PCEデフレータ
2024年4月のPCEデフレータ(個人消費支出価格指数)の発表がありました。
- PCEデフレータ:前年比 2.7%(予想:2.6%) 前回:2.7%
- PCEデフレータ:前月比 0.3%(予想:0.4%) 前回:0.3%
- PCEコアデフレータ:前年比 2.8%(予想:2.7%) 前回:2.8%
- PCEデフレータ・コア:前月比 0.3%(予想:0.4%) 前回:0.3%
2024年1月からのPCEデフレータ(個人消費支出価格指数)
- 2024年4月:前年比2.7%(予想:2.6%)
- 2024年3月:前年比2.7%
- 2024年2月:前年比2.5%
- 2024年1月:前年比2.4%
2024年1月からのPCEコアデフレータ(食料品とエネルギーを除く)
- 2024年4月:前年比2.8%(予想:2.7%)
- 2024年3月:前年比2.8%
- 2024年2月:前年比2.8%
- 2024年1月:前年比2.9%
このデータを見る限り、PCEデフレータは今年に入って上昇傾向ですね。
PCEコアデフレータもほぼ横ばいのため、インフレの沈静化に手こずっている印象を受けます。
今年は大統領選挙の年でもあり、株価を維持したいため、利上げはないと思いますが、数値を見る限り後1回の利上げしないとインフレは沈静化しない気がします。
ただ、利上げを後1回すれば、景気は必要以上に越し折れる可能性があるため、判断は難しいですね。
FRBの言っているように、長期の5.25-5.5%を長く続けるのが最良の選択かもしれません。
前月比で見ても、上昇傾向が維持されています。
CPI、PPI、PCEデフレータと上昇傾向ですね。
CPI、PCEデフレータはPPIの後を追う傾向があるので、7月ぐらいまでは上昇が続きそうです。
PPIは昨年の11月から上昇しています。
個人所得、個人支出、個人利息支払い
個人所得減少に伴い、個人支出、個人支払利息も下がってきました。
利上げの影響がで始めていますね。
いい傾向です。
- 個人所得:前年比 1.04% 前回:1.31%
- 個人支出:前年比 5.32% 前回:5.57%
- 個人利息支払い:前年比 13.25% 前回:19.12%
Febウォッチ
Febウォッチを見ると、9月利下げの確率が高そうです。
CPI、PCEデフレータが前月と同水準のため、利下げ期待がほぼ変わらない1ヶ月となりました。
個人的にはインフレは夏までは維持、または上昇すると考えているので9月の利下げも怪しいと思っています。
情報ソース
https://www.bea.gov/news/2024/personal-income-and-outlays-april-2024
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