ダウ工業平均とダウ輸送平均の乖離が示す未来

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今回はダウ工業平均とダウ輸送平均の乖離について書きたいと思います。

目次

ダウ工業平均とは

ダウ工業平均(Dow Jones Industrial Average、略称:DJIA)は、アメリカ合衆国の株式市場の指標の一つで、30種類の代表的な大手工業企業の株価を平均したものです。ダウ・ジョーンズ社が1896年に創設したこの指数は、アメリカの株式市場の動向を示す代表的な指標として広く利用されています。

ダウ工業平均は、投資家やアナリストが市場の健全性や方向性を評価するために使われます。この指数に含まれる企業は、経済のさまざまなセクターを代表しているため、ダウ工業平均の動きはアメリカ経済全体の状況を反映すると考えられています。

ただし、ダウ工業平均は30社のみで構成されているため、より広範な市場の動きを反映するS&P 500指数やナスダック総合指数などと比較すると、限られた視点からの市場分析となる点には注意が必要です。それでも、ダウ工業平均は長い歴史を持ち、世界中の投資家によって注目されている重要な市場指標の一つです。

現在の銘柄

  1. アップル (AAPL)
  2. アメリカン・エキスプレス (AXP)
  3. アムジェン (AMGN)
  4. ボーイング (BA)
  5. キャタピラー (CAT)
  6. シスコ・システムズ (CSCO)
  7. シェブロン (CVX)
  8. ゴールドマン・サックス・グループ (GS)
  9. ホーム・デポ (HD)
  10. ハネウェル・インターナショナル (HON)
  11. IBM (IBM)
  12. インテル (INTC)
  13. ジョンソン・エンド・ジョンソン (JNJ)
  14. JPMorgan チェース (JPM)
  15. コカ・コーラ (KO)
  16. マクドナルド (MCD)
  17. 3M (MMM)
  18. マーク (MRK)
  19. マイクロソフト (MSFT)
  20. ナイキ (NKE)
  21. プロクター・アンド・ギャンブル (PG)
  22. トラベラーズ・カンパニーズ (TRV)
  23. ユナイテッドヘルス・グループ (UNH)
  24. セールスフォース (CRM)
  25. ベライゾン・コミュニケーションズ (VZ)
  26. ビザ (V)
  27. ウォルマート (WMT)
  28. ウォルト・ディズニー (DIS)
  29. ダウ (DOW)
  30. アマゾン・ドット・コム (AMZN)

出所:https://www.tradingview.com/symbols/DJ-DJI/components/

これらの銘柄は、アメリカ合衆国の大手企業を代表しており、ダウ工業平均の動きを通じて、市場全体の動向を把握することができます。

ダウ輸送平均とは

ダウ輸送平均(Dow Jones Transportation Average、略称:DJTA)は、アメリカ合衆国の株式市場の指標の一つで、20種類の大手輸送関連企業の株価を平均したものです。ダウ輸送平均は、ダウ工業平均と並んで、ダウ・ジョーンズ社が1896年に創設した最も古い株価指数の一つです。

ダウ輸送平均には、航空会社、鉄道会社、トラック輸送会社、海運会社、物流会社など、輸送業界の代表的な企業が含まれています。この指数は、輸送業界の健全性や経済活動の水準を反映しており、経済全体の動向を把握するための重要な指標とされています。

ダウ輸送平均は、ダウ理論においても重要な役割を果たしています。ダウ理論では、工業平均と輸送平均が同じ方向に動いている場合、市場のトレンドは健全であるとされます。逆に、両者が異なる方向に動いている場合(乖離が発生している場合)、市場のトレンドに警戒が必要であると解釈されます。

ダウ輸送平均は、投資家やアナリストが輸送業界の動向や経済全体の健全性を評価するために利用されています。

現在の銘柄

  1. アメリカン・エアラインズ・グループ (AAL)
  2. アラスカ・エア・グループ (ALK)
  3. アビス・バジェット・グループ (CAR)
  4. C.H. ロビンソン・ワールドワイド (CHRW)
  5. CSXコーポレーション (CSX)
  6. デルタ・エア・ラインズ (DAL)
  7. エクスペディターズ・インターナショナル・オブ・ワシントン (EXPD)
  8. フェデックス・コーポレーション (FDX)
  9. J.B. ハント・トランスポート・サービス (JBHT)
  10. カービー・コーポレーション (KEX)
  11. ランドスター・システム (LSTR)
  12. サウスウエスト・エアラインズ (LUV)
  13. マトソン (MATX)
  14. ノーフォーク・サザン・コーポレーション (NSC)
  15. オールド・ドミニオン・フレイト・ライン (ODFL)
  16. ライダー・システム (R)
  17. ユナイテッド・エアラインズ・ホールディングス (UAL)
  18. ウーバー・テクノロジーズ (UBER)
  19. ユニオン・パシフィック・コーポレーション (UNP)
  20. ユナイテッド・パーセル・サービス (UPS)

出所:https://www.tradingview.com/symbols/DJ-DJT/components/

これらの銘柄は、アメリカ合衆国の輸送業界を代表する企業で構成されており、ダウ輸送平均の動きを通じて、輸送業界の動向を把握することができます。

ダウ工業平均とダウ輸送平均の乖離

ダウ工業平均とダウ輸送平均の乖離とは、ダウ理論に基づいて、これら二つの平均値が異なる方向に動くことを指します。この乖離は、市場のトレンドについての重要なシグナルとされています。

ダウ理論によれば、工業平均と輸送平均が同じ方向に動いている場合、市場のトレンドは健全であるとされます。例えば、両方とも上昇していれば、市場は強気のトレンドにあると解釈されます。逆に、両方が下降していれば、弱気のトレンドにあると考えられます。

しかし、工業平均が上昇しているのに輸送平均が下降している、またはその逆の場合、これは乖離と呼ばれ、市場のトレンドが弱くなっている可能性があると警告しています。このような乖離は、将来的な市場の転換点を示唆することがあります。

ダウ輸送平均は、鉄道、航空、トラック輸送などの輸送関連の企業から構成されており、これらの企業の業績は経済活動の水準を反映しています。したがって、工業平均が上昇しているにもかかわらず輸送平均が下落している場合、これは経済活動の減速を示唆している可能性があり、投資家は注意が必要です。

現在のダウ工業平均とダウ輸送平均の乖離

アフターコロナの最高値である、2021年11月08日を100とした現在2024年3月19日のダウ工業平均とダウ輸送平均の乖離配は以下になります。

図を見ると、明らかに2024年に入ってからダウ輸送平均が足踏みしている中で、ダウ工業平均が上昇し最高値を更新していることが伺えます。

ダウ輸送平均が足踏みしているということは経済活動が足踏みしているということです。

このままインフレの高止まりが長期化するようなら、米国経済のハードランディング、もしくは来年以降の再度のインフレが予想されます。

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この記事を書いた人

真毅のアバター 真毅 自由人

趣味はカメラ、ランニング、読書。職業はシステムエンジニア。昔はリサーチハウスで企業調査、産業分析を行っていました。目標は投資で稼いでゆっくり生きる。資格はFP2級、証券アナリスト。投資対象は日本株、米国ETF、金、暗号資産、不動産。金融資産と実物資産の両輪で資産形成。

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