真毅– Author –
真毅
自由人
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景気循環
伝統的指標を超えて:シラーPERが明らかにする株価評価は正しいか?
【シラーPERとは】 シラーPER(またはCAPEレシオとしても知られています)は、イェール大学の経済学者ロバート・シラーによって開発された株式評価指標です。 従来のPER(株価収益率)が1年間の利益に基づいて株価を評価するのに対し、シラーPERは過去10年... -
米国統計
2024年1月のPPI分析:物価の微妙な変動が示す経済の兆候
【PPIとは】 生産者物価指数(PPI)は、生産者が自社の生産物に対して受け取る価格の変動を測定する指標です。これには、原材料や中間財だけでなく、最終製品の価格も含まれます。PPIは、物価の変動を早期に検出するために使用され、インフレやデフレのト... -
経済分析
財源不足とインフレの狭間で:岸田政権の財政政策が招く未来
岸田文雄政権のもとでの日本の財政政策は、新型コロナウイルス感染症からの経済回復を目指して、子育て支援や防衛費の増額といった、国の将来を見据えた恒久的な歳出拡大を決定しております。 しかし、これらの政策を実施するために必要な財源の確保方法に... -
米国統計
米1月小売売上高の上昇が示す経済のシグナル
【小売売上高の結果】 2024年1月に季節調整済みの小売売上高は前月比0.8%減少し、前年同月比0.7%増加しました。小売業の売上高は、前月比1.1%減少し、前年比0.2%減少しています。一方、ノンストア小売業者は前年比6.4%増加し、飲食サービスと飲食店は前年... -
アノマリー
節分天井・彼岸底:大統領選と株価変動の不可思議なパターン
【節分天井・彼岸底とは】 節分の時期(2月上旬)に高値をつけて、彼岸の時期(3月中旬)に安値をつけるという、相場の言い伝え。年初から新春相場が始まると、節分の時期まで上昇を続け、その後は3月決算などのイベントを控え調整局面になり、しだいに下... -
書評
【書評】新NISAのその先へ DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール
【要点】 現在を生きる重要性: 未来のための計画や貯蓄は大切だが、それに固執するあまり、現在を生きる喜びを見失わないようにすることが重要。 「ゼロで死ぬ」哲学: 人はお金をあの世に持っていけないため、生きている間に経験に投資し、意味のある生活... -
米国統計
ウィークリー・エコノミック・インデックス(WEI)の深層解析
経済の健全性を測定するために多くの指標が存在しますが、その中でもウィークリー・エコノミック・インデックス(WEI)は特に注目です。この指標は、経済活動の実態を迅速かつ正確に反映することを目的としており、政策立案者、投資家、そして一般の人々に... -
米国統計
予想を超えた1月のCPI、だが米経済の下降トレンドは継続中
【CPI結果】 1月の消費者物価指数(CPI)が発表されました。 結果は前年同月比3.1%上昇。伸びは前月の3.4%から鈍化したものの、市場予想の2.9%を僅かに上回りました。 エネルギー価格は下がったものの、サービス関連の増加が足を引っ張った印象です。 I... -
節約
真の幸せは、収入よりも支出にあり
私たちはしばしば、より多くの収入がより多くの幸せをもたらすと考えがちです。しかし、チャールズ・ディケンズの『デビッド・コパフィールド』に登場するミクローバー氏の言葉を思い出して欲しい。 彼は次のように言いました「Annual income twenty pound... -
米国統計
失業率から見るアメリカの日本化
2日に発表された1月の米雇用統計で色々わかったのでメモ。 発表された次の日の米雇用統計のブログは以下 【おさらい】 まず、おさらいとして発表された雇用統計の数値は以下 非農業部門雇用者数:35.3万人(予想18.0万人) 前月:33.3万人 失業率:3.7%(予...