ビットコインの半減期が2週間をきりました。
今後のためにビットコイン半減期のおさらいをしておきます。
半減期とは
半減期とは、マイナーが受け取る報酬を計画的に減らすイベントです。大体4年に一度程度の頻度で行われ、より正確には21万ブロックのトランザクションごとに起こっています。その名の通り、マイナーがブロック報酬ごとに受け取るビットコインの量が半分になることです。
09年にビットコインが作られたとき、マイナーはブロックごとに50ビットコインを受け取っていましたが、この報酬は最初の半減期である12年には25に減少。16年には12.5、20年には6.25、そして24年には3.125に減る予定です。
大方の予想では、2140年ごろに上限の2100万ビットコインに達するまでに64回の半減期が訪れる見込みです。
そして、上限に達すれば、マイナーは報酬を受け取ることができなくなり、クレジットカード会社と同じように、取引処理の手数料徴収に依存するようになると予想されています。
半減期は何が重要なのか
ビットコインの発行は幾つかの点で制限されています。ナカモト・サトシと称する創始者によって、流通量の上限は2100万ビットコインに設定されています。これは、政府の法定不換紙幣のような通貨は発行し過ぎればインフレで価値を失うと懸念する人々の多くにとって、ビットコインを魅力的にしている点です。
半減によってビットコインが生成されるペースを定期的に鈍化させ、需要を上回らないようにすることで、インフレを防ぐこともできるといいます。半減期は、生成の伸びの鈍化が価格上昇を招く可能性を示唆することで、急いで買うよう促すシグナルにもなり得ています。
過去の半減期の動き
ロイターの記事によると、これまでの半減期がビットコインの値上がりにつながったという確かな証拠は存在してないようです。
しかし、実際の半減期後の価格推移を見ると、明らかに半減期後に大幅に上昇する傾向が見て取れます。
1回目の半減期後(2012年11月28日後)のチャート
2回目の半減期後(2016年07月09日後)のチャート
3回目の半減期後(2020年05月12日後)のチャート
過去の経験則を踏まえると、個人的には2024年4月の半減期後も上昇する可能性は大きいと考えています。
投資は自己責任でお願いします!
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