ビットコイン(Bitcoin)は、2009年に誕生して以来、世界中の投資家やトレーダーに大きな関心を呼び続けています。
その価格は急激な変動を繰り返し、時には天文学的な高値を記録することもありました。
このような市場のボラティリティを理解し、投資判断を行うためには、適切なツールが必要です。
今回は、ビットコインの長期的な価格動向を視覚的にしめす「ビットコインレインボーチャート(Bitcoin Rainbow Chart)」をご紹介します。
レインボーチャートはビットコインの売買をカラフルな色で教えてくれるチャートです。
初心者でもわかりやすくて、価格の動きが直感的に分かるすぐれモノ
すでに多くの投資家の間で人気があり、ビットコインの価格を予想するために使われています。
今回は、レインボーチャートの使い方やメリット・利用する上での注意点をお伝えします。
ビットコインレインボーチャートとは
ビットコインレインボーチャートは、ビットコインの価格の動きを見やすくするためのチャートです。
その名前の通り、9つの色(レインボー)でビットコインの価格の高低を表しています。
ちなみに、イーサリアムレインボーチャートもあるので合わせて紹介します。
イーサリアムレインボーチャートも基本的にはビットコインレインボーチャートと使い方は同じです。
ビットコインレインボーチャート:https://www.blockchaincenter.net/en/bitcoin-rainbow-chart/
イーサリアムレインボーチャート:https://www.blockchaincenter.net/en/ethereum-rainbow-chart/
ビットコインの価格が上がっている時は、暖かい色(赤やオレンジ)が使われ、価格が下がっている時は、冷たい色(青や紫)が使われます。
レインボーチャートの特徴
- ビットコインの価格の動きを長期間で見ることができる
- 色でビットコインの価格の高低を分かりやすく表示
- 特定の数学的な方法(ロジスティック回帰モデル)に基づいて色を決めている
ビットコインレインボーチャートの読み方
読み方を理解すると、ビットコインの価格の流れや市場の状態をより良く理解するのに役立ちます。
レインボーチャートのカラーバンドの意味
ビットコインレインボーチャートの1番の特徴は、色のバンド、つまりレインボーチャートの色分けされた部分です。
色はビットコインの価格がどのくらい高いかまたは低いかを表しています。
たとえば、レインボーチャートの赤色の部分は、ビットコインの価格が非常に高いときを示しています。
反対に、青や紫の部分はビットコインの価格が低いとき、つまり「低調」または「落ち着いている」状態を示しています。
レインボーチャートの色の意味合いは以下となります。
- 濃い赤色:ディップ(急落)/バブル領域に入る可能性が高い
- 赤色:買われすぎのゾーン、利益確定が望ましい
- 濃いオレンジ色:買い手が主導権を握り、上昇に取り残される恐怖が急速に進行している。
- 薄いオレンジ色:買い手と売り手の行き詰まりでバランスの取れた領域
- 黄色:BTCの長期保有している個人投資家の領域
- ライトグリーン:BTC価格が現在買いゾーンにある
- 緑色:価格売りが進行中、蓄積ゾーン
- 水色:明らかな買いゾーン
- 青色 :カウンターでの弱気な動き
ビットコインレインボーチャートを活用した投資戦略
ビットコインレインボーチャート活用すると、投資のタイミングや戦略をより効果的に考えることができます。
半減期後のビットコインの高騰、その後の下落を効果的に予測するのに有用と考えています。
『買い時』『売り時』の決定
レインボーチャートは、ビットコインの買い時と売り時を決めるのに役立ちます。
たとえば、チャートが青や紫(低価格)の時は「買い時」、赤やオレンジ(高価格)の時は「売り時」となる可能性があります。青や紫の時はビットコインの価格が安い可能性が高いため、購入の良いタイミングの可能性があります。
反対に、赤やオレンジの時はビットコインが過熱し、価格が高すぎる可能性があります。売って利益を得る良い時期かもしれません。
半減期とレインボーチャートの関係
ビットコインには、4年に1度供給量を半分にする「半減期」があります。
良く見るとレインボーチャートに青い線で、過去3回の半減期が示されています。
以前の分析で書きましたが、半減期前後の1~2ヶ月は下落しますが、以降急激な上昇を見せるのです。
ビットコインは早い予定で2024年4月12日、遅くとも4月20日に半減期を迎える計算です。
なので、これまで通りいけば2024年中盤からビットコインの価格が上がると考えられます。
つまり・・次の半減期までにどれだけビットコインを持てるかが重要なポイントというわけです。
ビットコインレインボーチャートの注意点
ビットコインレインボーチャートを使う際には注意も必要です。
チャートは過去のデータに基づいているため、未来の価格を100%正確に予測することはできません。
過去のパターンが将来も続くことを前提として作成されていますが、ビットコインの価格に影響を与える他の要因(政策変更、技術的な問題など)は考慮していません。
ビットコインレインボーチャートは価格動向を理解するのに便利なツールですが、自身の投資目標やリスク許容度に合わせた判断を行うことが大切です。
また、レインボーチャートは長期的なトレンドを知るには有用なツールですが、短期的な価格変動の予測には適していません。
短期で売買する場合は他の分析ツールと併用することをおすすめします。
ビットコインレインボーチャートで未来を予測しよう
今回は「ビットコインレインボーチャート」について解説しました。
ビットコインレインボーチャートは、長期的な価格動向を視覚的に把握するための強力なツールです。
カラーバンドを使用して、価格の過熱状態や割安状態を示すことで、投資判断をサポートします。
レインボーチャートは、特に長期的なトレンドを分析する際に有用なため、半減期後のビットコインの高騰、その後の下落を効果的に予測するのにおすすめです。
ですが、短期的な価格予測には不向きであり、他の分析ツールと併用することをおすすめします。
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