結論
2024年も差し迫り、新NISAの開始が近づいてきました。
投資初心者の方は積立投資を考えていると思います。
年の瀬になり「オルカン」か「S&P500」か、どっちのインデックスファンドが新ニーサに適しているか論争が激しくなってきました。
私の結論としては、「S&P500」が良いという立場です。
両方の「投資信託説明書(交付目論見書)使用開始日 2023.7.25」を見て気づいたのですが、eMAXIS Slimのベンチマークを開始した2018年5月からはリターンもリスクもS&P500のほうが低いです。
年間最高上昇率 | 年間最高下落率 | 年間平均騰落率 | |
S&P500 | 55.5% | -7.8% | 16.2% |
オルカン | 56.5% | -12.2% | 12.0% |
未来はわかりません。
ただ、目論見書を見る限りではS&P500がリスク&リターンどちらとも優位と言えそうです。
目論見書の投資リスク
S&P500

オルカン

S&P500がオルカンより優位なのか考察
なぜ、S&P500がオルカンより優位なのか自分なりの考察してみました。
- S&P500の企業はグローバル企業がほとんどであり、企業そのものが世界的に分散されている。そのため、新興国が優位な時期は新興国に投資を増やし利益を上げ、アメリカが優位の時期はアメリカに投資を増やし利益を上げるなど、新興国企業より利益を上げやすい体質である。
- 米国の利上げとドル高進行時においては、新興国のドル建て債務が膨張するなどの懸念があるため、結果的に米国の経済に新興国の経済は左右される。
- 日米欧を中心とする西側経済圏と中国・ロシアを中心とする東側経済圏の分断が懸念される中、高い経済成長が確実視されるインドがアメリカと関係を改善させている。
- 世界中から優秀な人材が集まるアメリカのハイテク産業が好況である。高いイノベーション力を背景にAIなどの新たな成長企業・成長産業が登場しており、相場を牽引している。
3,4は今後のアメリカの動向も含まれていますが、現状からどう考えても世界的にアメリカの優位は揺るがないと思うんですよね~
世界の分断が回避されれば、アメリカの豊かさが世界に分配されるため、オルカンが優位と思います。
しかし、現在は世界が分断に向かってます。
分断に向かう場合は、世界の成長の恩恵を一番受けるのがアメリカで、アメリカと対立しているロシア・中国を中心とした共産圏は衰退する可能性が高いと思います。
そうなると、オルカンに含まれている、中国やロシアが足を引っ張り、オルカンよりもS&P500のほうがパフォーマンスが良いと想像します。
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