FRB利上げが経済に意外な追い風?逆張り経済理論が注目される理由

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米国経済は、リセッションの危機を予想していた専門家たちを驚かせるほどの堅調さを保ち続けています。FRBの過去2年間にわたる急速な利上げにもかかわらず、経済はむしろ上向きの兆しを見せています。この背景には、金利上昇が経済に悪影響を与えるという従来の見解とは異なる、ある逆張りの経済理論がウォール街で静かに広まっています。

目次

逆張り理論の概要

この理論は、金利上昇が経済成長の促進要因となっているというものです。つまり、金利上昇が経済の堅調さを支える要因となっており、これまでの危機感は必要なかったというわけです。主流の経済学者や金融専門家からは疑問視されがちなこの見方ですが、GDPや失業率、企業利益などの指標が示す通り、経済は利上げ開始当初よりも好調です。

利上げがもたらす意外な利点

逆張り理論の支持者は、政策金利の上昇によりアメリカ国民が債券投資や預貯金から大きな収入を得られるようになったと主張しています。この追加収入は消費を刺激し、さらに経済成長を促進しています。これは、従来の見解である利上げによる景気後退とは異なる現象で、経済の新たな動向を示しています。

過去との相違点

この逆張り理論のもう一つの注目すべき点は、米国の財政赤字の増大とその影響です。過去10年間で米国政府の借金は約2倍に増加し、35兆ドルに達しました。この巨大な借金増加が、金利上昇と共に経済に新たな資金を供給する形となり、これが経済に刺激効果をもたらしているのです。高まった金利により債券投資家は毎月500億ドルの追加収入を得ており、これが消費と経済成長を促進しています。

経済学者と投資家の反応

多くの経済学者や投資家は、依然として金利上昇が成長を阻害すると考えています。しかしながら、現実には金利上昇が経済に与える打撃は過去に比べると少ないと認めている人々もいます。この新しい視点は、経済理論に新たな議論を投じることでしょう。

まとめ

経済に対する金利上昇の影響は、これまでの一般的な理解とは異なる可能性があります。ウォール街で広がりつつあるこの逆張り理論は、経済の潜在的な強さと、利上げがもたらす意外な利点を示しています。今後の金融政策において、これらの新しい理論がどのように取り入れられるかが注目されます。

最後に

今回は面白いと思ったBloombergを紹介しました。

今回は米国政府の借り入れが、利上げしても経済への刺激効果をもたらし、インフレが収まらないという話でした。日銀は米国以上に借り入れを行っています。日本は他の国と比べてインフレ率が低いことから上手く日銀が立ち回っている感じがありますが、何かのきっかけで米国のようにインフレが止まらなくなるかもしれません。

米国の現在が日本の未来のように見えて、我々も同じ道を辿る可能性が高いと想像してしまいます。今後、日本の財政的な道筋や金融政策の行方に警戒心を持つことが重要かもしれませんね。

出典:FRBが政策金利を6.5%まで上げる「現実のリスク」ある-UBS

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この記事を書いた人

真毅のアバター 真毅 自由人

趣味はカメラ、ランニング、読書。職業はシステムエンジニア。昔はリサーチハウスで企業調査、産業分析を行っていました。目標は投資で稼いでゆっくり生きる。資格はFP2級、証券アナリスト。投資対象は日本株、米国ETF、金、暗号資産、不動産。金融資産と実物資産の両輪で資産形成。

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