここで、第2章で解説した「コールスプレッドの工夫」が、実際の数字にどう表れているかを見届けましょう。
比較の対象は三つです。QQQI自身(NAVベースと市場価格ベース)、単純なカバードコールの代表であるCboe Nasdaq-100 BuyWrite Index(BXN)、そして参加を制限しない生のナスダック100指数。2026年6月30日時点の月末実績が、次のとおりです。
| 1ヶ月 | 3ヶ月 | 6ヶ月 | YTD | 設定来累計 | 1年 | 設定来年率 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| QQQI(NAV) | 0.58% | 18.45% | 13.37% | 13.37% | 60.58% | 25.99% | 21.63% |
| QQQI(市場価格) | 0.40% | 18.33% | 13.11% | 13.11% | 60.17% | 25.70% | 21.50% |
| Cboe Nasdaq-100 BuyWrite Index | 1.92% | 10.12% | 9.81% | 9.81% | 42.85% | 23.07% | 15.88% |
| Nasdaq-100指数 | -0.12% | 27.74% | 20.31% | 20.31% | 75.21% | 34.38% | 26.09% |
この表を、二つの方向から読みます。断定を避け、あくまで実測値そのものが語る事実として、淡々と確認していきましょう。
一つ目の読み方は、単純なカバードコール(BXN)との比較です。設定来累計を見ると、QQQI(NAV)がプラス60.58%であるのに対し、単純なカバードコールのBXNはプラス42.85%でした。設定来年率でも、QQQIの21.63%に対し、BXNは15.88%です。
同じ「ナスダック100のカバードコール」でありながら、コールスプレッド型のQQQIのほうが、単純なバイライトのBXNより高い数字を、この期間においては記録しているという事実が読み取れます。
第2章で説明した「上の行使価格を超えたら上値に復帰する窓」が、この上昇局面では実測上プラスに働いた、という一次情報上の証拠と見ることができます。
ただし、これを「QQQIはBXNより優れている」と断定するのは、CMAとして慎みます。この差は、あくまで「上値をどこまで放棄するか」の設計の違いが、たまたま上昇相場で有利な方向に出た結果です。
相場が下落に転じれば、両者とも現物のナスダック100を抱えているため、その下げをほぼ素直に受けます。上値に多く参加できるという性質は、裏を返せば、下値リスクを軽くしてくれるわけではないのです。この期間の数字だけを取り出して「勝った・負けた」と語るのは、片手落ちになります。
二つ目の読み方は、生のナスダック100指数との比較です。設定来累計を見ると、ナスダック100指数がプラス75.21%であるのに対し、QQQI(NAV)はプラス60.58%にとどまりました。コールスプレッドで上値への参加を取り戻す工夫をしても、なお、指数そのものを丸ごと持つ場合には及ばないのです。
理由は明快で、QQQIはコールを売っている以上、上値の一部はやはり放棄しているからです。ここに、カバードコール系の宿命がくっきり表れています。上昇相場では、指数を素直に持つほうが強い。その代わり、QQQIは月次で分配金という現金を投資家に届けます。
「上値の一部を諦める代わりに、定期的なインカム(分配収入)を受け取る」――この交換条件こそが、カバードコールという道具の本質なのです。
この三者比較を、私はこう要約します。上昇局面での成績は、生のナスダック100が最も強く、次いでコールスプレッド型のQQQI、そして最も控えめなのが単純カバードコールのBXN、という並びでした(あくまで2026年6月30日時点・この期間の実測値としての並びであり、将来の順位を保証するものではありません)。
QQQIは、単純なカバードコールよりは上値に多く乗れたが、指数そのものには及ばなかった。この「中間」に立つのが、QQQIの設計の現在地なのです。
株価はほぼ横ばい、それでもプラス9.25%――3株が教えてくれた意外

ここまで仕組みと器の成績を裁いてきましたが、他人の理屈だけでは腹に落ちません。そこで、私自身の保有実績をさらけ出します。ここに、この記事の冒頭で予告した「マジックアワーのねじれ」の、いちばん生々しい答えがあります。
私は2025年12月22日に、QQQIを3株、取得単価1株あたり54.24ドルで買いました。そのときの為替レートは1ドル157.07円、手数料込みの取得金額は25,558.43円で、口座は一般口座です。16銘柄の人体実験の一つとして、少額を投じて淡々とデータを取り続けている銘柄になります。
そのQQQIが、2026年7月17日時点でどうなっていたか。まず、株価から確認します。取得単価54.24ドルに対し、評価時点の株価は54.21ドルでした。差はわずか0.03ドル、3株合わせても評価損益はマイナス0.09ドル。ドル建てで見れば、株価はほぼ完全に横ばいだったのです。
第3章で見た「分配金の98%が元本払戻し」という不穏な数字を思い出してください。もしROC98%が文字どおり元本の毀損なら、私の含み損はもっと大きく口を開けているはずです。ところが実際の株価は、買値からほとんど動いていませんでした。
そのうえ、円建てで見ると、景色はさらに変わります。取得時の為替157.07円が、評価時点では162.376円まで円安に振れていたため、円建ての評価損益はプラス848.7789円になりました。ドル建てではほぼゼロの評価損益が、円安効果で円建てではプラスに転じているのです。
そして、忘れてはならないのが分配金です。買ってからの約7ヶ月間で、私が累積で受け取った分配金は9.63ドル(円建て1,515.8418円)にのぼります。この受取分配金を含めた、私個人のトータルリターン率(分配金を含めた総合損益の率)は、プラス9.2518%でした。株価がほぼ横ばいだったにもかかわらず、です。
ここが、今夜いちばん伝えたい山場です。ROC98%という数字だけを見れば、誰もが「元本を食われている」と不安になります。しかし、私の3株の実際の保有成績は、プラス9.25%だったのです。この落差こそが、マジックアワーの空のねじれの正体でした。空は燃えるように赤いけれど、それは光の屈折にすぎない。
ROCは98%だけれど、それは会計上の分類にすぎず、私が実際に手にした成果はプラスだった。ROCという「見た目」と、トータルリターンという「実態」は、まったく別の顔をしているのです。
もっとも、CMAとして注記を三つ、正直に添えます。一つ目。このプラス9.2518%は、為替の影響を含んだ円建ての数字です。円換算に使うレートは、取得時・受取時・現在時点でそれぞれ異なる実勢レートを用いており、一つの固定レートで単純換算した数字ではありません。
今回は円安がプラスに寄与しました。IGLDのときは円安が含み損を和らげる方向に働きましたが、今回は円安がプラスをさらに膨らませる方向に働いた、という違いがあります。
二つ目。ドル建てでも見ておきましょう。取得原価は54.24ドル×3株で162.72ドル。これに対して、評価損益マイナス0.09ドルと累積分配9.63ドルを合わせた損益9.54ドルを割ると、およそプラス5.86%(※筆者算出)という概算になります。
円建てのプラス9.25%より控えめですが、ドル建てで見ても、私の成績はしっかりプラス圏にありました。株価がほぼ横ばいでもプラスになった主役は、約7ヶ月で積み上がった9.63ドルの分配金です。ROCという分類の箱に入っていようと、この9.63ドルは現実に私の口座へ届いた現金だった、という点が何より雄弁です。
三つ目。直前のIGLDとの対比です。IGLDでの私のトータルリターンはマイナス7.05%、今回のQQQIはプラス9.25%でした。数字だけ並べると対照的ですが、両者を単純に優劣で比べることはしません。IGLDとQQQIでは、購入した時期も、保有している期間も、取得した価格の水準も異なります。
IGLDは株価が取得値から大きく下がった局面を握っており、QQQIは株価がほぼ横ばいの局面を握っている。同じ実験群の銘柄でも、いつ・いくらで買ったかで、見える景色はまるで違うのです。ファンドそのものの優劣ではなく、あくまで「私の保有実績」という一点での違いとして受け取ってください。
経費率0.68%とNISAの壁――看板利回り14%の裏で

自分の3株のプラスという生々しい数字を見た後だからこそ、次は器そのもののコストと制度の壁へ、冷静に目を向けます。派手な利回りの陰で、静かに手取りを削るものたちの話です。
まず経費率です。QQQIの経費率は、年0.68%になります。経費率(ファンドを保有するあいだ毎年差し引かれる運用コスト)は、リターンを静かに削り続ける存在です。この0.68%という水準を、既刊シリーズと比べてみましょう。
NVYYの1.15%、IGLDの0.85%と並べると、QQQIはシリーズ内でも低めの経費率に位置します。オプション戦略型のETFとしては、比較的抑えられた水準と言えます。
ただし、油断は禁物です。一般的なインデックスETF(指数連動型の投資信託)の経費率が年0.1%前後にとどまることを思えば、QQQIの0.68%は、依然としてその6〜7倍前後の水準になります。
コールスプレッドを組み、満期前にアクティブに売買を管理する――その手間賃が、この0.68%に乗っている、と考えてください。そして、このコストは、相場が上がろうと下がろうと、分配金が細ろうと膨らもうと、毎年律儀に引かれ続けます。
器の規模も確認しておきましょう。QQQIの純資産総額は、約136億9,700万ドル(2026年7月21日時点)、発行済み株式数は250.63百万株(2026年7月22日時点、stockanalysis.com)です。設定はまだ2024年1月と若いにもかかわらず、すでに130億ドルを超える純資産を集めた巨艦になります。
IGLDの約5億ドル、NVYYの約3,600万ドルと比べれば、その資金規模は文字どおり桁違いです。純資産が大きいほど、繰り上げ償還(運用が続けられずファンドが途中で強制終了されること)のリスクは相対的に低いとされます。
この観点では、QQQIはシリーズ内でも極めて足腰の太い部類だと言えます(あくまで一般的な傾向としての見立てです)。運用を率いるのは、共同創業者のGarrett Paolella氏(投資経験17年)とTroy Cates氏(投資経験27年)で、オプション戦略に軸足を置いたNEOSの中核メンバーが担っています。
次に、日本の個人投資家が最初に躓く壁――NISAの問題に触れます。ここは、慎重に事実と見立てを分けて書きます。QQQIが日本のNISA成長投資枠の対象かどうかは、私が調べた範囲では確たる裏づけが得られませんでした。したがって、断定はしません。
ただし、一般論として言えば、同種の高分配・オプション戦略型ETFは、NISA成長投資枠の対象外とされるケースが多い傾向があります。理由は、金融庁がNISA成長投資枠から一定の商品を除外する基準にあります。
一般に言われている基準では、毎月分配型の商品や、複雑なデリバティブ(金融派生商品)戦略を用いる商品は、長期の資産形成にそぐわないとして除外されやすいとされることが多いようです。
QQQIは月次分配で、しかもコールスプレッドというオプション戦略を中核に据えています。この特徴からすると、QQQIもNISA成長投資枠の対象外である可能性が相応にあると私は見ています(ただし、断定はできません)。
NISA枠の対象可否について、大切な補足を挟みます。対象可否の判断は、証券会社によって取り扱いが異なり得ますし、制度の運用も時とともに変わります。
したがって、QQQIがNISA枠で買えるかどうかは、必ずご自身で、各証券会社の最新情報を個別にご確認ください。本記事の記述は、あくまで一般論としての見立てにとどまります。仮に対象外であれば、分配金にはしっかり課税がかかり、あなたの手取りは看板の利回り14.04%より目減りします。
派手な利回りの数字と、税引き後に実際に手元へ残る金額は、別のものとして見る癖をつけてください。
QQQIに向く人・向かない人――マジックアワーが暮れる前に

気づけば、西の空の茜色はすっかり薄れ、街には夜の藍色が満ちていました。デスクのグラスに残っていた氷は、いつのまにか完全に溶けきっています。それでも、グラスの中のアイスティーそのものは、量を減らすことなく、静かにそこにありました。
氷という「形」は溶けて消えても、飲み物という「中身」は保たれている。ROCという分類で「元本が払い戻された」ように見えても、私の資産の中身はプラスを保っていた――あの落差と、この溶けたグラスが、どこか静かに重なって見えました。
利回り14%という数字と、ROC98%という数字。この二つを並べて見たとき、心がざわつく気持ちは、私自身にもよく分かります。だからこそ、その裏側まで一緒に見ておきたかったのです。ここまでの話を、結論として束ねます。
QQQIは、ナスダック100を現物でフルレプリケーション保有する、当シリーズ初の「現物保有型カバードコール」でした。単純にコールを売るだけでなく、より高い行使価格のコールを同時に買う「コールスプレッド」で、単純なカバードコールが放棄していた上値の一部を取り戻す設計です。
最新の分配金は98%がROCでしたが、それは会計上の分類にすぎず、設定来のNAVトータルリターンはプラス60.58%、そして私の3株の実測成績は、株価横ばいにもかかわらずプラス9.25%でした。ROCという「見た目」に怯える前に、NAVのトータルリターンという「実態」を見よ――これが今夜、私がいちばん伝えたかったことです。
同時に、CMAとして冷静な釘も、もう一度打っておきます。コールスプレッドの工夫は「上値」の話であって、「下値」を守るものではありません。QQQIはナスダック100を現物で抱えている以上、指数が下落すれば、その下げをほぼ素直に引き受けます。
設定来の実績が良好だったのは、この期間が上昇相場だったからでもあります。上値に多く参加できるという長所は、下値リスクをそのまま負っていることと、常にセットなのです。ここを忘れれば、次の下落局面で足をすくわれます。
では、QQQIに向く人と向かない人を整理しましょう。
| 向く人 | 向かない人 |
|---|---|
| ROCが会計上の分類であり、実際の成果とは別物だと理解している人 | ROC98%を「元本を98%失った」と誤解する人 |
| NAVのトータルリターンと分配率を、切り離して見られる人 | 高い分配利回りを、純粋な収益と信じ込む人 |
| ナスダック100の下落を、素直に引き受ける覚悟がある人 | 下値を守る仕掛けが入っていると思い込む人 |
| コールスプレッドで上値の一部を取り戻す設計を理解している人 | 上昇局面で指数を丸ごと取りにいきたい人 |
| NISAの対象可否を、自分で確認する習慣がある人 | 対象可否を確認せず、利回りだけで飛びつく人 |
誤解しないでください。QQQIは、使い道を選べば、優れた道具になり得ます。ナスダック100への現物連動と、月次のインカムを、単純なカバードコールより少し上値に乗れる形で受け取りたいなら、十分に検討に値する銘柄です。私自身、3株を握り、16銘柄の人体実験の一つとして淡々とデータを取り続けています。
しかし、「ROC98%」という数字だけを見て脊髄反射で怯えるのも、逆に「トータルリターンがプラスだから安全だ」と油断するのも、どちらも中身を見ていない態度です。数字の見た目に振り回されず、その正体まで確かめる。
マジックアワーの赤い空が、実は光の屈折にすぎないと知る冷静さ。それこそが、この銘柄と付き合ううえでいちばん大切な資質だと、私は考えています。
夜のデスクで、溶けきったグラスを片づけながら、あらためてお伝えします。分配金の内訳表を開いてROCの数字に息を呑んだら、どうか同じ画面で、NAVのトータルリターンを確かめてください。片方だけを見て怯えるのも、油断するのも、投資家として片手落ちです。
私は来月も、細っていくかもしれない分配金と、ナスダック100の値動きに素直に付き合う損益を、淡々と記録し続けます。あなたが利回りの看板に手を伸ばす前に、どうかこのマジックアワーの解剖を思い出してください。人柱の続報は、この記録で欠かさずお届けします。
📌 免責事項本記事は情報提供を目的としており、投資勧誘を目的としたものではありません。記載の数値は特定時点の実績であり、将来の成果を保証するものではありません。高分配型ETFには元本毀損・価格変動・分配金減少のリスクがあります。分配金の源泉内訳(NII・ROC等)は年度末の運用実績次第で変わりうる推定値であり、確定申告の根拠には使えません。税務やNISA対象可否の取り扱いは個々の状況や証券会社の対応により異なるため、具体的な判断は税理士等の専門家にもご相談ください。投資判断はご自身の責任において行ってください。なお、筆者は本記事で取り上げるQQQIを保有しています。
参考一次情報ソース一覧– QQQI基本情報(正式名称「NEOS Nasdaq-100® High Income ETF」・運用会社NEOS Investments・設定日2024年1月29日・経費率0.68%・分配頻度<月次>・ポートフォリオマネジメントチーム<Garrett Paolella氏=共同創業者・投資経験17年/Troy Cates氏=共同創業者・投資経験27年>):NEOS公式サイト・ファクトシートPDF(2026年6月30日時点)、stockanalysis.com(2026年7月22日確認)- QQQI株価・利回り・規模(現在株価54.34ドル<2026年7月22日終値>・52週高値57.84ドル・52週安値47.87ドル・純資産総額約136億9,700万ドル<NEOS公式2026年7月21日時点>・発行済み株式数250.63百万株<2026年7月22日時点>・TTM分配金利回り14.04%<市場価格ベース・2026年7月22日時点>・過去12ヶ月分配金合計7.63ドル・30日SEC利回りマイナス0.02%):NEOS公式、stockanalysis.com(2026年7月22日確認)。※発行済み株式数はNEOS公式サイトのライブ表示では247.92百万株となっており、データ取得元・確認時点の違いによる差異の可能性がある- QQQI分配率の複数指標(NEOS公式ファクトシートPDF・2026年6月30日時点:Distribution Rate<分配率>14.05%<直近の分配額を年率換算しNAVで割った値>、12-Month Trailing Distribution Rate<12ヶ月トレーリング分配率>13.59%<過去12ヶ月の分配金合計を直近Ex-date基準日のNAVで割った値>):NEOS公式ファクトシートPDF(2026年6月30日時点)。※本文のTTM分配金利回り14.04%(stockanalysis.com・市場価格ベース・2026年7月22日時点)とは算出方法(市場価格かNAVか)と算出時点(7/22か6/30か)が異なるため単純比較不可- QQQI上位保有銘柄(2026年6月30日時点:NVIDIA 7.57%・Apple 6.55%・Micron Technology 5.65%・Microsoft 4.39%・Amazon.com 4.14%・Advanced Micro Devices 3.88%・Alphabet Class A 3.34%・Tesla 3.33%・Alphabet Class C 3.09%・Intel 2.86%):NEOS公式ファクトシートPDF(2026年6月30日時点)- QQQI投資戦略(ナスダック100指数の構成銘柄にフルレプリケーションで直接投資<現物保有>/NDXコールを売る「データドリブンなコール・オプション戦略」/NDXコール売りと同時により行使価格の高いOTMコールを買う「コールスプレッド」でネットクレジットを狙う/ファンドマネージャーが満期前のコールをアクティブに管理/NDX指数オプションはセクション1256契約に分類され60%長期・40%短期のキャピタルゲイン課税/Covered Call・Call Spread・Cboe Nasdaq-100 BuyWrite Index<BXN>の各定義):NEOS公式サイト・ファクトシートPDF・プロスペクタス(2026年7月22日確認)- QQQIパフォーマンス比較(2026年6月30日時点・月末実績。QQQI(NAV):1ヶ月0.58%・3ヶ月18.45%・6ヶ月13.37%・YTD13.37%・設定来累計60.58%・1年25.99%・設定来年率21.63%/QQQI(市場価格):1ヶ月0.40%・3ヶ月18.33%・6ヶ月13.11%・YTD13.11%・設定来累計60.17%・1年25.70%・設定来年率21.50%/Cboe Nasdaq-100 BuyWrite Index:1ヶ月1.92%・3ヶ月10.12%・6ヶ月9.81%・YTD9.81%・設定来累計42.85%・1年23.07%・設定来年率15.88%/Nasdaq-100指数:1ヶ月-0.12%・3ヶ月27.74%・6ヶ月20.31%・YTD20.31%・設定来累計75.21%・1年34.38%・設定来年率26.09%):NEOS公式ファクトシートPDF(2026年6月30日時点)。※三者比較は実測値の提示にとどめ「優れている/有利」との断定はせず、上値参加が多いことは下値リスクを軽減しない点とセットで記述- QQQI分配金の内訳(2026年6月分<支払日2026年6月18日・基準日2026年6月16日>1株あたり0.6572ドルのうちNII 2%<0.0140ドル>・Prior Year Undistributed NII 0%<0.0000ドル>・ROC 98%<0.6432ドル>/Fiscal Year to Date累計:NII 0.0193ドル<1%>・ROC 3.7853ドル<99%>・合計3.8046ドル<100%>):NEOS「19a-1通知書」(一次情報直接確認)。※通知書には「実際の課税上の分類は年度末の運用実績次第で変わりうる推定値であり、確定申告には使わないこと」という趣旨の注記があり、本文でその不確実性を明記- 筆者購入履歴(2025年12月22日・3株・取得単価54.24ドル・為替157.07円/ドル・取得金額25,558.43円<手数料85.19円込み>・一般口座):筆者ポートフォリオ管理DB(承認済みデータ)- 筆者保有実績(2026年7月17日スナップショット:保有3株・取得単価54.24ドル・現在株価54.21ドル・為替162.376円/ドル・評価損益-0.09ドル<円建て848.7789円、円安効果でプラス>・累積受取分配金9.63ドル<円建て1,515.8418円>・トータルリターン率+9.2518%<為替込みの円建て>):筆者ポートフォリオ管理DB(承認済みデータ)。※ドル建てトータルリターン約5.86%は筆者算出(取得原価54.24ドル×3株=162.72ドルに対し、評価損益-0.09ドルと累積配当9.63ドルの合計9.54ドルを割った概算)。※円換算は取得時・受取時・現在時点でそれぞれ異なる実勢レートを使用- 既刊シリーズからの引用データ(IGLDのROC比率67.89%<第3章での対比>・IGLDの上値参加率約78.61%<第2章の構造比較表>・IGLDの経費率0.85%・IGLDの純資産総額約5億ドル・NVYYの経費率1.15%・NVYYの純資産総額約3,600万ドル):既刊IGLD記事・既刊NVYY記事からの引用- IGLDとの対比(IGLDでの筆者トータルリターン-7.05%):既刊IGLD記事および筆者ポートフォリオ管理DB。※購入時期・保有期間・取得価格水準が異なるため、QQQIとの単純な優劣比較はしない旨を本文に明記- カバードコール/コールスプレッドの仕組みに関する一般的説明(コールスプレッドは上値の一部を取り戻す設計だが下値を守るものではない、現物保有ゆえ指数下落を素直に受ける等)は、特定の一次情報に基づく実測ではなく、オプション戦略一般の仕組みに関する筆者(CMA)の一般的知見に基づく説明である- 経費率のインデックスETF比較(一般的なインデックスETFの経費率0.1%前後)、繰り上げ償還リスクに関する記述(純資産規模が大きいほど相対的にリスクが低いという傾向)は、特定の一次情報に基づく実測ではなく、筆者(CMA)の一般的知見に基づく一般論である- NISA成長投資枠の対象可否に関する一般的整理(QQQIの対象可否は確証が得られず断定しない・高分配型/月次分配型/複雑なデリバティブ戦略型ETFは金融庁の除外基準により対象外とされるケースが多い・対象外である可能性が相応にあると見立て):筆者による一般論としての整理(最終的な対象可否は各証券会社の最新情報を要確認)






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