PPIとは
生産者物価指数(PPI)は、生産者が自社の生産物に対して受け取る価格の変動を測定する指標です。これには、原材料や中間財だけでなく、最終製品の価格も含まれます。PPIは、物価の変動を早期に検出するために使用され、インフレやデフレのトレンドを理解するための重要な指標の一つです。
PPIは、特定の産業セクターや商品カテゴリーに焦点を当てたデータも提供し、経済分析や政策立案に役立てられます。詳細な情報は、米国労働統計局のウェブサイトで確認できます。
2月のPPI(生産者物価指数)
2月の卸売物価指数(PPI、最終需要向け財・サービス)は前月比(季節調整済み)で0.6%上昇となりました。
伸びは1月の0.3%上昇から加速し、市場予想の0.3%上昇を上回りました。
ガソリンや食料品など財(モノ)の価格が上昇しており、インフレ再加速に対する懸念が高まる可能性があります。
生産者物価指数(PPI)
- 前月比:0.6%(予想:0.3%) 前回:0.3%
- 前年比:1.6%(予想:1.2%) 前回:1.0%
今月はPPIもPPIコアも予想を上回りました。
前月比、前年同月比でも上昇しているため、想像以上にインフレの懸念が高まってますね。
PPIもCPIと同様にエネルギー価格の上昇が指数をお仕上げているようです。
私はCPIは上回ってもPPIは違うと思っていました。
世界的に経済は弱い指標が出ているので。。。
思った以上に米国は強いです。
生産者物価指数(PPI)食品・エネルギー除くコア
- コア前月比:0.3%(予想:0.3%) 前回:0.5%
- コア前年比:2.0%(予想:1.9%) 前回:1.7%
このままじゃ、PCE価格指数も上昇しそうですね。


PPIは6ヶ月程度CPIやPCEデブレーターより先行する傾向にあります。
PPIが先行指標と考えるとCPIもPCEデフレーターも上昇しそうですね。
インフレ再燃か~

FEBウォッチ
PPIの発表でFebウォッチはほぼ変わりませんでした。今年の利下げは3回の予想のままです。

GDP NowのGDP予想
GDPNowの値は2.5%から2.3 パーセントと微妙に下がりました。
PPIが上がってもインフレは鈍化するという結果になっています。


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