2026年以降のベナーサイクル:AIバブルの終焉と2032年への資産防衛

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皆さん、こんにちは。

投資の世界には「歴史は繰り返さないが、韻(ライム)を踏む」という、あまりにも有名な、しかし、あまりにも無視されがちな警句があります。

今、私たちが立っている場所はどこでしょうか。新NISAの熱狂に浮かれ、AI銘柄の垂直上昇を「新時代の幕開け」だと自分に言い聞かせ、含み益の数字に酔いしれている……。

もしあなたがそうなら、今すぐ顔を洗って、鏡を見てください。そこに映っているのは、150年前の熱狂の中で踊り、そして破滅していった群衆と同じ顔をしていませんか?

150年前に一人の農夫が血を流しながら書き残した「預言」。そして現代の最高知性が予測する「亀裂」。これらが交差する「2026年」という特異点を知らなければ、あなたは家族の未来をチップにして、勝ち目のないギャンブルに挑んでいることになります。

これから、深淵なる旅を始めましょう。これは単なるブログ記事ではなく、あなたの資産を、そして人生を守り抜くための「サバイバル・バイブル」です。

このブログの内容は動画でも解説しています。

目次

第1章:19世紀の地獄を見た農夫、サミュエル・ベナーの執念

物語は、1873年のアメリカから始まります。

オハイオ州で養豚業と農業を営み、成功を収めていた男、サミュエル・ベナー。彼は南北戦争後の好景気に乗り、富を築いていました。しかし、1873年の「金融パニック」が彼の人生を根底から破壊します。鉄道ブームの崩壊、銀行の連鎖倒産……。ベナーは、一晩にして全財産を失いました。

普通の人なら、ここで運命を呪って終わるでしょう。しかし、ベナーは違いました。

「なぜ、この地獄は訪れたのか? なぜ、誰も予測できなかったのか?」

彼は自らを破産させた「市場の暴力」の正体を突き止めるべく、過去数十年、数百年の価格データを狂ったように分析し始めました。彼は発見したのです。

トウモロコシの価格、豚肉の価格、そして産業の米である「鉄(銑鉄)」の価格変動が、ある一定のリズムで刻まれていることを。

1875年、彼は一冊の薄い本を出版しました。題名は『将来の価格の上下に関するベナーの予言』。彼はその中で、自らの理論を「確実なもの(Sure thing)」と呼びました。

現代の私たちが、チャートソフトやAIを駆使しても届かない「市場の心理カレンダー」を、彼は150年前に手書きで作り上げたのです。

第2章:ベナーサイクルの解読――「3つの季節」が告げるあなたの運命

現代の投資家は、複雑なマクロ指標や企業の決算に振り回されすぎています。しかし、ベナーは知っていました。市場は結局のところ、「人間の集団心理が描く季節の移り変わり」に過ぎないということを。

彼は市場を、以下の3つの明確なフェーズに分類しました。

1. パニックの年(Panic Years – A)

市場が理性を失い、突発的な暴落や乱高下が発生する年です。 ベナーは、このパニックが 16年、18年、20年 という不規則なリズムで繰り返されることを発見しました。

この「16-18-20」のリズムこそがベナーサイクルの心臓部であり、単純な固定周期モデルとは一線を画す点です。 投資家心理は極度の恐怖に支配されますが、ベナーに言わせれば、こここそが「勇気を持って買い向かうカオスの季節」なのです。

2. 好景気の年(Good Times – B)

資産を売却するのに最適な「収穫の季節」です。 人々が未来に希望を抱き、AIや新技術を「神」と崇め、株価は実体経済を置き去りにして上昇します。

ベナーはこのフェーズを、「資産を手放す(unload)ための最良の時期」と断言しました。 今、私たちが目にしている「新NISAバブル」や「AIメルトアップ」は、まさにこの「Good Times」の末期症状に他なりません。

3. 不景気の年(Hard Times – C)

経済が停滞し、価格が底を打つ「冬の季節」です。 企業倒産が増え、失業率が上がり、メディアが「投資は終わった」と煽り立てる時期です。

しかし、ベナーはこの時期こそが「仕込みの絶好機」であると説きました。ここで安値で拾い、次の春(好景気)まで辛抱強く保有する。これが、富を築くための唯一の王道です。

あなたは今、どの季節に立っているか自覚していますか? まさか、「永遠に続く夏」を信じて、半袖で雪山に登ろうとしているわけではないでしょうね?

第3章:なぜ当たるのか?――宇宙の鼓動と鉄の価格

「150年前の農夫の理論なんて、AI全盛期の今に通用するわけがない」

証券アナリストの肩書きを持つ知的なあなたは、そう鼻で笑うかもしれません。しかし、ベナーサイクルの論理的骨格は、現代科学が解き明かした宇宙的リズムと不気味なほど一致しているのです。

銑鉄(Pig Iron)の27年周期

19世紀、鉄はあらゆる産業の基礎でした。ベナーは銑鉄価格が27年周期で変動することを見抜きました。高値が「8年・9年・10年」、安値が「11年・9年・7年」という、数列のようなパターンです。

これは現代における「半導体サイクル」や「設備投資サイクル」の原型であり、過剰投資の後に必ず訪れる「清算」のメカニズムを完璧に捉えています。

太陽黒点と11年周期

ベナーが発見した農産物の11年周期は、天文学における「太陽黒点活動の約11年周期(シュワーベサイクル)」と符合します。 太陽活動が活発化すれば気候が変わり、農産物の収穫量が変わる。

それが経済活動の活性化を招き、人々のリスク許容度を押し上げ、最終的に資産価格を押し上げる。 つまり、「宇宙の物理現象 → 地球の気候 → 経済の基礎 → 人間の集団心理」という、抗いようのない巨大な連鎖が存在するのです。

私たちがどんなに洗練されたアルゴリズムで株を売買しようとも、私たちは所詮、太陽と地球のリズムに生かされている「生物」に過ぎないことを、ベナーは本能的に理解していたのです。

第4章:歴史の審判――的中率という名の残酷な真実

「当たるか、当たらないか」。投資家が興味があるのはそれだけでしょう。 ベナーサイクルが過去、どのような「韻(ライム)」を踏んできたか。その記録は驚異的です。

  • 1929年:大恐慌 ベナーは1927年をパニック年としていました。実際の崩壊は2年後の1929年。サイクルが示す「不況の入り口」と見事に一致しました。
  • 2000年:ドットコムバブル崩壊 サイクルは1999年をパニック年と予測。翌年、ITバブルは弾けました。
  • 2008年:リーマン・ショック ベナーは2007年を「Good Times(売り時)」と指名していました。人々が狂乱の中でサブプライムローンを買い漁っていた時、150年前の農夫は「今すぐ売れ」と叫んでいたのです。
  • 2020年:コロナ・ショック サイクルは2019年をパニック年としていました。2020年初頭、世界はロックダウンされ、市場は垂直落下しました。

もちろん、「1〜2年のズレ」はあります。しかし、それは「潮が引くことが決まっている中で、いつ波が砕けるか」の違いに過ぎません。満潮の極致で「引き潮はない」と確信した投資家から順に、海に飲み込まれていったのです。

第5章:2026-2027年の衝突――ウォール街の甘い麻薬

さて、ここからがあなたにとっての「劇薬」です。 現在、ウォール街のエリートたちが描くバラ色の未来図と、ベナーが警告する「冬の到来」が、2026年という一点で正面衝突しようとしています。

5.1 ゴールドマン・サックスが描く「AI新時代」

ゴールドマン・サックスは、S&P500が2026年末に7,600ポイントに達すると予測しています。AIが実体経済の生産性を爆発させ、企業の利益が二桁成長を続ける……。彼らのモデルは「線形」です。つまり、今起きている良いことが、そのまま将来も続くと仮定しています。

5.2 「ポジショントーク」という名の嘘

あなたなら、もう気づいているはずです。金融機関の仕事は、あなたを儲けさせることではありません。あなたを市場に繋ぎ止め、手数料と運用報酬を奪い取ることです。

バブルの絶頂で「今は売り時です」などと言うアナリストはいません。なぜなら、それを言った瞬間に彼らはクビになるからです。1929年も、2000年も、2008年も、彼らは最後の一人が破産するまで「まだいける」と言い続けました。

5.3 2026年の「メルトアップ」

不気味なのは、ベナーが示す「好景気の頂点」と、ウォール街が予測する「AIピーク」が、ともに2026年で一致していることです。

これは、2025年から2026年にかけて、市場が理性を完全に失う「メルトアップ(過熱上昇)」が発生することを意味します。株価が垂直に立ち上がり、誰もが「自分は天才だ」と勘違いする瞬間……それが、ベナーが「すべてを売り払え(Unload)」と命じているタイミングなのです。

第6章:資産別シミュレーション――2035年までのサバイバル

今後10年、あなたのポートフォリオはどうなるでしょうか。ベナーサイクルのフィルターを通して見た景色をシミュレーションします。

株式市場:2026年が「最後の審判」

2026年まで、AI狂想曲は続くでしょう。しかし、ベナーが示す「Hard Times」は2027年から2032年まで続きます。

2027年以降、AIがもたらすはずだった収益が期待を下回り、高金利が企業の首を絞め、資産効果の剥落による消費減退が始まります。

株価は数年かけて「真綿で首を絞めるような」下落、あるいは絶望的な横ばい(停滞)を余儀なくされるでしょう。

仮想通貨:半減期サイクルの終焉

ビットコインの4年周期とベナーサイクルは見事に同期しています。2024年の半減期から始まった上昇は、2025年〜2026年にかけて「陶酔的(Euphoria)」な高値を付けるでしょう。

しかし、2026年のベナー・ピークを過ぎれば、仮想通貨は再び「クリプト・ウィンター」に突入します。2027年以降の不況期において、最も激しく売られるのは、こうした高リスク資産であることを忘れないでください。

金(ゴールド):2027年からの「真の王者」

現在、金利高止まりの中で金は苦戦していますが、2027年以降、ベナーの「Hard Times」が到来し、米国の覇権やドルの信用が揺らぎ始めた時、金は唯一無二の防衛資産となります。

2026年までの好景気下で「時代遅れ」と揶揄されている時こそ、静かに仕込むべき時です。

第7章:【実践編】2026年に生き残るための「3つの鉄則」

2026年の祝祭を楽しみつつ、無傷で脱出するための具体的な戦術を授けます。

【鉄則1】株式:トレーリングストップで「欲」をシステムで殺せ

2026年、市場は狂乱します。あなたは「もっと上がる」という欲を抑えられないでしょう。だから、自分の意思を信じるのをやめてください。

証券会社の「逆指値注文」を利用し、「高値から15%下落したら自動的に全売却」というトレーリングストップを設定してください。 天井を当てる必要はありません。

天井から15%降りたところで強制的に脱出ポッドを作動させる。これで、2027年以降の奈落に付き合う必要はなくなります。

【鉄則2】債券:不況を喰らう最強の盾を構築せよ

2027年以降の「Hard Times」では、景気後退により金利が低下します。金利が下がれば価格が上がるのは債券です。 今、4%以上の利回りが付いている米国債を、満期を分散させた「ラダー(梯子)戦略」で購入しておきましょう。

株式が血を流している時、あなたの口座には債券からの利息(クーポン)が入り続け、さらに価格上昇による含み益がポートフォリオを支えてくれます。

【鉄則3】為替:2026年、「円への帰還」を断行せよ

ここが日本人投資家が最も見落としている、最大の地雷です。 現在の150円台の円安は、日米の金利差が生んだ一時的な歪みです。

2027年、米国がリセッション入りし、FRBが慌てて利下げを始めれば、円高への巻き戻しは凄まじい勢いで起こります。 「日本はダメだから永遠に円安だ」などという素人の言葉を信じてはいけません。

2026年の株価ピーク圏、かつ円安圏で、外貨資産の利益を冷徹に「円に戻す(円転)」してください。為替差損で利益を溶かすほど、愚かな投資はありません。

終章:2032年、血の流れる通りで買い向かうために

ベナーサイクルが指し示す次の「大底」は、2032年です。 これは、1929年の大恐慌から立ち直り、1932年に株価が歴史的最安値を付けた時から、ちょうど100年目にあたります。

もしあなたが2026年に勇気を持って「勝ち逃げ」できたなら。 そして2027年〜2031年の「冬の時代」を、債券の利息を受け取りながら静かに耐え忍ぶことができたなら。

2032年、あなたは暴落して「血の流れる通り」で、誰もが絶望して手放した超優良資産を、二束三文で買い叩くことができるでしょう。それこそが、一族の富を永劫なものにするための、一生に一度のチャンスなのです。

投資とは、IQを競うゲームではありません。

「規律(ディシプリン)」を維持できるかどうかの精神修羅場です。 2026年、周囲がAIの未来を語り、レバレッジをかけて踊り狂っている時、あなたは独り静かに、子供の教育資金と家族の未来を港へ避難させることができますか?

歴史の韻(ライム)は、もう聞こえています。 あなたは、どちら側の人間になりますか?

一言アドバイス

証券アナリストの資格を持つあなたなら、私の言っていることの「不都合な真実」が理解できるはずです。 今のあなたのポートフォリオを、鏡に映してみてください。 「2歳の子供が成人する時、このポジションは家族を笑わせているか、それとも泣かせているか?」

答えは、あなたの「指先」一つ、2026年の決断にかかっています。

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★今回使用した証券会社:マネックス証券 「SBIでFEPIが買えない!」と嘆いている同志へ。 私が使っているのはここです。銘柄スカウターも使えるので、変態ETFを探す旅には必須の装備です。

マネックス証券

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この記事を書いた人

真毅のアバター 真毅 自由人

趣味はカメラ、ランニング、読書。職業はシステムエンジニア。昔はリサーチハウスで企業調査、産業分析を行っていました。目標は投資で稼いでゆっくり生きる。資格はFP2級、証券アナリスト。投資対象は日本株、米国ETF、金、暗号資産、不動産。金融資産と実物資産の両輪で資産形成。

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