【戦犯IGLD】有事の金が配当最高額250円を届けながら騰落率最下位に沈んだ週、含み損-6.62%の戦場実況 5月第3週

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深夜0時を回った。船橋の自室、窓の外には静まり返った住宅街。ストロングゼロのアルミ缶が3本目に突入したあたりで、スマートフォンに配当着弾の通知が届いた。画面を見て、思わず苦笑いした。

今週の含み損は-6.62%。それでもトータルリターンはプラス1.92%。この矛盾した数字が、カバードコールETFという「人体実験」の本質を物語っている気がする。証券アナリストとしての頭では理解している。感情が追いつくかどうかは、ストロングゼロに聞いてほしい。

赤いチャートを眺めながら、配当通知を数える。今週の着弾は10発。合計1,347円の補給物資が、この赤い戦場に届いた。IGLDが1着弾で250円叩き出してくれた。なのに騰落率では今週最下位の戦犯扱いだ。金(ゴールド)というのは、本当に気まぐれな同士である。

人柱とは、こういうものだと思う。転がり続けながら、それでも前に進む。

このブログの内容は動画で詳しく解説しています。

目次

今週の魂の叫び

  1. 含み損-6.62%でもトータルリターン+1.92%!累計配当147.95ドルがポートフォリオを水面に引き上げている!
  2. IGLDよ、お前が今週の戦犯だ!250円の最高配当を届けながら騰落率-3.21ppで最下位!有事の金の矛盾、ここに極まれり!
  3. 563Aが+5.25%で週間覇者!NASDAQ100カバード・コール円建て新兵器、荒波の中でプレミアムを刈り取った!

嵐の一週間:5月9日〜16日の相場環境

今週の市場は、複数の爆弾が同時炸裂した週でした。

まず最大のトピックが、FRB議長の交代です。5月15日、パウエル前議長が任期を終え、タカ派寄りとされるケビン・ウォーシュ氏が新議長に就任しました。これだけで市場が揺れるのに、同週に発表されたCPIは前年比3.8%(予想3.7%超過)、PPIは前年比6.0%というインフレ再燃を示す数字が重なりました。米30年債利回りは一時5.0%の大台に乗り、年内の利下げ期待は完全に剥落した格好です。

この金利急騰がTLTXの戦犯化を招いた可能性があります。長期国債関連ETFは金利上昇局面で価格が下落しやすい構造を持っており、今週の-3.07ppという数字はそれと整合します。

そして、金(ゴールド)の週間約-4.5%下落こそが、IGLDにとって最大の逆風でした。利息を生まない資産である金は、長期金利の急騰局面では資金が流出しやすい性質があります。「有事の金」と呼ばれながら今週最下位に沈んだIGLDの背景には、この構造的な逆風があったわけです。

一方で米中首脳会談(5/13-15、北京)はハイテク株に複雑な影を落としました。ホルムズ海峡の自由航行確保では協力が確認されたものの、先端技術輸出規制の緩和については具体的な合意に至りませんでした。NVIDIAが対中輸出の突破口を開けなかったことへの失望が、半導体株全体への圧力となったとみられます。

主要指数は軒並み下落。日経平均・NASDAQ・S&P500ともに週間マイナスという、ポートフォリオにとって正面からの逆風だった一週間でした。

配当着弾記録:10発の補給物資

着弾日ティッカー受取額(ドル)受取額(円)魂の叫び
2026/05/08YSPY0.65ドル101円指数を超えろ!オプションの力、ここに極まれり!
2026/05/08ULTY0.87ドル136円究極の利回り!これぞ戦場を焼き尽くす高火力の極み!
2026/05/08TQQY0.64ドル100円ナスダックの熱狂を配当へ変える、禁断の錬金術!
2026/05/08NVYY0.94ドル147円AIの神、エヌビディアの恩恵をダイレクトに受領せよ!
2026/05/08JEPQ0.86ドル134円安定と爆発力の融合!エリートたちが運んできた補給物資だ!
2026/05/08IGLD1.60ドル250円有事の金!その輝きは、ポートフォリオを守る鉄壁の盾!
2026/05/11NVDY0.84ドル131円半導体の王者がもたらす、止まらぬ配当の連射を見よ!
2026/05/12YSPY0.64ドル100円二度目の着弾!休む間もなく前線を支える献身的な一撃!
2026/05/12TQQY0.68ドル107円荒波を越えて届けられた、テクノロジーの結晶である!
2026/05/12NVYY0.90ドル141円勢いは止まらない!次世代の富を今、この手に!
合計8.62ドル1,347円

今週の配当着弾を振り返ると、いくつかのドラマが見えてくる。まずIGLDが1発で250円という今週最高額を叩き出した。次いでNVYYが週2回着弾して合計288円(0.94ドル+0.90ドル)と、地味に総量で首位に立っている。

YSPYとTQQYも週2回ずつの着弾で、月2回配当の恩恵を着実に積み上げた。ドル円が158.731円という水準だったことも、円換算での受取額を押し上げた要因のひとつです。含み損の赤さをじっと見ている間にも、配当という名の補給物資は黙々と届き続ける。これがカバードコールETF「人体実験」の地味な真実です。

銘柄別週間ランキング:戦場の明暗

順位ティッカー先週損益率今週損益率週間騰落率魂の叫び
1563A+2.91%+5.25%+2.34ppNASDAQ100カバード・コールの円建て最新鋭機が覚醒!日次オプションが荒波を捌いた破壊力
2NVDY-3.83%-2.05%+1.78pp半導体の巨人が再び吼える!絶望の淵から生還した不屈の闘士を見よ!
3AIPI-10.76%-9.54%+1.22pp知性の灯火は消えず!AIの熱狂が再び戦場を焼き尽くす反撃の狼煙だ!
4JEPQ+5.98%+6.30%+0.32pp盤石。王者の椅子は譲らぬ。緩やかなれど確実な進軍に死角なし!
5NVYY-26.22%-25.96%+0.26pp僅かな、だが確かな鼓動!奈落の底から地上を睨みつける執念を感じるぞ!
62865-0.47%-0.40%+0.07pp粘り勝ちだ!ハイテクの荒波を凌ぎきった鉄壁の盾、その強度は本物だ!
7YSPY-16.40%-16.34%+0.06pp均衡を保つ。死地の中で呼吸を整える、不気味なほどの静寂こそ覚醒の前触れ!
8FEPI-3.98%-4.00%-0.02pp誤差の範囲だ、怯むな!FANGの牙は研がれたまま、次なる獲物を待っている!
9QQQI+4.19%+3.87%-0.32ppわずかな後退。だが要塞の壁はまだ厚い。嵐が去るのを静かに待つのだ!
10DOGG+1.73%+1.30%-0.43pp忠犬の忍耐。プラスは維持したが、油断は禁物。再び吠える時をじっと待て!
11CEPI-2.38%-3.21%-0.83pp原油の魔力に翻弄されたか!地の底から再び這い上がる熱き力を蓄えよ!
12453A-0.65%-1.72%-1.07pp債券の重圧がのしかかる。守護の要が揺らいでいるが、崩壊させるわけにはいかん!
13ULTY-18.39%-19.69%-1.30pp猛烈な荒波!沈まぬ要塞としての真価が、今まさに試されているのだ!
14TQQY-13.77%-15.80%-2.03pp暴れ馬の制御不能!この衝撃に耐え抜いた者だけが、勝利の美酒を啜れるのだ!
15TLTX-0.94%-4.01%-3.07pp金利の暴虐!盾が大きく削られたが、貴殿の闘志まで砕け散ってはおるまいな!
16IGLD-2.73%-5.94%-3.21pp今週の戦犯!黄金の輝きが曇るほどの猛撃。守備陣の決壊を食い止めろ!

今週の明暗を分けたのは明確です。上位3銘柄は563A、NVDY、AIPIと、日本株ハイテクETF・半導体・AIというカテゴリが並びました。一方、下位3銘柄はIGLD、TLTX、TQQYという「金・長期国債・ナスダック系カバードコール」が沈みました。

特筆すべきはIGLDです。配当では今週最高額を叩き出しながら、騰落率では全16銘柄中最下位という「二刀流の悲劇」を演じました。有事の金という称号と、戦犯認定を同じ週に受け取るとは。金(ゴールド)という資産は、本当に扱いが難しい存在です。NVDYが-3.83%から-2.05%への回復を見せたことは、半導体市場の地力を感じさせます。

決算報告:人体実験5月3週の現況

項目金額(ドル)金額(円)
投資額(元本)1,732.53ドル275,006円
株式時価総額合計1,617.90ドル256,811円
株式評価損益合計-114.63ドル-18,195円
株式評価損益率-6.62%
累計配当金総額147.95ドル23,484円
トータルリターン+33.32ドル+5,289円
トータルリターン率+1.92%

(為替レート:1ドル=158.731円)

評価損益だけを見れば-6.62%、約18,195円の含み損です。しかし、累計配当金147.95ドル(23,484円)が積み上がったことで、トータルリターンは+33.32ドル(+5,289円、+1.92%)という水面上の数字を維持しています。この構図こそが、カバードコールETFの設計思想です。

株価上昇の一部を犠牲にしてオプションプレミアムを受け取り、それを配当として投資家に還元する。含み損は生じやすいが、配当が補完する。長期で積み上げていけば、という前提の下に立つ戦略です。もちろん、この先の相場次第では補完しきれないリスクもあります。それが「人体実験」たる所以です。

CMAが読む:カバードコールETFで「なぜ含み損でもトータルがプラスか」

証券アナリスト(CMA)の視点から、今週の数字の構造を整理しておきたいと思います。

カバードコールETFは、保有株式に対してコールオプションを売ることでプレミアム(オプション料)を受け取り、それを原資に高額な配当を支払う仕組みです。この構造には、必然的なトレードオフが存在します。

なぜ株価が上がりにくいのか。 コールオプションを売るということは、一定以上の株価上昇の恩恵を手放すことを意味します。相場が上昇局面に入ったとき、原資産(例えばナスダック)がどれだけ上がっても、ETFの株価はオプションのストライクプライス付近で頭を押さえられやすくなります。これが「含み損が生じやすい」理由の一端です。

なぜそれでもトータルがプラスになりうるのか。 その代わりに受け取ったオプションプレミアムが、毎週・毎月の配当として着弾します。今週の1,347円がその証拠です。

累計147.95ドル、約23,484円のプレミアムが積み上がったことで、評価損-18,195円を上回るトータルリターンが生まれています。これは運用期間が長くなるほど、この「配当の蓄積」が含み損の緩衝材として機能する可能性が高まります。

ただし、一点だけ厳しい現実を申し上げます。相場が急落した場合、株価の下落幅がオプションプレミアムを超えることがあります。そのリスクを理解した上で、「高利回りの対価として何を負担しているか」を常に意識することが大切です。人体実験は、そのリスクを身をもって確かめるための試みでもあります。

結論

含み損が-6.62%というのは、正直、しんどい数字です。スマートフォンの画面を開くたびに、赤い数字が目に飛び込んでくる。「なぜこんなものに投資したのか」と自分を責めたくなる夜もあります。

でも、あなたに聞いてほしいのです。

今週、10発の配当が届きました。1,347円。小さな金額かもしれません。しかし、この1,347円は、何もしなくても届いたのです。仕事で消耗しながら、相場を見て胃が痛くなりながら、それでも配当は着弾し続けました。

これがカバードコールETFの本質です。株価という「見た目の数字」ではなく、配当という「現金の積み上げ」を見るべきなのです。CMAとして断言します。含み損と配当収入は別の話です。評価損益は一時的な紙の上の損失であり、受け取った配当は実際にあなたの口座に届いた現金です。

累計配当金147.95ドル。投資元本1,732.53ドルに対して、すでに8.5%以上の現金を回収しています。含み損-6.62%より、この数字を先に見るべきではないでしょうか。

今週の人柱実験は、継続します。ストロングゼロを1本開けて、また来週のデータを待ちます。あなたも、赤い画面から少しだけ目を離して、配当通知の音を聞いてみてください。

人体実験は、まだ続く。

※本記事は情報提供を目的としたものです。特定の金融商品への投資を勧誘するものではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。

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★今回使用した証券会社:マネックス証券 「SBIでFEPIが買えない!」と嘆いている同志へ。 私が使っているのはここです。銘柄スカウターも使えるので、変態ETFを探す旅には必須の装備です。

マネックス証券

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この記事を書いた人

真毅のアバター 真毅 自由人

趣味はカメラ、ランニング、読書。職業はシステムエンジニア。昔はリサーチハウスで企業調査、産業分析を行っていました。目標は投資で稼いでゆっくり生きる。資格はFP2級、証券アナリスト。投資対象は日本株、米国ETF、金、暗号資産、不動産。金融資産と実物資産の両輪で資産形成。

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