プラチナの勢い止まらず!次のブームはここから始まる?今が投資チャンス?

当ページのリンクには広告が含まれています。

ども♪真毅です。

↓良ければ応援クリックお願いします!
にほんブログ村 株ブログへ
目次

プラチナの需要


プラチナの需要は、産業、投資、宝飾品の三つの主要な領域に分けられます。それぞれの領域での需要の動向は以下の通りです。

  1. 産業需要: プラチナは触媒コンバーター、化学反応の触媒、燃料電池など、多くの産業用途に使用されます。自動車産業では、排ガスの浄化に使われる触媒コンバーターの製造にプラチナが広く使用されています。また、石油精製や化学工業などの分野でも、反応の触媒としてプラチナが必要とされます。
  2. 投資需要: プラチナは貴金属として、投資対象としても人気があります。投資家はプラチナを物理的な形態(例えばプラチナの延べ棒やコイン)で保有したり、プラチナに関連する金融商品(例えばETFや先物契約)を通じて投資することができます。
  3. 宝飾品需要: プラチナはその希少性と耐久性から、高級宝飾品の材料としても重宝されています。結婚指輪やネックレス、イヤリングなどの製造に使用されることが多いです。

プラチナの需要は、経済状況、技術革新、ファッションのトレンド、環境規制など、さまざまな要因によって変動します。たとえば、自動車産業における排ガス規制の厳格化は、プラチナの需要を高める可能性があります。一方で、燃料電池技術やリサイクル技術の進歩は、プラチナの需要を変化させる可能性があります。

プラチナが金より安い理由

プラチナが金に比べて価格が安い理由には、いくつかの要因があります。

まずは、プラチナは金と比べて需要が不安定であるという点。プラチナは触媒コンバーター、化学反応の触媒、燃料電池自動車産業や医療器具産業など、工業用が主な需要であり、約6割を占めます。宝飾品や投資としての需要もあるものの4割程度のため、産業の動向次第で価格が低下するという点が、金との大きな違いと言えます。

2008年のリーマンショック前まではプラチナは金と比べて産出量が少ないことから、価値の高い金属としても取り扱われていました。しかし、自動車大手・フォルクスワーゲンが、アメリカでディーゼル車を売るにあたって不正を行っていた事件や近年のEVブームによって排ガス浄化の触媒としての需要が減少。

逆に金はドルのリスクヘッジとして購入される面もあり、プラチナの価格下落とは逆に大きく上昇しました。

プラチナは上昇するのか?

私は3つの理由からプラチナには追い風が吹いていると考えています。

1つ目は昨年から2年連続の供給不足が予想されています。プラチナの国際調査機関英ワールド・プラチナ・インベストメント・カウンシル(WPIC)は3月に2024年の世界需給が2年連続で供給不足になるとの見通しを示しました2023年は87.8万トロイオンス(約27トン)の供給不足でしたが、今年の不足は41.8万トロイオンス(約13トン)と見込まれています。

2つ目は自動車触媒のプラチナ需要の増加です。残念ながら現在の主要な需要である内燃機関の自動車(ICE)の需要は減少しており、自動車生産の今後の成長は電気自動車と燃料電池自動車の伸びが中心となるでしょう。とはいえ、内燃機関の自動車はゆっくりとシェアを落としながらも主要な移動交通車両の一つとして残り続けることは確実であり、更にいずれはほぼ全ての内燃機関の自動車はマイルドハイブリッド車となっていくと予想されます。

ハイブリッド車は温度変化に従って燃費が大きく変わるため、効率的な排ガス制御のために触媒装置として使われるプラチナ量は多くなります。また、燃料電池自動車(FCEV)に使われる燃料電池のプラチナ需要が、自動車触媒のプラチナ需要が長期的に減っていく状況を補うと期待され、新しいプラチナ需要は2039年までに現在の自動車のプラチナ需要に匹敵するまで増加することが予測されています。

それゆえ、景気が回復し自動車需要が増大すればプラチナへの実需が高まり価格上昇が見込まれるのです。

3つ目は脱炭素対策で需要が増え、価格が上昇する可能性があることです。再生可能エネルギー源(太陽光や風力など)の出力は変動が大きいため、これを効果的に利用するにはエネルギー備蓄技術が必要です。この分野でのプラチナの利用例として、水素の生成(水電解)での触媒利用があります。水を電気分解して水素と酸素に分ける際、プラチナは触媒として使用されることがあります。生成された水素は、エネルギーとして貯蔵または燃料電池で利用されることができ、脱炭素エネルギーシステムの一環として重要です。

供給不足の上、こうしたことから、プラチナには「水素エネルギー」、「環境銘柄」といったテーマがあり、投資需要が盛り上がる可能性は高いと考察しています。

プラチナと金価格のチャート

最後に、プラチナと金価格のチャートです。

カードでも、ゴールドの上はプラチナであるように、旧来プラチナの価格は近価格を上回ってきました。

しかし、2010年以降はこの体たらく。

そろそろ、プラチナは金価格を上回る上昇を見せてもよいのではないか?と考えています。(最後のは私の願望です)

プラチナ価格のチャート

金価格のチャート

↓良ければ応援クリックお願いします!
にほんブログ村 株ブログへ

面白いぞ。このメルマガ。月会費を払うだけはある。

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

真毅のアバター 真毅 自由人

趣味はカメラ、ランニング、読書。職業はシステムエンジニア。昔はリサーチハウスで企業調査、産業分析を行っていました。目標は投資で稼いでゆっくり生きる。資格はFP2級、証券アナリスト。投資対象は日本株、米国ETF、金、暗号資産、不動産。金融資産と実物資産の両輪で資産形成。

コメント

コメントする

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

目次