米国のインフレは引き続き鈍化 1月PCE指数を読み解く

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2024年1月のPCEデフレータ(個人消費支出価格指数)の発表がありました。

前年同月比2.4%上昇でした。伸びは前月の2.6%から縮小し、2021年2月以来の低さとなりました。伸びは前月比では0.1から0.3%の増加と拡大したものの、連邦準備理事会(FRB)は6月に利下げに着手する軌道から外れないと見られています。

PCEデフレーターはFRBが半期に一度、議会に提出する報告書の中でインフレ見通しとして用いられるため、最も重視される物価指数です。

食品・エネルギーを除いたPCEコアデフレータは前月比0.4%、前年比2.8%と、どちらもほぼ予想通りの結果となっている。

  • PCEデフレータ:前年比 2.4%(予想:2.4%) 前回:2.6%
  • PCEコアデフレータ:前年比 2.8%(予想:2.8%) 前回:2.9%

前年同月比で見るとFRBの2%目標からは依然として高い状態ですが、事前に予想を上回るのではとの警戒感も市場で高まっていたこともあり、ひとまず安心感に繋がっています。

前月比で大きく上昇しましたが、コロナ前の水準を維持していることには変わりません。

  • PCEデフレータ:前月比 0.3%(予想:0.4%) 前回:0.1%
  • PCEデフレータ・コア:前月比 0.5%(予想:0.4%) 前回:0.1%

1月の値を見ると所得の減少に比べて支出の減少が少ないのが気になりますね。支払利息も高くなったことを勘案すると、米国の個人消費が陰りが見え始めたように見えます。

ただ、悪化したのはまだ一ヶ月です。1月と同じ状態が3ヶ月続き、失業率も上がるようなら、リセッションは避けられないと感じます。ソフト・ランディングになればいいですが、まだ予断を許しませんね。

来週の雇用統計の発表に注目です。

  • 個人所得:前年比 2.10% 前回:4.23%
  • 個人支出:前年比 4.52% 前回:5.94%
  • 個人利息支払い:前年比 38.17% 前回:37.41%

Febウォッチを見ると、先週まで3月、5月のFOMCで利下げする予想はなくなりましたね。

6月も微妙な確率になって来ました。

粘着質で強固なインフレですね~

FRBの綱渡し感が半端なくなってきました。

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この記事を書いた人

真毅のアバター 真毅 自由人

趣味はカメラ、ランニング、読書。職業はシステムエンジニア。昔はリサーチハウスで企業調査、産業分析を行っていました。目標は投資で稼いでゆっくり生きる。資格はFP2級、証券アナリスト。投資対象は日本株、米国ETF、金、暗号資産、不動産。金融資産と実物資産の両輪で資産形成。

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